毎週日曜よる９時、TBSで放送中の鈴木亮平主演の日曜劇場『TOKYO MER～走る緊急救命室～』。最新の医療機器とオペ室を搭載した「走る手術室」で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、“一人も死者を出さない”ために奮闘する救命救急チーム“TOKYO MER”の活躍を描く本作。今まで沢山の人を救い、勇気を与えてきたTOKYO MERチームが、テロリスト・エリオット・椿（城田優）の登場や月島（稲森いずみ）率いる公安の追及により追い込まれていく中、9月5日（日）放送の第10話から最終章に突入する。今回、渡辺良介プロデューサーにインタビューし、最終章に向けての見どころなどを聞いた。
エリオット・椿が喜多見らに仕掛ける事件とは
――最終章はどういったところが見どころになるのでしょうか？
喜多見の“空白の1年”が世間にばれて、TOKYO MERが解散の危機に陥るという窮地に追い込まれているところから始まります。やはり、チームが存続できるのかどうかが一つの注目ポイントになります。そしてその“空白の一年”に大きく関わっているエリオット・椿が喜多見に対して、自分を助けたことを「後悔させてやる」と思っているその真相は何か？エリオット・椿はどんな手で喜多見を後悔させようとするのか？それが最終章の見どころになっていきます。
――物語では回を重ねるごとにチーム力が上がっているのも見どころですが、撮影当初と比べて、現場での雰囲気に変化はあるのでしょうか？
撮影に入る前から仲の良いチームだったんですけど、とにかく猛暑や過酷な撮影スケジュールを重ねていくにつれて、物語の進行と同じようにMERチームの結束が強くなっているんですよね。ものすごくいい雰囲気で、過酷な撮影にも力を合わせて乗り切ろうという思いが漲っています。
日曜劇場『TOKYO MER～走る緊急救命室～』第10話より――第7話の新章より登場するエリオット・椿、月島しずかがやはり印象深いのですが、それぞれ城田さん、稲森さんをキャスティングされた理由は？
月島しずかは男勝りな話し方をするハードボイルドなキャラで、とてもユニークなキャラクターを（脚本の）黒岩（勉）さんが作ってくれて、これまでにない面白い役だと思いました。どなたに演じてもらおうと思ったときに、スタッフの総意で稲森さんにお願いしようという話になりました。サバサバしていてクールでかっこいいキャラなので、かっこよさが際立つ女優さんにお願いしたいと思っていたので、稲森さんに引き受けていただけてよかったです。稲森さんも声を低くしたりと丁寧に役作りをしてくださって、撮影が始まってより“月島像”が色濃くなったと感じました。
日曜劇場『TOKYO MER～走る緊急救命室～』に出演する稲森いずみ（写真右）椿に関しては、テロリストは日本では身近な存在ではないですが、海外では絶えず起きてるわけで…そこのリアリティーをどう持たせるのかというのがキャスティングの難しいところだったのですが、城田さんの演技力と存在感がリアリティをもたせてくださっているなと思います。この物語においてエリオット・椿は敵役なんですけど、なぜテロリストになったのかということも黒岩さんが考えてくださっているんです。彼をそこまで追い詰めた悲しい出来事があって、それを感じさせるように城田さんが巧みに演じてくださっています。政府を相手どって挑戦状を叩きつけるような犯行を繰り返してるんですけど、彼はそれを楽しんでいるわけではないんですよね。どこか憂いを感じるような背景があって、何がそこまで彼を追いやったにあったのかというもの想像しながら見ていただけると嬉しいです。
日曜劇場『TOKYO MER～走る緊急救命室～』に出演する城田優――視聴者の方へメッセージをお願いします。
いよいよ最終章が始まります。テロ組織と関わっていたという過去が世間に明らかにされたことで喜多見とTOKYO MERがどんどん追い詰められていく中で、チームの固い絆でどう乗り越えていくのかに注目してほしいです。また、“死者ゼロ”でやってきたTOKYO MERですが、ついに死者が発生してしまいます。それは、誰なのか。その難局にどう立ち向かっていくのか、ぜひ見届けていただけたらと思います。
日曜劇場『TOKYO MER～走る緊急救命室～』第10話より■番組概要
［タイトル］
日曜劇場『TOKYO MER～走る緊急救命室～』
［放送日時］
毎週日曜よる9:00～9：54
