9月11日(金)22:00からTBSで山田涼介主演ドラマ『キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木』がスタートする。本作は、第56回江戸川乱歩賞を受賞した横関大による刑事小説『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』が原作で、人情派の生真面目キャリア刑事・神崎隆一(山田)と超破天荒なキレ者刑事・黒木賢司(田中)、性格も価値観も捜査方針も正反対の超凸凹バディが凶悪事件に挑む。さらに"幼少期から全く別の人生を歩んできた異母兄弟"という誰にも知られてはいけない"キワドい"秘密を持つ二人が、事件捜査のたびにお互いの主義主張をぶつけ合い、衝突を繰り返しながら事件に挑む姿を描いている。今回、本作でバディを組む山田と田中にインタビュー。自身が演じる役の印象やお互いの印象などを聞いた。
――自身が演じる役はどんな人物でしょうか? また、撮影前と後で印象に変化はありましたか?
山田:神崎は実直で真っ直ぐ。自分が行うことが正義だと思っているので自分が信じたことに対しては本当に真っ直ぐ突き進む性格だと思っていて、そこは撮影前から今に至って印象が変わることはないです。
田中:黒木は破天荒で型破りな刑事で「犯人逮捕のためには手段を選ばない」と言うタイプなのですが、実際はそうでもないというか・・・意外とモラルや常識はちゃんとあって、普通はしないということもしているけれど、結構合理的に動いているようなところもあるんです。でも捜査において"勘"に頼る部分もあって、そういうところが演じていて楽しいです。話が進むにつれて神崎の思いに黒木自身が影響されていて、黒木の中で変化が生まれているのも楽しいです。
――撮影中に気づいたお互いの"変なところ"などはありますか?
山田:圭ちゃんが芝居の中でよく変顔をするんですけど、その顔をしてる自分に耐えられなくなって、めちゃくちゃ自分で笑うんです。それは見ていてすごく面白いです(笑)。
田中:そういう時の涼ちゃんのリアクションが見たくて、テストでは本編ではだめかもしれない・・・でも黒木だったらやってもおかしくないというレベルの変顔の"ギリ"を攻めているのですが、その反応がすごく素直で面白いんです。それが見たくて頑張っている部分も(笑)。あと、やりながら「きっと涼ちゃんもやりたいんだろうに」と感じています。
山田:やりたい(笑)。
田中:役的に本番の時にできないからね(笑)。涼ちゃんもふざけたいんだろうと思いながら、いつふざけ始めるかなと楽しみな気持ちも持ちつつ頑張っています。涼ちゃんは素直なリアクションを取ってくれるのですごく面白くて、より張り切ってしまいます。
――お互い、共演する前と後の印象は変わりましたか?
山田:僕はクランクインする前に岡田(准一)さんと映画で共演させていただいて、圭ちゃんのお話を伺ってたんです。そこで「ストイック」だという話を聞いていて、バディものの作品で神崎と黒木の関係性を作り上げていく中でお堅い方だったらどうやって接しよう・・・って不安だったんです。でもお話したらすごくフレンドリーで年齢関係なく接してくれる方で、印象が全く違いましたね。
田中:共演する前はもう本当に日本を代表するトップアイドルというイメージがどうしてもあって、僕基本的にイケメンは全員敵だと思っているので(笑)。でも実際にお会いすると本当にいい人だし、可愛らしさもあるし、ただただ好感度が上がっていく日々という感じです。
――本作のタイトルは『キワドい2人』。撮影中に気づいた相手の"キワドい一面"はありますか?
田中:キワドいところ・・・。うーん。
山田:"キワドい"というのとは違うかもしれないんですけど、圭ちゃん役のために髪を切ったんですよ。でも多分、前髪を切りすぎちゃってるんですよね。前髪下してるとちょっとかわいい黒木になるのでいいのかなって・・・(笑)。それを見た時はちょっと「あれ? キワドくないか?」って思ったんですけど、でもセットしたら完璧にかっこいい感じになってました。
田中:(笑)。キワドいとは違うのですが、涼ちゃんが髪の毛の話をしたので僕も・・・神崎が犯人と2人で戦っているシーンを僕が後ろから見ていることが多いのですが、後ろから見ていてふと、涼ちゃんの後頭部がすごい綺麗な丸なことに気づいたんです。「すごい綺麗だな」とうっとりします(笑)。
――本作では運命に導かれた"家族の絆"が描かれますが、お二人が最近運命を感じたことはありますが?
田中:運命と言ってしまうと少し大げさではあるのですが、ほんとうにここまで被る人いる?という位涼ちゃんと表向きの趣味趣向が被っているんです。そこは興味津々です。好きな飲み物とか趣味とか、ほんとうにいろいろ「あなたも?」みたいな気持ちに。あまりそう言う方に出会ったことがないので、そこは運命かもしれないです。
山田:僕も好きなものが似てるのに驚きました。僕も出会ったことない。同世代でも親友でもこんなに被ることはない。なので、撮影が終わったらプライベートで一度遊んでいただけたらうれしいです。
――撮影中に二人の中で定番化してることとかってありますか?
山田:さっきも話に出た圭ちゃんが変顔して自分で笑っちゃうって言うのは見て楽しむものっていうことになってます。僕の中では。圭ちゃん変顔をすごいするんですけど、あごを出すのがすごい苦手みたいで(笑)、そこだけヘタッピなんですよね(笑)。
田中:コンビニに売っているカップ氷があるじゃないですか、あれに炭酸飲料を入れてキンキンに冷やして、それを飲むのが暑い時の僕のルーティーンなのですが、それを涼ちゃんが目の前でやっていて。「そんなところまで被るの?」と驚いたんです。もちろんそういう飲み方が好きな方は多々いると思うのですが、現場ではあまり見たことなかったので。若干もう恥ずかしいと思うこともあるんです・・・(笑)。でも僕の中では普通なので、二人そろって同じ飲み方をしようかなと。
――もし実際にバディを組むなら神崎と黒木どっちがいいですか?
山田:僕は断然、黒木さんですね。真面目過ぎる神崎はちょっと無理かなって・・・(笑)。息が詰まっちゃいそう。黒木さんくらい、仕事がデキたうえで砕けたタイプの人の方が大人だなって個人的には思います。自分で神崎演じながら何なんですけど・・・(笑)、黒木さんの方が僕は一緒にいて落ち着くタイプだなと思います。
田中:これ面白いですね。俺は黒木をやっているから神崎かなと。神崎は真面目というか馬鹿正直というか・・・でも一周まわってもう"バカ"だと思っているので(笑)、すごくかわいらしいし、いじれる。もちろんすごく熱いし実直だから信頼できるし、変に疑うこともないし、近くに居たらすごく楽しくて面白そうだなと。
――ハードなアクションシーンが多々ありますが、トレーニングなどは何をやっていますか?
山田:僕はジムに通っていたんですけど、撮影期間中は前みたいな頻度ではいけないので、家でダンベルを使って自分が出来るトレーニングをやるようにはしてます。
田中:俺もジムでやっているけれど、アクションのシーンは緊張します。黒木は結構毎話軽いのですが、アクションシーンがあって、アクション部の方が相手をやってくださっているので、すごくやりやすいし、アクションもリアクションで変わるのですごく助かっているのですが、やっぱりアクションチームの方は常日頃鍛えてらしてめちゃくちゃ早くて、すごく怖いです(笑)。
筋トレをしているから種目が分るのですが、"デッドリフトきつくない?"とか筋トレしていない人はピンとこないけれど、涼ちゃんは分かってくれる。ちょいちょい神崎が動くときに黒木が止めるために腕を掴んだりするのですが、そのたびに涼ちゃんの筋肉のハリを確認しています(笑)。
山田:衣装を着替える時、圭ちゃんはめっちゃいい体してるんですよね。僕胸筋が欲しいんですけど付きにくくて、でも圭ちゃんの胸筋良いんですよね。本当に日々すごいやってらっしゃるんだなって。ちらっと見たりしちゃいますね。筋トレやってる人は他の人の筋肉が気になっちゃいますよね。
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『キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木』は9月11日(金)22:00からTBSで放送開始。山田&田中の他、2人が勤務する池袋署刑事課・強行犯係のメンバーにはジェシー、八嶋智人、江口のりこ、奥山かずさらが、そして神崎と黒木の捜査に関わる謎の女に関水渚、神崎と黒木の異母兄弟の父親役に椎名桔平も出演する。
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