9月28日(火)~30日(木)に新国立劇場にて公演する朗読劇「湯布院奇行」。成田凌、黒木華、コムアイという“奇跡"とも言える競演が生み出すのは、現実と夢想の狭間で翻弄される作家の男(成田凌)とそこへ導く女たち(一人複数役・黒木華)による耽美と官能の世界。そしてコムアイが物語全体を包み込むように歌うことで、朗読劇を超えた夢幻の世界が拡がる――。令和の村上春樹と称されるベストセラー作家・燃え殻による、新境地とも言える書き下ろし原作を、映画「花束みたいな恋をした」「罪の声」の監督であるTBSテレビのヒットメーカー・土井裕泰が演出する。映像という主戦場を飛び出し舞台に初挑戦する土井が、成田凌と黒木華という今をときめくトップアーティストを迎え、どんな世界を見せてくれるのか、今から興味が尽きない話題作だ。
そんな「湯布院奇行」で、ややとっつきにくさのある朗読劇に親しんでもらおうと行っている、TikTokを使ったユニークな試みがいま話題を呼んでいる。中心となっているのは成田凌その人だ。
【第一弾の「#あなたに朗読」は再生数27万回を突破】
TikTokを使った試みの第一弾は「#あなたに朗読」というシリーズで、「湯布院奇行」の台本から抜粋された美しく印象的なセリフを成田凌が朗読するというもの。動画の制作担当者は、まるで成田が隣で読んでくれているかのような感覚をユーザーに楽しんでもらいたいと、カメラアングルや声の距離感にこだわったという。1~2分ほどの動画ではあるが、成田の低く甘い声と切ないセリフが楽しめ、多くのユーザーから「心地よい声」「実際に劇場で朗読をきけるのが楽しみ」との声が寄せられ、27万回再生を記録(9月16日時点)するなどバズっている様子がうかがえる。今回の朗読劇の内容にいち早く触れることができるこの動画。一体どんな物語なのか、思いを馳せながら楽しんでもらいたい。
【第二弾の「#朗読デュエット」にはTBS女性アナウンサーが挑戦】
第二弾は「#朗読デュエット」というシリーズで、TikTokの「デュエット機能」を使って成田の相手役を演じることが出来るというユーザー参加型のもの。成田のセリフは、黒木演じる謎の女性「忍」に翻弄される物語の核心的シーンから抜粋。すでに12万フォロワーのいる人気クリエイターが参加し話題になっているが、この「#朗読デュエット」シリーズに「演技体験を通して表現の幅を広げたい」と希望するTBSの女性アナウンサーたちが成田の相手役「忍」として挑戦した。挑戦したのは、日比麻音子アナウンサー、上村彩子アナウンサー、皆川玲奈アナウンサーの3名。そして彼女たちを演出したのは、本編の演出でもある土井裕泰だ。
動画の制作担当者が撮影を振り返る。
・雰囲気を出すために部屋を暗くして、リングライトのもとスマホで撮影。
・事前に台本を読んだアナウンサーが、思い描いた女性像を演じる。
・演技を見た土井が、アナウンサーと女性像についてやりとりしながら、人物像を掘り下げていく。
・土井からはセリフの抑揚や身振り、目線など細かい指定も。
結果、挑戦者三人三様、それぞれ違う女性像の「忍」が出来上がった。
<皆川玲奈アナウンサーコメント>
自分の中にいない人、だけれども自分のちょっとした経験を入れたりとか、そういう風にして人を作っていくのがすごく楽しいなと思いました。
自分とは全く違う人になりたいと思っても、どこかで絶対自分が出てしまうもの。自然に話しているような心の距離感を大切にしました。
<上村彩子アナウンサーコメント>
初めてこういう演技指導をしていただいたので、とても光栄な時間でした。
アナウンサーの仕事だと言葉の中身の表現力は考えますが、言う時の語尾や目線などは考えたことがなかったので、今日学んだことを今度のオンエアにも生かしたいと思います。これから土井監督の作品を見る際には、俳優さん女優さんの表情だったり、言葉の使い方にも注目してみたいと思います。
<日比麻音子アナウンサーコメント>
土井監督の作品を全部見ている私としては、夢の中にいるみたいな感じでした。アナウンサーも一表現者だと思うので、「全身を使う、全身が動くはずだ」っていうその演技という側面が非常に勉強になりました。明日の『あさチャン!』でも全身を使ってお伝えしたいと思います。
<演出・土井裕泰コメント>
今回は短い時間ではありましたが、3人のアナウンサーたちとの「演じる」ということについてのセッションは、私にとっても面白い経験でした。ささやかでも、彼女たちが新しい自分の表現と出会う瞬間が作れたならうれしいです。朗読劇「湯布院奇行」でもそんな瞬間がいくつも生まれる予感がしています。
劇場で目撃していただければうれしいです。
【第三弾の「#ねえ、聞いて」では女子アナウンサーが元カノになりきる】
誰もがクリエイターになれるところが TikTok の人気の秘密だが、その核となるのが編集機能とエフェクト機能だ。第三弾の「#ねえ、聞いて」はそれを最大限に生かした企画で、元カノへの切なく痛い思いを独白する主人公のセリフに対し、ユーザーが思い思いに元カノ役を演じた動画を投稿して楽しんでもらおうというもの。
劇中、二股を掛けた上に主人公をフった少し癖のある女性として描かれる元カノ役に、田村真子アナウンサーと皆川玲奈アナウンサーが挑戦した。担当者の強いこだわりで、「デート中に彼氏が彼女をスマホで撮っている」という設定のもと撮影。撮影当日はあいにくの雨だったが、皆川アナウンサーは赤い傘を使って、少しわがままだけど放っておけない女性を見事に演じてみせた。田村アナウンサーは、笑顔が印象的な大人っぽい女性像で、皆川アナウンサーと違った魅力を発している。
<皆川玲奈アナウンサーコメント>
この女性はこんな仕草をしそう、こんなこと言いそう! と考えて表現しました。想像の人物を演じているつもりでも、自分の要素が入っていたり。発見の連続でした。
<田村真子アナウンサーコメント>
朗読劇「湯布院奇行」のキャンペーンの1つである、TikTok企画に参加させていただきました! 主人公が忘れられない元カノを自分なりにイメージして撮影をしてきました! TikTokというのも初めてだったので勢いのままに・・・という感じで、普段とは違う「表現」に触れてきました。まだ完成形は見ていません。もしかしたらただ普通の田村が映っているだけかも・・・(笑)。皆さんもお友達同士でこの企画に参加してみてください!
TikTok のアカウントを持っていれば誰でも参加可能で、自分でアレンジして成田凌とのコラボができる特別企画。投稿者の中には「大喜利」として楽しんでいる TikTok クリエイターも。ぜひ奮って参加して欲しい。
[TikTok]tbs_yufuinkikou(https://www.tiktok.com/@tbs_yufuinkikou?lang=ja-JP)
なお、公演を前に、TBS公式YouTubeチャンネル「YouTuboo」では成田凌と燃え殻の特別対談を公開中。
[YouTube]成田凌×燃え殻 特別対談其の壱 朗読劇「湯布院奇行」【9/28~9/30新国立劇場 中劇場】
https://www.youtube.com/watch?v=2ZFLZqPCRe0
公演概要
[タイトル]
朗読劇 「湯布院奇行」
原作
燃え殻
脚本
佐藤佐吉
演出
土井裕泰
出演
私
成田 凌
謎の美女
黒木 華
歌唱
コムアイ
[日程] 全4公演
9月28日(火) 18:15開場 19:00開演
9月29日(水) 13:15開場 14:00開演
18:15開場 19:00開演
9月30日(木) 13:15開場 14:00開演
[会場] 新国立劇場・中劇場(東京都渋谷区本町1丁目1番1号)
[配信] 9月29日(水) 19:00開演
※10月6日(水)23:59までアーカイブ配信あり
[配信視聴券] 3,500円(税込) ※10月6日(水)21:00まで販売
・ローチケ https://l-tike.com/play/mevent/?mid=604162
[劇場チケット] 7,500円(税込・全席指定)
・TBSオンラインチケット https://www.e-tix.jp/tbs/tbsonline/
・ローソンチケット https://l-tike.com/yufuinkikou/
・チケットぴあ https://w.pia.jp/t/yufuinkikou/
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[公式サイト] https://www.yufuinkikou.com
[製作/主催] TBS