枝豆に注力する“村”の真相
日本には、“村”でビジネスを行い、高い収益を上げている場所が存在します。
その場所とは、新潟県にある弥彦村。人口7000人ほどの小さな村ですが、枝豆を使ったビジネスを推進しています。

実はそもそも、新潟県は枝豆の作付面積・消費量ともに日本一の県(※出典 農林水産省「作物統計調査2020」、総務省統計局「家計調査2021」)
まさに枝豆の聖地ともいえる新潟県ですが、その中でも弥彦村では、ブランド枝豆づくりに2019年頃から力を入れているといいます。

話によれば、弥彦村一帯の土壌は、粘土質で水分と養分が豊富なため、美味しい枝豆づくりに適しているとのことです。お米を作るよりも高い利益が出るそうで、10アールあたり約35万~60万円の収入になるとか。

こうした点もあって村では、2021年に約8000万円の売上げを叩き出し、2022年においては約1億5000万円の売上げを見込んでいます。
1億円プレイヤーの枝豆農家を誕生させるのが目標!?
そんな弥彦村では現在、“枝豆農家で1億円プレイヤーを誕生させる”試みをしているといいます。
その一環として、枝豆専用の共同選果場を設置したり、枝豆専用のコンバインを購入するなど、枝豆農業を村長がサポート。それを受けて米作から枝豆づくりにシフトする農家さんも急増しているそうです。

実際に、村で枝豆を作る農家の人に話を聞くと「(弥彦村の枝豆農家の稼ぎは現在)枝豆単品で行くと年1000万円前後くらい」とのこと。
弥彦村では、ハウスを使うことで、通常よりも早い時期の5月頃から枝豆を栽培します。そのため、5月~10月の長期間にわたって枝豆で稼ぐことができ、農家の人の高い収益にもつながるそうです。

とくに5月においては、新潟県でも弥彦村でしか枝豆が出ないこともあって、がっちり稼ぐことができるとか。
将来的には枝豆の海外輸出も考えているという弥彦村。枝豆農家から1億円プレイヤーが誕生するのも、夢ではないかもしれませんね!
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