カバを恐れて、夜には人通りがなくなる街
アフリカでは、毎年カバに人が襲われ、死者が絶えないといいます。驚くことに、そんなカバが夜な夜な出没する街があります。それは、南アフリカにある「セントルシア」。

河口近辺 かつ 川沿いに存在する街で、夜の間は、闊歩するカバを恐れて人通りが殆どなくなるそうです。
道路・駐車場・民家の庭など、さまざまなところに出没し、生えている草を食べるとのこと。

実は元々、この付近はカバの食事の場だったそうですが、後から人間が街を作ったといいます。
ちなみにカバは、基本的に昼間は水の中で過ごしているそう。

陸に上がって草を食べるのは夜で、食事が終わると再び川へ戻っていきます。
世界遺産の観光拠点でもあった
カバが出没する世にも珍しい街・セントルシアは、世界遺産「イシマンガリソ自然公園」の観光拠点になる街でもあります。

“イシマンガリソ”という名前は先住民の言葉で『驚異』を表しており、南北に200kmほど続く大砂丘も広がっています。
生物の多様性が認められ、1999年に世界遺産に登録されたイシマンガリソ自然公園。近年では、生きた化石「シーラカンス」の姿も撮影されており、生物たちに関する“驚き”がまだまだ残る場所です。

TBSで毎週日曜よる6時から放送中の『世界遺産』では、このほかにも世界に登録されている文化遺産、自然遺産などの貴重な映像が見られます。
世界遺産
日曜よる6:00~