約2分半でお店のパスタを作り上げるロボットがスゴすぎる

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世界初のパスタ自動調理ロボット

東京・丸の内にあるスパゲッティ専門店「エビノスパゲッティ」では、“盛り付け以外のすべての調理工程を自動で行う”世界初のロボット「P-Robo」を使って、月商600万円を叩き出しているといいます。

ロボットが作ったペペロンチーノロボットが作ったペペロンチーノ

パスタはお客さんたちも絶賛しており、見た目では機械によって作られたようには思えません。

そんなパスタ自動調理ロボット「P-Robo」の一番の特徴が、調理がとにかく速いという点。一般的なお店ではパスタを作るのに10分以上の時間を要しますが、P-Roboはおよそ2分30秒で完成品を生み出します。

パスタ自動調理ロボット「P-Robo」パスタ自動調理ロボット「P-Robo」

スピードを実現するのは、以下のような流れ。

1. お客さんはメニューのQRコードを読み取り、パスタを注文。

2. キッチンの店員さんは、注文が表示されるタブレットから、そのパスタを選択。

3. それを受けたP-Roboはすぐさま麺を沸騰したお湯に入れ、小刻みに揺らしながら茹でる。

麺を沸騰したお湯に入れ、小刻みに揺らしながら茹でる麺を沸騰したお湯に入れ、小刻みに揺らしながら茹でる

4. その間、鉄製の鍋の中に、ソースとカット済みの具材を準備。

5. 茹で上がった麺を4に投入したのち、IHヒーターの上で麺・ソース・具材を混ぜ合わせる。

IHヒーターの上で麺・ソース・具材を混ぜ合わせるIHヒーターの上で麺・ソース・具材を混ぜ合わせる

6. 麺とソースが充分に絡んだら、回転速度を上げて一気に炒める。

7. 炒め終わったら、店員さんがお皿に盛り付けて完成。

ここまでの一連の流れを2分30秒ほどで行うので、「パパッと食べたい」という思いがあるお客さんから好評を得ています。

一連の流れを2分30秒ほどで行う一連の流れを2分30秒ほどで行う

 

採用するお店側にも嬉しいポイントが

パスタ作りで時間がかかるのは、麺を茹でる作業と具材の仕込み。一般的なお店だと、これらを限られた人数で行うため、どうしても時間がかかってしまいます。

一般的なお店だと、麺を茹でる作業と具材の仕込みに時間がかかる一般的なお店だと、麺を茹でる作業と具材の仕込みに時間がかかる

一方、P-Roboは作業を同時に行うことができ、スピーディーな提供を可能にしています。これによって客席回転数を上げることもでき、時にはランチタイムで約5回転することもあるそう。

一連の作業をマシンが行うことから、調理スタッフの省人化にもつながるため、お店側にもメリットがあります。世界初のパスタ自動調理ロボット「P-Robo」、今後さまざまなお店で見かける日が訪れるかもしれません。

TBSで毎週日曜日に放送されている『がっちりマンデー‼』では、このほかにもさまざまな企業や業界など経済に関する情報が紹介されています。

 

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