レンチンできる「冷やし中華」がスゴイ
売上げ約2500億円を誇る、冷凍食品業界No.1メーカーの「ニチレイ」。そこで開発された冷凍食品「冷やし中華」が、いま注目を集めています。
とくに驚きなのが、レンジでチンをして温めるけれど、冷たい食べ物だという点。

それを実現するため、商品の中にもともと“氷”が入っているのが特徴です。
作り方は簡単。袋から取り出したら600Wの電子レンジで2分50秒チンし、タレをかけて氷と麺を混ぜて冷やすだけです。

出来上がった麺の食感はシコシコで、高レベルな味を体感できます。
実は、電子レンジの特性を利用した商品
実は「冷やし中華」は、電子レンジの特性を利用した冷凍商品。商品にもともと氷がのっていることにも理由があります。

電子レンジは、マイクロ波が水分を振動させた摩擦熱で食材を温めています。しかし、氷は個体のためあまり振動せず、熱ができないので溶けにくいそう。それによって、“レンジで温めても冷たい食べ物”を実現しています。

開発の際には、麺のコシをしっかり感じられる状態にすることに苦労したとのこと。
美味しい商品を作り出すため、チンする時間やタレと氷で麺を冷やす時間などを細かく計算したそうです。

その結果、麺を少し硬めに茹でておくことで、氷が溶けた時にピッタリのコシが出たものを作り出すことに成功しました。
そんな冷やし中華ですが、2022年の春に発売した冷凍食品の中で一番売れており、売行きは既に約200万食を突破(※2022年8月放送時)、目標は10億円を想定しているとか。現在は同じように氷を使った「極太つけ麺」の開発を進めているとのことで、今後もますますがっちりしていきそうな予感です。
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