Plus Paraviが注目する人物にフィーチャーする「オシダン!plus」。今回はTBS系で絶賛放送中の金曜ドラマ『恋する母たち』に出演している宮世琉弥の素顔に迫る。本作は迷える3人の母たちの恋愛と友情を描いた柴門ふみの人気コミックを大石静の脚本でドラマ化。妻であり母親でありながらも、1人の女性として男性に惹かれてしまう石渡杏(木村佳乃)、林優子(吉田羊)、蒲原まり(仲里依紗)の衝撃的な運命を描いている。そんな注目作で宮世が演じるのはセレブママであるまりの息子・蒲原繁秋。前編では出演が決まったときの気持ちや役作りなどについて聞いた。
――本作への出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
びっくりしました。いつも見ていたTBSさんの金曜ドラマの枠に僕がレギュラー出演するとは思わなかったので。お母さんに伝えてからようやく実感が沸いてきました。しかも母親役が仲里依紗さん。プレッシャーもあったんですけど、喜びのほうが勝っていて、撮影に挑む熱量が一気に爆発した感じでした(笑)。
――ゴールデンタイムでの連続ドラマレギュラーは初めての出演ですね。
はい。お母さんも「えっ、嘘でしょ。頑張って!」って喜びつつプレッシャーをあたえないよう、柔らかい言葉をかけて応援してくれました。おかげでちょっとリラックスして撮影に臨むことができました。
――そして演じるのが麻蔵学園高校に通う1年生の蒲原繁秋ですが、どんな人物でしょうか?。
すごい反抗期を迎えている息子です。役柄説明では学年ビリって書いてあるんですけど、麻蔵学園高校は名門校。だからそんなに頭は悪くないはずだと思っています(笑)。学校ではおバカかもしれませんが、本当はそれほどおバカじゃないんじゃないかって。それよりも僕の中で繁秋は変わり者という印象が強いですね。
――繁秋の母親、まりを演じる仲里依紗さんのご印象は?
仲さんはすごく元気で明るい方だなという印象があって、僕も元気だとよく言われるので親子役として自分でいうのもあれですが、相性が良いんじゃないかなと勝手に思っています(笑)。役柄的に繁秋は反抗期を迎えていて、物語が今後、どうなるか分かりませんが、撮影の合間とかにお話して交流させていただいてるのでそういうのが役に生かせればいいなと思っています。
――撮影で驚いたことなどはありますか?
蒲原家はセレブなので撮影をする場所は高級マンションなんです。だから高級マンションが自分の家だって頭に染み込ませてから役に挑みました(笑)。撮影に入る前は高級マンションがどんなところか想像がつかなかったので、すごく楽しみにしていたんです。
――繁秋には2人の妹がいます。宮世さんご自身、ご兄弟は?
4人兄妹で。下に妹が3人いるんです。だから兄妹のシーンでは、いつもの通りお兄ちゃんらしく振る舞えばいいのかなって。プロデューサーさんからも「反抗期ではあるけれど、妹には優しくしていい」と仰って頂いたので。自分が元々持っている兄妹愛を繁秋に反映させるつもりでいます。
――実際、4人兄妹というのは大変ですか?
ちょっとだけ(笑)。一番下は小学1年生なので、家で妹たちが全員がそろっているとうるさいです。でも妹たちが遊んでいる姿を見るだけで元気が出て。たまに集中したいとき、みんなが騒いでいると「うるさい!」って思うときはあるんですけどね(笑)。まぁ、自分も小さなときは同じ感じだったので、昔の自分を振り返りながら乗り越えています。
――兄妹ゲンカをすることも?
いえ、僕、結構ゲームが好きなので妹たちと通信して遊んだり、コミュニケーションは取れているほうだと思います。ただ、妹たちは学校へ行っていますし、僕は最近、家にいることも少なくて。あまり話す機会はないんですが、仲のいい兄妹だと思います。まぁ、何かあれば怒られるのは、いつも僕ですけどね(笑)。
――共演者の奥平大兼さんと藤原大祐さんとは、すでに仲が良くなっているとか。
そうなんです!! 連絡先を交換して、お互いのインスタもフォローしてます。顔合わせの待ち合わせ室ですぐに仲が良くなったんです。2人とも服が趣味だったのですぐ意気投合して、ご飯を一緒に食べに行ったりしています。あと古着屋さんに買い物へ行ったりもしました。もうクランクアップした後ぐらい仲良くなって、今はトモ(友)であり、役者仲間であり、ライバルでもあります。早く3人でお芝居がしたいねって言い合ってます!
――後編では、役者を目指したきっかけや憧れの俳優などを聞いた。
◆放送情報
金曜ドラマ『恋する母たち』
毎週金曜22:00よりTBS系で放送中。
地上波放送後に動画配信サービス「Paravi」でも配信。
さらに、Paraviオリジナルストーリー「恋する男たち」も配信中。