いまブームの「ご当地コロッケ」…実は、その土地で作られたものではないかも?

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ご当地コロッケなのに「大阪」で作られている?

「しらすコロッケ」や「すきやきコロッケ」など、人気のご当地コロッケ。それらにはなんと、大阪にある会社「合同食品」で作られているものがあるといいます。

すきやきコロッケすきやきコロッケ

食材の特徴を生かして美味しいコロッケを開発するそのお仕事は、いわば“コロッケプロデュース”。社長いわく「22都道県で72種類の(ご当地)コロッケを作っている(※2022年5月放送時)」とのことです。

こうした背景には、特産品を使ってご当地コロッケを作るという、近年の観光地におけるブームがあります。その中には「美味しいコロッケを作るノウハウがない…」と悩むお店の人もいるとか。

「美味しいコロッケを作るノウハウがない…」と悩むお店の人もいる「美味しいコロッケを作るノウハウがない…」と悩むお店の人もいる

そんな依頼者たちに代わって商品開発を行うのが、合同食品の役割です。

“ご当地コロッケ”ならではの工夫も

実際にコロッケを作るときには、特産品をしっかり生かすように心がけているそうです。

たとえば江の島名物のしらすを材料にした際は、ポテトと合わさっても分かるよう、竹炭を混ぜる工夫をしています。

竹炭の混ざった「しらすブラックコロッケ」は、累計約40万個売れるほどの商品に竹炭の混ざった「しらすブラックコロッケ」は、累計約40万個売れるほどの商品に

結果的に、この「しらすブラックコロッケ」は、累計約40万個売れるほどの商品になったとか。

また、合同食品で開発されたコロッケたちは、“観光地で販売される”という性質から、食べ歩きを考慮して作られています。味付けも、ソースなしで食べられるように濃いめに仕上げられているそう。

食べ歩きを考慮して作られている食べ歩きを考慮して作られている

高いクオリティのコロッケが話題となって全国から依頼が集まり、現在の年間売上げは約4億円だという「合同食品」。あなたが観光地で食べるご当地コロッケも、もしかしたら大阪で作られたものかもしれませんね。

TBSで毎週日曜日に放送されている『がっちりマンデー‼』では、このほかにもさまざまな企業や業界など経済に関する情報が紹介されています。

 

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