『俺の家の話』主演の長瀬智也は"頼れる男"と西田敏行が太鼓判

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『俺の家の話』主演の長瀬智也は"頼れる男"と西田敏行が太鼓判
『俺の家の話』主演の長瀬智也は"頼れる男"と西田敏行が太鼓判

2021年1月22日(金)よりTBSにて『俺の家の話』がスタートするが、同作の制作発表会見がリモートにて実施され、主演の長瀬智也を筆頭に、戸田恵梨香永山絢斗江口のりこ桐谷健太西田敏行、そして脚本の宮藤官九郎が登壇した。

本作は濃すぎる家族が織りなす、まったく新しい形のホームドラマ。長瀬演じるピークを過ぎたプロレスラーが、能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退し、名家の大黒柱として、次々と一家に降りかかる困難に立ち向かう。そして、謎の女性介護ヘルパーを巻き込みながら、家族と一致団結し、一家をまとめていくというストーリーだ。

能楽の観山流宗家の長男として生まれたが、17歳の時に家出、プロレスラーとなった観山寿一(みやま・じゅいち)という難しい役を演じる長瀬は「これまでも宮藤さんとタッグを組んで様々な役を演じさせていただきましたが、本作は伝統芸能である能×海外の文化であるプロレスということで、新しい感覚や気持ちを体験することができました。また、自身も年齢を重ね、若かった時には表現できなかったようなニュアンスも感じ取れるようになり、感慨深いものがあります」とコメント。

長瀬と何度もタッグを組んできた宮藤は、『池袋ウエストゲートパーク』『タイガー&ドラゴン』を再放送や配信などで視聴したことに触れつつ「(前に一緒に作った作品は)懐かしいな、と思いましたね。でも、今2人でやるならこういう作品かな、と。今まで演じてもらっていた役は、思ったことをすべて口に出すキャラクターだったので心の声はいらなかったんですけれども、今回は言えない部分が重要なので、モノローグを入れることでその"言えない"よさのようなものを浮き立たせています」と演出方法についても明かした。

長瀬はポスタービジュアルにてその肉体美を披露しているが、毎日ヘビーメタルを聞きながら闘争本能を沸き立たせつつトレーニングを行っていたとのこと。「去年の夏ごろから徐々に負荷を増やしていき、12~13kgほど体重を増やしました」とそのストイックさで会場を驚かせた。

寿一の父・寿三郎(じゅさぶろう)を演じるのは西田。年を重ねた役を務めることについて「自分の老いと並行しながら、演じるというよりはドキュメンタリーのような気持ちで演じていますので、ぜひそこのあたりも楽しんでいただければ(笑)」と笑いを取りつつ「オファーをいただいた時には本当に嬉しくて。二つ返事で受けさせていただきました」と話す。

長瀬は西田にとって「頼りになる男」とのこと。「我々の年齢からみて、彼の年齢は働き盛りであり、遊び盛り。その世代の長瀬君が、どういうことを表現するのか、どんなドラマを作りたいと考えているのか・・・。能×プロレスという発想自体がすごいですよね。めったにない、いや初めてでしょう。これまでTBSでは『七人の孫』『寺内貫太郎一家』など数々の名作を生み出してきましたが、その轍(わだち)を辿りながらも、新しいアイデアを取り込んでいく。"古く、そして新しい"。この姿勢は素晴らしいです。ホームドラマの神髄となるのではないでしょうか」と作品をアピールした。

戸田は寿三郎を介護する謎の多い介護ヘルパー志田さくら役を演じる。「プロデューサーや監督とさくらについて話す機会が何度かあるんですけれども、撮影に入ってもよく分からない役は初めてでした」と振り返りつつ「心境を吐露する場面も断片的で、すごく不思議な役です。自分の中で統一感があるようなないような・・・でも、それがさくらなんだな、ということがようやく分かってきました。いつもおもしろく、探りながら楽しく演じられています」と心境の変化を語った。

1話では戸田を西田がお姫様抱っこするシーンがあるが、会見では「とにかく脚が心配でした・・・!」と戸田が西田を気遣う一言も。

寿一の弟・踊介(ようすけ)役は永山が演じる。長瀬とは初共演となるが、その印象について「毎日幸せです。僕たち世代にとっても、ヒーロー的存在なので、学生時代の自分に教えてあげたいですね」とにっこり。

「嘘のない、ありのままの長瀬さんの姿を見て嬉しかったです」と褒めちぎる永山に長瀬は「照れますね」と赤面。「僕も永山くんのことをナイスガイだと思ってます。これから、もっと色々な面を知っていけたら」と返した。

寿一の妹・長田舞(おさだ・まい)を演じるのは江口。「撮影はおもしろい方々ばかりで、とてもいい雰囲気です」とコメント。夫役となるロバート秋山竜次については「すごく紳士で、一緒にいて楽しです」と話した。

寿三郎の一番弟子にして芸養子でもある寿限無(じゅげむ)を演じるのは桐谷。「今まで宮藤さんの脚本では、緑色の鬼や空想しまくっている係長など、変わったキャラクターが多かったのですが、この度は能楽師ということで"こういう役をやらせていただけるんだ"と思い、嬉しかったです。一生懸命演じさせていただきます」と意気込みを語った。

長瀬とは数々の作品で共演している桐谷だが、今回は能楽の名家の長男と芸養子という間柄。「幼いころからの空気感を、自然に作れるのはとてもありがたいですね。でも、それに甘えず、もっとよい空気感を作り出したいと思います」と話した。

能楽師ということで、能の稽古を重ねたそうで「最初は声の出し方からして難しくて・・・。車のなかや家でもずっと練習していました」と役作りの苦労を明かした。

宮藤は作品について「能とプロレスは真逆の位置にいるようで、面をつけていたり、舞台が四角であったりと共通する部分もあるんです。真逆の点で言うと、能は耐え忍んで動かずに自分を抑える、プロレスは大きく動き自分を出していく。そういったポイントはとてもおもしろいですね」とドラマの種になったアイデアを明かした。

会見の最後には長瀬が一同を代表して挨拶。「この"クドカン"が書いてくれた本作。ただ、おもしろいものを作りたいという一心で進め、個人的にはTV連続ドラマのキャパを越えているのでは?と思っています。きっと新しい形のホームドラマが生まれます。ぜひ、毎週ご覧ください」。

『俺の家の話』は2021年1月22日(金)よりTBSにて放送スタート。毎週地上波放送後に、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信。