ネット向けの占いサイトやアプリを、約350個も開発・運営している(株)ザッパラス。占いで儲かっている背景には、2つの理由がありました。
占いでがっちり儲かる2つの理由とは?
理由① 有料会員が100万人以上
ザッパラスのサイトでは、100万人以上の有料会員(月額330円~)が、四柱推命やタロット・手相占いなどのサービスを利用しています(※2021年10月放送時点)。

ザッパラスの占いの特徴は、ネット上でも直接占ってもらっているような臨場感を味わえること。
占い師と共にサイトやアプリを作っており、特にコンテンツを作る際には、ライターが同席して占い師の使う言葉や喋り方・表現法などをしっかり聞き取り、鑑定ページに再現しています。

そのためネット上の「文字だけの鑑定」でも、占い師から直接占いを受けているような臨場感を味わうことが可能です。
また、占いビジネスで1番重要なのは、良い占い師を集めること。そのためザッパラスでは、社員が自身の正体を隠して占いを受けスカウトすることもあります。

占いが当たることは大前提として、“しっかりした知識や理論を持っているか”や、“相談者に分かりやすいように説明できるか”などに重点をおいて、チェックしています。
理由② 占いを企業にも提供
ザッパラスは、個人に対してだけではなく企業にも占いを提供。
女性誌の占い欄のほか、企業サイトの中に占いページを作ることで販促やマーケティングに必要な情報を企業が収集できるようにしています。

ユーザーが占いを受ける場合には、生年月日や性別・血液型などについて“本当のことを教えてくれる可能性が高い”という特徴があります。
そのため企業サイトの中に占いページを作ることで、マーケティングに必要な信頼性の高い情報を得ることが可能です。

そのほかにも、食品の通販サイトに占いの結果に基づく「ラッキーフード」を掲載することも。商品を購入する後押しになるため、企業は売り上げアップを期待できます。
創業当初の2000年から着メロや待受画面を売るサイトとともに、占いのサイトも開設した(株)ザッパラス。今では占いが儲かりの大黒柱になり、2009年に東証一部に上場、2020年の売り上げは48億円と絶好調です。
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~