金曜ドラマ『恋する母たち』奥平大兼「10代の僕にはまだまだかけ離れた世界」

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金曜ドラマ『恋する母たち』奥平大兼「10代の僕にはまだまだかけ離れた世界」
金曜ドラマ『恋する母たち』奥平大兼「10代の僕にはまだまだかけ離れた世界」

Plus Paraviが注目する人物にフィーチャーする「オシダン!plus」。今回は10月23日(金)22:00からTBS系で放送開始する金曜ドラマ『恋する母たち』に出演する奥平大兼の素顔に迫る。本作は迷える母たちの恋愛と友情を描いた柴門ふみによる同名の人気作品を大石静の脚本でドラマ化。夫と一人息子と何不自由ない生活を送っていたが、ある日突然夫が失踪し、息子をシングルマザーとして育て、この春有名進学高校に入学させた主人公・石渡杏ら誰にも言えない秘密と悩みがある3人の美しい母たちの姿を描いている。奥平は本作で、吉田羊演じるキャリアウーマン・優子の息子で、成績は良いものの家に引きこもっている少年・大介を演じる。前編では、本作に出演が決まった時の気持ちや母を演じる吉田、父親役の矢作兼の印象などを聞いた。

----本作への出演が決まったときのお気持ちを教えてください。

初めての地上波ドラマでの出演だったので、素直にうれしかったです。出演が決まる前、一度プロデューサーさんとお会いしてお話させていただいたんですけど、それからちょっと時間が空いたので、違う人に決まったのかなぁってあきらめていたので、出演が決まったときはびっくりしました(笑)。

----脚本を読んだときの感想はいかが思いましたか?

10代の僕にはまだまだかけ離れた世界で・・・(笑)。「こういう恋愛があるんだ!」ということを知って面白く感じました。僕自体があまり恋愛した経験がないので、新鮮に感じました。

----母親たちの恋愛観というのは、奥平くんにとってちょっと刺激が強かったですか?

そうですね(笑)。台本を読んでも、母親たちの感情を完璧に理解できませんでしたし、分からないところもあって。でも、逆にそこが面白いなって思いました。

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----今回演じる林大介は麻蔵学園高校に通う1年生。どのようなキャラクターですか? 自分に似ている部分はあると思いますか?

まず自分とはまったく違うキャラクターだと思いました。成績が良くて、なのに引きこもりで。だから役作りに関してはすごく難しかったです。しかも大介は反抗期で自分の思っていることもうまく表現できなくて。僕もまだ大介のことを100%理解はできていないので、演じるのも大変です。

----「自分とまったく違う」というのは、どんなところですか?

大介は頭がいいんです。引きこもりで学校に行っていないのに頭がいいってことは、きっと家で勉強しているんだろうなって思ったので。しっかり勉強しているという時点で僕とは違うなと思いました(笑)。あと自分を表現するのは、上手い下手は置いといて嫌いではないので。自分とは180度違う高校生だなって感じます。

----そして母親の優子と父親のシゲオを演じるのが吉田羊さんと矢作兼さん。ご印象はいかがですか?

まだこの世界に入って間もなく、芸能人の方にお会いする機会もほとんどないので、テレビで活躍されている方たちに会うと「あっ、本物だ!」という感覚があるんです(笑)。だからすごく緊張してしまって・・・最近やっとお2人と普通に話せるようになってきたかなと思うんですけど、とにかくお2人とも優しいんです。僕がミスをすると吉田さんがフォローしてくださいますし、分からないことがあると教えてくださります。大先輩の方から「大丈夫だよ!」って声をかけていただくと、安心するというか。いつでも優しくて、頼りになりますし、吉田さんと矢作さんとご一緒出来て本当にうれしいです。

----分からなかったことというと?

僕にとっての芝居といえば、やっぱり映画の撮影の印象しかなくて。だからドラマでの撮影方法などがよく分かっていなかったんです。

----7月に公開した出演映画『MOTHER マザー』ですね。

はい。『MOTHER マザー』のときは、カメラを意識しない演技だったり、自由にセリフを変えることが出来る現場だったので、ドラマの現場とはまたまったく違っていて・・・カメラに自分がどのように映っているかなど、より意識しなきゃいけなくて。まだまだ思ったように芝居もできていませんし、分かっていない部分もあるので、とても勉強させていただいてます。

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----共演には同じ世代の宮世琉弥くんと藤原大祐くんがいらっしゃいますが、いかがですか?

『MOTHER マザー』のときは先輩か、小さな子しかいなかったので、同世代の人が共演者にいると知ったときはとてもうれしかったです。同世代でも最初はある程度、距離があるものじゃないですか。どういう人かも分からないし。なのに2人に対しては全然、そういうのがなくて。今では琉弥とも大祐ともびっくりするぐらい仲良くなっちゃいました(笑)。気を使わずフラットに話せますし、同じ業界で頑張っている友だちがいると仕事のモチベーションも上がりますし。2人と会うと「俺も頑張らなきゃ!」と思いますね。しかも僕ら3人ともすごく気が合うんです。服の趣味も一緒で、あっという間に打ち解けることができました。

----今後、楽しみにしているシーンはありますか?

琉弥や大祐とのシーンがめちゃめちゃ楽しみです。2人は僕にとってのライバルでもあるので。そんなライバルがどんな演技をするのか、一緒の場面で早く感じてみたいです!

――後編では、俳優を目指したきっかけや尊敬する俳優などについて聞いた。

(文・撮影:MAIMAI)

◆放送情報
金曜ドラマ『恋する母たち』
2020年10月23日(金)22:00よりTBS系で放送開始。(初回は15分拡大)
地上波放送後に動画配信サービス「Paravi」でも配信予定。
さらに、Paraviオリジナルストーリー「恋する男たち」も配信開始する。

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