小田原城や江戸東京博物館でも導入
アソビューの「電子チケット」は、事前にネットで予約・購入し、スマートフォンでQRコードを提示するだけで、利用できるチケット(※小田原城の場合)。従来のように、窓口に並んで購入する必要はありません。

現在、美術館・博物館をはじめ、京都の元離宮二条城や江戸東京博物館などでも導入されています(※2022年1月放送時点)。

屋内型の文化施設に、電子チケットが急速に広がった背景には、コロナ禍の緊急事態宣言があるそう。この期間、特に屋内の施設は“3密”を考慮して、時間ごとに入場者数を制限する必要がありました。

紙のチケットで人数制限に対応しようとすると、時間別の券の準備・販売枚数の管理などが大変で、施設の運営と両立することは困難です。
一方電子チケットなら、時間・敷地面積当たりの上限人数を設定するだけ。あとはシステムが管理するため、人数制限に対応しながら無理なく施設運営を継続できます。
電子チケット購入時のデータも活用!
アソビュー(株)は元々、全国の野外レジャー施設を検索・予約できるサイトを運営している会社です。

しかし、コロナの影響で遊び場の予約が激減したことを転機に、電子チケットのサービスを開始。さらに導入施設に対して、電子チケットから得られる情報(居住地・年齢など)を提供・分析するサービスも行っています(※TBS Topics編集部調べ)。

また、アソビューは電子チケットに加えて、お客さんが安心して遊べるよう“感染予防対策ガイドライン”を独自に作成。無償で施設に提供することで使用者を増やしました。
コロナ禍の苦しい時期を乗り越えて、V字回復したアソビュー(株)。電子チケットは、導入費用が無料で施設側が利用するハードルが低いため、今後も広まっていきそうです。

がっちりマンデー!!
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