2021年1月25日(月)22:00よりテレビ東京系にて『アノニマス~警視庁"指殺人"対策室~』が放送される。本作は、SNSでの誹謗中傷をテーマにした新感覚クライムサスペンス。主人公であるワケあり捜査官・万丞渉を香取慎吾が演じる。そこで今回は、主演を務める香取をインタビュー。番組を通して伝えたい思い、役作りについて聞いた。
前編はこちら:『アノニマス』香取慎吾インタビュー!オファーを受けた理由は"熱意"
――番組を通して伝えたいことを教えてください
ドラマではあるけれど、今の社会がまだ答えを見出せていないSNSとの付き合い方をお見せできいたらと思っています。「こんなやり方もあるんだ」とかその先の「こう進めばいいのかな」とか。光の部分のヒントを、ドラマを通じて伝えたいです。
――答えを提示するというより、視聴者がヒントを得ていく感じですね。
気付きのきっかけになれたなら幸いです。SNSに特化したドラマはなかなかないですし、エンターテインメントでもあるので面白いドラマにしたいと思っています。
――キャラクターの好きなところや共感出来るところはありますか?
見えないところが好きですね。万丞 渉は何を考えているのか分からない部分があるので、僕自身もそこを楽しんでいます。
――刑事役ということで、どなたかにお話しを聞いたり、実際に見に行ったりなどはされましたか?
絶対にしません(笑)。あんまりそういうのをしたことなくて。これまでもしていないし、これからもしないと思います。それこそ少し前の話になりますが、『西遊記』(フジテレビ 2006)の孫悟空を演じた時、参考にする人いなかったんですよ。筋斗雲に乗る方法を教えてくれる人や、参考にするものもなかったですし(笑)。
――撮影を進めていくにつれて、段々と役が出来上がっていく感覚でしょうか?
そうですね。がちがちに作っていくというよりは、そのままの状態で入っていく感じです。「ここの場面では座っていよう」とかっちり演技プランを決めて、いざ現場に行っても、監督から「そこは歩きながら階段から降りてください」と指示されることもありますし(笑)。監督をはじめ、すべてのスタッフさん、役者さんとのぶつかり合いでちょっとずつ熱いものになっていくのが嬉しいですね。
――1月から始まるドラマということで、2020年の振り返りと、2021年の目標をお願いします。
2020年は先が見えず、不安でした。新しいルールがいっぱいできて、頭も体もついていけなくなったり、東京オリンピックやパラリンピックなど、皆が楽しみにしていた夢の祭典もなくなったり。
2021年は、今まで通りにとはいかないかもしれないけれど、皆と握手したいし、ハグしたいし、顔も今はマスクで見えない部分も、ちょっとは見えるようになったら嬉しいです。ドラマのイベントできたらいいなあ、と思っています。
――ドラマを楽しみにしている視聴者の方にメッセージをお願いします。
1話終わった時点で「あれ、もう終わり!?」と思ってしまうくらい、ワクワク出来るようなテレビドラマを作れている感触があります。楽しいく、それでいて考えさせられる部分もあり、次週の放送が待ち遠しくなるようなドラマですので、どうぞご期待ください。
『アノニマス~警視庁"指殺人"対策室~』は2021年1月25日(月)22:00よりテレビ東京にて放送スタート。毎週地上波放送後に、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信される。
(撮影:高橋将志)
出演:香取慎吾 関水 渚 MEGUMI 清水尋也 / 山本耕史 シム・ウンギョン(特別出演) 勝村政信
【衣装】
時計¥1,650,000/OMEGA(オメガお客様センター)※税込価格
〈問い合わせ先〉
オメガお客様センター
03-5952-4400
【スタッフクレジット】
ヘアメイク:石崎達也
スタイリスト:細見佳代