① 西武線乗り放題なのに、きっぷは東急で?
東京メトロや小田急電鉄は、1日乗り放題になるきっぷを通年で販売していますが、西武鉄道には、通年で販売されている乗り放題きっぷはありません。
しかし「東急線西武線まるごときっぷ」を使って東急電鉄の駅から乗車することで、“いつでも西武鉄道が乗り放題”になります。

このきっぷは、東急電鉄の券売機で購入が可能。東急電鉄・中目黒駅で購入した場合、きっぷの代金は1,620円(税込)になります(※2021年7月放送時)。

乗り放題になる区間は、東京メトロ副都心線(渋谷駅~小竹向原駅)と西武線全線。東急線は、購入する東急線の駅から渋谷駅までの往復のみ可で、途中下車は不可となっています。

東急線西武線まるごときっぷを使えば、途中下車しながらの観光がより気軽に。沿線グルメを満喫したり、西武鉄道ファンに人気の高い電車の撮影をして駅を巡ったりもできます。
詳細はこちら→東急電鉄から乗ると“西武線が乗り放題になるきっぷ”ってどういうこと?
② 今も乗れる!五感で感じる蒸気機関車
栃木県の「東武鉄道鬼怒川線」では、蒸気機関車「SL大樹」を運行中。煙と水蒸気を吐きながら力強く進む姿が人気を集めています。

区間は、下今市駅から鬼怒川温泉駅まで。通常の列車よりゆっくり走るため、車窓からの眺めをたっぷり楽しめます。(※土休日を中心に、2往復4本運行しています)

SLの姿を写真に残そうと通うファンの一人は、「上り坂は苦しそうに走り、下り坂は軽快に楽しそうに走る。SLは体温を持っている」と、その魅力を語ります。
また、下今市駅併設の機関区では、ガラス越しにSLの点検・整備の様子を見学できます。

整備士さんは「お客様にも煙・火・油の匂いを五感で感じて、SLを体感していただきたい」と話します。
詳細はこちら→レトロ気分が味わえる、風情たっぷりの鉄道2つ
③ これが整備場?普通のマンションのようだけど…
一日に約500万人が利用する地下鉄「東京メトロ」(※2020年度 1日平均輸送人員)。
その地下鉄の整備場の一つ、「王子検車区」があるのは、なんと住宅街。一見すると外観は、普通のビルやマンションのようにも見えます。

しかし、建物の地下3階まで下りると、そこには東京メトロ・南北線の巨大な地下整備場があります。

6両編成の列車を、5本並べ置くことができる車両基地になっており、広さは16000m²ほど。これは、テニスコートおよそ60面分と同じくらいの広さです。
ちなみに、王子検車区の目と鼻の先には、南北線の「王子神谷駅」があります。