毎週火曜22:00からTBSで多部未華子主演ドラマ『私の家政夫ナギサさん』が放送中。本作は国内最大級の電子書籍サイト「コミックシーモア」発のオリジナルコミック「家政夫のナギサさん」(著者:四ツ原フリコ)が原作で、ソルマーレ編集部少女漫画レーベル「恋するソワレ」にて連載中の人気作。製薬会社のMRとしてバリバリ働くも家事と恋にちょっと不器用な主人公がおじさん家政夫を雇うことから巻き起こるハートフルラブコメディを描いている。多部未華子演じる主人公の相原メイと同じ天保山製薬で働く天馬あかり役の若月佑美へのインタビュー後編では、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で配信中のオリジナルストーリー『私の部下のハルトくん』の見どころやプライベートのことなどについて聞いた。
【前編はこちら】『わたナギ』若月佑美「天馬ちゃんが面白く見えるように頑張ってます」
――家政夫のナギサさんは家事のプロフェッショナル。若月さんは家事はお得意ですか?
片付けは苦手なんですけど、誰かのためにやる片付けは好きで。だから家政婦さんになりたいと思うくらいです(笑)。実家に帰ったときも、親が片付けるのを面倒くさそうにしていたら「私が片付けてあげたい!」って思っちゃいますし、「この部屋、きれいにしておいて」って誰かに頼まれたらその人にほめられたくて「よし頑張ろう!」ってやる気がでるんです。でも、自分のこととなると「まぁ、これぐらいでいいかな」ってなっちゃうので、家政婦になれば、自分が苦手な家事も頑張れるのに!って(笑)。
――ちなみに天馬あかりが着ているようなファッションとご自身の普段のファッションは似ていますか?
実は全く似ていません(笑)。ナレーションの撮りが終わって全部着替えた後、オフの状態で監督とお会いしたら「全然別人だ!」って言われました。それぐらい天馬ちゃんとは真逆の服を着ています。
――どのような服だったんですか?
真っ黒なTシャツとデニムにスニーカーだったので(笑)。いつでも走れるような恰好をしていました。
――でも、キレイ系の服もとても似合っています。
そうですか?ちゃんと着こなせているか不安なんですよね。今年に入ってモデル業もさせていただいているおかげで、こういう服とも向き合えるようになったのかもしれないですね。自分で似合わないと思っていると、服も似合わなくなるんだなと思うようになって。だからメイクも天馬ちゃんのイメージに合わせたり、ファッションをとても楽しんでいます。
――若月さん、料理はされるんですか?
冷蔵庫をパッと開けて「よし、今日はこれ」って献立を頭の中で考えてから、15分ぐらいで作れるようになりました。先日はカレーパンを作ったり。
――カレーパンですか?
はい。カレーを作った次の日、ちょっと残っちゃって。今までは出汁を足してカレーうどんを作ったりしていたんですけど、それじゃあつまらん!と思ったんです(笑)。余ったカレーをパンの中に詰めて、朝から作りました。とってもおいしかったです。これはお店開けるんじゃないかってぐらい!
――眞栄田郷敦さん演じる瀬川遙人はあかりの後輩。一緒に演じるシーンも多いと思いますが、眞栄田さんのご印象は?
今までは後輩の役がほとんどだったので、先輩役を演じられるのが個人的にうれしいんです。舞台に出演しても、カンパニーの中では一番年下だったり。だからここにきて自分が新入社員ではなく、新入社員を迎える先輩役というのがとてもうれしくて。そんな自分の気持ちを天馬ちゃんに乗せて演じられるのは眞栄田さんのおかげ。「こんな後輩いたらいいな」という後輩らしいピュアさを眞栄田さんは優しく表現してくれて。だから私もウキウキしながら先輩役を演じています(笑)。
――『私の部下のハルトくん』では岡部さん演じる堀江と天馬の掛け合いも面白くて見どころですよね。
岡部さんとは台本にないことを一番話しています(笑)。「ここどうやってセリフ言いますか?」とか「この間に何を入れますか?」とか。どうやったら面白く見えるかを常に相談しています。
――本編では出来ないことをやっている?
本当にそんな感じです。仕事終わりだからこそ見せられる姿を、彼女の意外性などをキャラを壊さない程度にどのように見せていけるか。マッチングアプリに登録して、めちゃめちゃキメ顔をしていたり(笑)。まさに女優としていい経験をたくさんさせていただいているなって思います。
(取材・文・撮影:MAIMAI)
◆番組情報
火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』
毎週火曜22:00からTBS系にて放送中
地上波放送後には動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも配信。
また、Paraviオリジナルストーリー『私の部下のハルトくん』も独占配信中。