高級感ある風合いで人気
(株)山翠舎が扱っているのは、戦前に建てられた古民家の木材。年月をかけて育まれた、新品にはない風合いが人気です。
古民家の木材は、旅館の古民家風客室の建築などに使用されており、“歴史と高級感を感じさせる空間”を生み出しています。

味わいのある木材が好評で、特産品売り場の内装で使用したところ、売上げが以前の1.5倍以上に増加したという道の駅もあるそうです。
インテリアや住宅にも使われている
山翠舎は高級旅館や道の駅などで古民家の木材を活用するほか、加工や古民家の移築など、様々な方法で“家のリサイクル”を行っています。
古民家の扉をテーブルに
柱や梁だけではなく、古民家の扉なども取り扱い、加工も行う山翠舎。「このサイズのテーブルが欲しい」という発注にも対応しています。

古民家の木材はそれだけで価値のあるものですが、加工することでより価値が高くなることも。
中には約150万円の価値がついた、およそ100年前の蔵に使われていた扉を使ったテーブルもあります。
古民家の“移築”も手掛ける
古民家の解体を請け負い、そこから出た木材を買い取ることで古材を確保している山翠舎では、古民家を解体して別の場所で建て直す移築も実施。デザインから運搬・組み立てまでを、一手に担っています。

また、(既存の家の)一部分に古民家の木材を入れる、という部分的な工事にも対応しています。
(株)山翠舎は元々、家やお店を建てる普通の工務店でしたが、リーマンショックで売上げが1億円以上減少。倒産の危機に瀕したこともありました。
しかし、住宅の木材を再利用する“家のリサイクルビジネス”を2009年に始めたことで危機を脱出。今期の売上げは9億円を見込み、好調です(※2021年9月放送時点)。
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~