日本で唯一「免疫」と表記できる乳酸菌
キリンが発見したという、「プラズマ乳酸菌」。これには、免疫を高める細胞(プラズマサイトイド樹状細胞)を元気にする効果があるそう。

プラズマ乳酸菌は日本で唯一、飲み物やお菓子などのパッケージに「免疫」と表記できる乳酸菌でもあり、「免疫ケア」などのアピールをすることができます。このことから、カンロなどのキリン以外のメーカーがプラズマ乳酸菌入りの商品を販売しています。
また、この菌には“菌が死んでいても生きていても、同じ効果を得られる”という特徴もあるので、粉末状にしたり、室温での保存が可能。
そのため、これまで乳酸菌を使いづらかった飴やグミなど、調理工程で熱を使う商品にも使用できます。

ちなみに普通の乳酸菌は、生きていないと効果が消えてしまうため、使えるのはヨーグルトのような“冷えていて、水分があるものだけ”とのこと。
プラズマ乳酸菌が誕生したことで、様々な商品で乳酸菌が使えるようになりました。
ビールの天敵「乳酸菌」を研究するキリン
乳酸菌は本来、ビールを腐敗させてしまうビール作りの天敵。キリンでは敵を知るために創業当時から乳酸菌を詳しく研究し、その過程でプラズマ乳酸菌を発見しました。

そして、世界の様々な科学誌にプラズマ乳酸菌に関する論文を提出。約10年積み重ねた結果、2020年8月に日本で初めて「パッケージに免疫と表記する届出」が消費者庁に受理されました。
プラズマ乳酸菌は、様々なメーカーから注文が殺到。わずか1年でプラズマ乳酸菌事業の売上げは約1.6倍に急増し、2021年の見込み年商は135億円となっています(※2021年11月放送時点)。

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