実は泳げないカバ、水中でどうしてる?『世界遺産』に暮らす動物の“意外な得意技”

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世界遺産に登録された地で生きる動物たちの、“意外な得意技”をご紹介します。

① カバの意外な得意技とは?

アフリカ・タンザニアの世界遺産「セルー動物保護区」は“カバの王国”ともいえる場所。夜に陸上で草を食べ、日中のほとんどを水の中で過ごすカバですが…なんと泳げないそう。

タンザニアの「セルー動物保護区」は“カバの王国”タンザニアの「セルー動物保護区」は“カバの王国”

そんなカバの得意技は、“水中を走る”こと。水深のある川の中さえ、勇猛に進みます。

カバは水中を闊歩カバは水中を闊歩

ちなみに、カバの体は水より比重が大きく、沈んでしまうとか。そのため、泳げないカバにとって浅い川は理想のすみかです。

② オランウータンは、毎日ベッドを作る!?

マレーシアの「キナバル自然公園」は、東南アジアの最高峰・キナバル山を擁する世界遺産です。
山の周囲に広がる熱帯の森に住むのが、オランウータン。“森の巨人”と呼ばれ、大きなオスは体長約1.5m、体重80kgほどになるそうです。

オランウータンのオスオランウータンのオス

彼らの得意技は、“ベッド作り”。夕方になると木の枝を折り曲げて幾重にも重ね、新しい寝床を作るのが、日課です。

毎日のベッド作りが日課毎日のベッド作りが日課

なかには木の上のベッドを作るとすぐに寝入り、夜明けまでぐっすり眠るオランウータンもいます。

③ ガラパゴスのウミイグアナは、海に潜る

赤道直下、太平洋に浮かぶ世界遺産「ガラパゴス諸島」(エクアドル)に生息しているのは、ウミイグアナ。地球上でこちらの場所にしかいない、固有種です。

ガラパゴス諸島の固有種・ウミイグアナガラパゴス諸島の固有種・ウミイグアナ

彼らの得意技は、“息を止めて一時間以上海に潜る”こと。海の中では鋭いカギ爪で岩にしがみつき、海藻を食べます。

一時間以上海に潜ることができる一時間以上海に潜ることができる

生きる術を磨き、たくましく命をつないできた動物たち。その意外な得意技には、驚きですね。

TBSで毎週日曜よる6時から放送中の『世界遺産』では、このほかにも世界に登録されている文化遺産、自然遺産などの貴重な映像が見られます。

世界遺産

日曜よる6:00~

 

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