オランダの航空会社KLMの100周年記念イベントで公開されたのが、新型航空機「フライングV」のプロトタイプです。
平たい機体に、上から見るとV字形の不可思議な形。KLMが地元のデルフト工科大学と共同で開発している「環境配慮型」の未来の航空機です。
空気抵抗を減らしたうえに軽量素材を使うことで、燃費を20%改善できるといいます。
縮小サイズのプロトタイプの試験飛行がうまくいけば、実際の機体も2035~40年には飛ばせるようになるといいます。
環境性能だけでなく、客の利便性も高めようとしています。フライングVの機内シートも初公開。これまでの航空機には存在しなかったものが目白押しです。
家族でも使える4人がけのグループシートに、心地よく斜めになって眠れるラウンジシート、さらに横になれるフラットベッドなど。
そして大きな特徴が、座席が折りたためて乗客が自由に足元を広くできることです。
ヨーロッパでは今、気候変動を巡り「飛行機をボイコットせよ」という運動もじわりと広がっています。
こうした世界的な流れを受け、KLMは電車の利用を促す異例の動画まで作成。KLMオランダ航空のピーター・エルバース社長は「環境対策はとても重要。ただのキャンペーンではなく、バイオ燃料に投資するなどたくさん行動すべき」と話します。
この映像と記事はテレビ東京「ゆうがたサテライト」(2019年10月9日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
テレビ東京の経済報道番組とTBSの「がっちりマンデー!!」を"早見"できる「パラビジネス 見て得する!サクッと経済」は毎日配信中。
(C)テレビ東京
パラビジネス 11月の人気動画ランキング第1位 女子も殺到!?ひとり焼き肉「焼肉ライク」第2位 成城石井が仕掛ける新惣菜第3位 吉野家があえて離島に出店するワケ第4位 350円で食べ放題 「卵かけごはん」の聖地第5位 「いきなり!ステーキ」巻き返し!?「肉」の王 戦国時代