寒い6月に、アイスや新年を楽しむ国?
「ニュージーランド」は、国民一人あたりのアイスクリーム消費量が世界一だという国です(World Atlas)。

“世界で最もアイスクリームを食べている”とも言えるこの国は、地球の南半球にあることから、6~8月の間は冬季。しかし、それでも街中には、アイスクリームを食べる人々の姿があります。
そんなニュージーランドですが、6月末に「マタリキ」という時期を迎えるそう。いわば日本で言うお正月のような期間だといいます。

マタリキのそもそもの意味は、日本では“すばる”と呼ばれるプレアデス星団のこと。これらが北東の空に昇る期間は、ニュージーランドの先住民・マオリにとって新年を迎える時期だといいます。
現在のマオリの長老は、「海洋民族である僕たちにとって、星は航海の助けになり、食べ物の収穫時期も教えてくれる大切なもの。(時期としての)マタリキは、今でも家族や祖先たちと分かち合い、感謝するお祝い」と語ります。

ちなみにマタリキは、2022年からニュージーランドにおいて、国民の祝日(※2022年は6月24日)に制定されています。
それを受けて、今年のマタリキの期間は各地でイベントが行われ、例年以上の盛り上がりを見せたそうです(※2022年8月番組放送時)。

日本では猛暑を迎えるなか、冬季のニュージーランドではアイスクリームや年始のイベントを楽しんでいると思うと、なんだか不思議な感覚ですね。
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