『珈琲いかがでしょう』主演・中村倫也「何かから守る力を得られると思う」

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『珈琲いかがでしょう』主演・中村倫也「何かから守る力を得られると思う」
『珈琲いかがでしょう』主演・中村倫也「何かから守る力を得られると思う」

中村倫也主演、コナリミサトの人気漫画原作の連ドラ『珈琲いかがでしょう』が2021年4月5日(月)23:06からテレビ東京系で放送開始する。移動珈琲店「たこ珈琲」を営む青山一が、珈琲を通じて客人の心を癒していく、優しくもほろ苦い人情群像劇。本作で監督・脚本を務めるのは、映画『かもめ食堂』『めがね』『彼らが本気で編むときは、』などで知られ、今年は『川っぺりムコリッタ』の公開を控えている荻上直子。さらなる監督陣には映画『聖の青春』『パラレルワールド・ラブストーリー』の森義隆、映画『ケンとカズ』の小路紘史が名を連ね、作品に息を吹き込む。本作に挑む主演・中村倫也のインタビュー後編では、撮影の様子やドラマの見どころについて語ってくれた。

【前編はこちら】『珈琲いかがでしょう』主演・中村倫也「静かに豆と向き合う作業が性に合う」

――撮影現場の様子はいかがでしょうか?

毎日、ギリギリです(笑)。1日に撮る分量が多いんですが、だんだんペースもできてきているので、リズム的には良くなってきています。特にドラマの前半はゲストの方がいらっしゃるんですが、その方が現場に入って1~3日の撮影で終わられていくので、そういう意味での目まぐるしさ、現場全体の慌ただしさというのはありますね。今回は監督陣が、普段、映画を撮られている方々ばかり。映画と連ドラでは、作り方や雰囲気が違うので、荻上(直子)さんもクランクインしてしばらくは「こんなに時間がないんだ」とおっしゃっていました。

――1話ごとに、ゲストを迎えますが、共演はいかがですか?

面白いです。飽きないです。ゲストの方々は、何度目かの共演の方や昔から知っている方が多いので、合間の雑談にも花が咲きますし。気兼ねない空気感と居心地の良さを感じていますね。芝居をする上でのある種の信頼関係みたいなものがあるというか、人となりを知っている方だと、こうした短期間で共演させていただく撮影は気が楽ですよね。

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――これまでの撮影で印象的だったことは?

ゲストの皆さんとの共演シーンは、どれも印象的ですね。基本的に、"僕"対"ゲストの方"との共演なので、どの方とも濃い時間をガッと過ごさせていただいております。種類の違う物語があって、それに適した青山の言葉があったり、呼び込み方をしたりするんです。それがどれも違うので楽しいですよ。各話それぞれ、心に残る言葉や景色がたくさんあって、どれが印象的だったか、一つには決めきれない。なので、あえて言うなら、クランクインの日のエゲつない寒さにしておきます(笑)。

――今回、テレビ東京の連ドラでのレギュラー出演は、『アオイホノオ』(2014年)、『100万円の女たち」(2018年)、『新宿セブン』(2019年)以来4回目。主演は初となりますが、久々にテレ東のドラマに出演して感じることは?

今作ではいろいろな描写が必要で、その振り幅や驚きが一つの魅力。そういう部分を、テレ東のドラマでは、攻めたり、好きにやらせてくれたりするところがあるんじゃないかなと思います。物語としても、後半では結構ダークなほうにいくので、そういうところをどれだけ深く掘れるかどうかは、ある程度、自由度がないとクリエイター陣も撮れないと思うので。今回は、監督の皆さんのカラーがバラバラなので、そういう意味での自由度もあって。連ドラになった時に面白くなるだろうなという予感があります。

――テレ東では、"ナナナ推し"が楽しみとおっしゃっていましたが・・・。

実は、ナナナは『共演NG』(※2020年10月期テレ東ドラマにかけて)にしてるんですけどね(笑)。いろいろ来るんですよ、手を変え、品を変え。僕は迷惑してるんですけど(笑)。今日もいましたよ(と、中村さんがナナナのぬいぐるみを出す)。

――(笑)。今作でのナナナとのコラボも気になりますが(笑)。

どうにかやらなきゃ、ですね。ナナナを雑に扱うと決めているタイプの俳優なんですよ(笑)。雑にされても、かわいそうにみえない顔しているから、いいんですよね(笑)

――ナナナを雑に扱う中村さんも見られますか?(笑)

見どころの一つだと思いますね(笑)。

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――作中では夏帆さん演じる垣根が青山のコーヒーは自分にとって「ガソリン」だと称しますが、中村さんにとっての「ガソリン」と呼べるものは何ですか?

こういうふうにモノづくりをしていて、それが世に出るっていうのは、ちょっとした"いたずら"に似ている感覚があるんですよ。人にバレないように作って、それがいざOA日に世に出て、見てくださった方の反応があって、っていうのが、ある種サプライズというか。そのためにシメシメ、ニヤニヤと撮影している"楽しさ"でしょうかね。

――青山は、師匠のたこさんやコーヒーに出会って人生の転機を迎えますが、中村さんご自身が人生の転機になったと感じるものは?

小劇場じゃないですかね。僕が21歳ぐらいの時かな・・・その時に出会った小劇場には、謎のバイタリティに満ちたおじさんおばさんたちがいて、"やってやれ"感がすごかったんですよ。これまで触れてこなかったものだったので、ある種のショックを受けました(笑)。青山も、たこの珈琲を飲んで「何だ、これは!」と言うんですけど、僕も小劇場に関わって「何だ、これは!」と思いましたね。

――最後にドラマを楽しみにされている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

振り幅のある作品になると思います。優しくホッとできる憩いの公園のようなシーンと、ヒリッと肌を刺激する息を呑むようなシーンの織りなす、鎖帷子(くさりかたびら)のような物語。時にズシっと重いかもしれませんが、きっと毎週見終わった後に、何かから守る力を得られると思います。ぜひご期待ください。

(取材・文/齊藤恵)

◆番組情報
『珈琲いかがでしょう』
2021年4月5日(月)スタート
毎週月曜23:06よりテレビ東京系にて放送
※初回~3話は5分拡大
出演:中村倫也 夏帆 磯村勇斗 ほか
地上波放送後に動画配信サービス「Paravi」では本編見逃し配信のほかに、Paraviオリジナルストーリー「珈琲"もう一杯"いかがでしょう」が独占配信される。

【公式HP】https://www.tv-tokyo.co.jp/coffee_ikaga/
【公式Twitter】@tx_coffee
【公式Instagram】tx_coffee_ikaga
(C)「珈琲いかがでしょう」製作委員会