2021年1月期にTBSで放送される主演・長瀬智也×脚本・宮藤官九郎の新ドラマ『俺の家の話』が、2021年1月22日(金)スタート(※初回は15分拡大)になることが分かった。放送開始日の発表に加えて、ドラマの世界観を映すポスタービジュアルも公開された。
本作は長瀬と宮藤がTBS連続ドラマ11年ぶりのタッグを組み、濃すぎる家族が織りなす王道のホームドラマ。長瀬演じるピークを過ぎたプロレスラーが、能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退し、名家の長男として家族と謎の女性介護ヘルパーを巻き込んで介護と遺産相続を巡る激しいバトルを繰り広げるストーリーが描かれる。
今回、そんな注目作の放送開始日が1月22日(金)になることが発表された。また、ドラマの世界観を映すポスタービジュアルも公開。ポスタービジュアルのテーマは"家族写真"で、長瀬演じる観山寿一の父であり能楽の人間国宝の寿三郎(西田敏行)を中心に、寿三郎の手を取る謎の介護ヘルパーの志田さくら(戸田恵梨香)、その隣には寿三郎の一番弟子にして芸養子の寿限無(桐谷健太)。そして、その背後で凛と佇む寿一の弟・踊介(永山絢斗)と妹・舞(江口のりこ)が写っている。それぞれが晴れ着姿なのに対して、一人レスラー姿でファイティングポーズをとる寿一。"掟破りの長男、帰ってまいりました。"というキャッチコピー通りの印象となっている。
レスラー役にあたり、密かに肉体改造を行っていた長瀬。プロレスラーの体型は、筋肉の上にうっすらと脂肪が乗っているのが理想的だそうで、長瀬はとにかく食べてトレーニングしたという。そうして迎えたポスター撮影当日、長瀬がスタジオに登場するやいなや、スタッフ一同がその肉体美に釘付けに。
スタッフから「体が完成され過ぎていて、本物だよ! 本物のプロレスラー!」と称賛されると長瀬は「そりゃそうでしょ、レスラー役なんだから。これだけ体を作りこんだからね。これが最大のギャグ!!」と、満面の笑みを見せた。
なお、動画配信サービス「Paravi」では、『俺の家の話』の放送を記念して、長瀬智也主演、宮藤官九郎脚本の『池袋ウエスト ゲートパーク』と『うぬぼれ刑事』の配信が12月19日正午よりスタート。『俺の家の話』の放送前に、長瀬×宮藤のタッグ作品を堪能することが出来る。
【第1話あらすじ】
プロレスリングでマットに叩きつけられ、ロープへ投げ飛ばされながらも、ブリザード寿こと観山寿一(長瀬智也)は、自分の家族について思いを馳せていた。
寿一は幼少時代、重要無形文化財「能楽」の保持者である父の寿三郎(西田敏行)から一度も怒られたことがなかった。一緒に悪さをしても、怒られるのは弟子で芸養子となった寿限無(桐谷健太)のみ。しかし寿三郎は、初舞台以降「神童」と讃えられた寿一を褒めることもなく、それが幼い彼の心を傷つけていた。やがて反抗期を拗らせた寿一は、母の死後、家を出てプロレスラーの道へ進む。そこには、寿一が憧れていた家族の形があった。
さらに時は流れて現在。ピークを過ぎたレスラーとなった寿一の元に寿三郎危篤の知らせが飛び込んできた。急いで病院に駆け込んだ寿一は、久しぶりに会った弟の踊介(永山絢斗)と妹の舞(江口のりこ)から、一昨年に寿三郎が脳梗塞で倒れたことを聞かされる。別れの挨拶は2年前に済ませたと遺産や相続の話を始める弟妹に激昂する寿一。そして寿一は二十八世観山流宗家を継承すべく、プロレスラーを引退することを決めるのだった。
引退試合を終えた寿一を待っていたのは、寿三郎が退院したという知らせだった。一門の幹部、そして家族を前に、これまでの威厳はどこへやら、デイケアサービスで寿三郎の担当ヘルパーだった志田さくら(戸田恵梨香)と結婚すると言い出した寿三郎。呆気にとられる寿一ら家族を余所に、自身の余命とすべての遺産をさくらに相続すると告げ・・・!?
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