禁止にしたことで、会社が良くなった事実
【遅刻やお休みなどの勤怠連絡を禁止】したことで、“3年間 従業員が辞めなくなった”という会社があります。
その会社とは、「パプアニューギニア海産」。その名の通り、パプアニューギニア産のエビで「冷凍のエビ」や「エビフライ」を作ってスーパーやオンラインショップで販売をしている会社です。

ここでは勤務のシフトなどがないため、“好きな時に来て働けて、好きな時に帰れる”のがルールだといいます。
こうした仕組みだと『働く人が来ず、生産量が落ちるのでは…』と思いがちですが、時給で働くパートさんたちは休みすぎるとその分お給料が減ってしまうため、きちんと働きに来てくれるそう。今のところ生産量も落ちず、欠品もゼロとのことです(※2022年9月放送時)。

その上、離職率が減ったことから従業員全員がベテランになり、少ない人数でもたくさんの生産をできるようになったというから驚きです。この事実を受け、日本中の企業から視察が殺到しているといいます。
また、会社には【嫌いな作業をするのは禁止】というルールもあります。これは、パートさんに“得意な作業をやってもらったほうが効率が上がる”という考えから施行されているもので、毎月全員に嫌いな作業についてのアンケートを取っているそうです。

会社では、目先の生産効率よりも、従業員のストレスになることに注目して禁止にしているとのこと。それによって以前よりも商品のクオリティも上がり、受注量も増加したそうです。
不要なトラブルを避けるため、従業員同士が助け合いをしたり仲良くしたりするのも禁止しているそうですが、会社の年間売上げは1億3000万円ほどと絶好調。パプアニューギニア海産の仕組みをモデルとした企業や工場などが、今後どんどん増えていくかもしれませんね。
TBSで毎週日曜日に放送されている『がっちりマンデー‼』では、このほかにもさまざまな企業や業界など経済に関する情報が紹介されています。
がっちりマンデー!!
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