7月20日のWOWOWぷらすと配信復習!今回のテーマは『70年代歌謡曲の世界』。
西寺郷太さん、宇野維正さん、スージー鈴木さん、東美樹さんでお送りしました!
この日のぷらすとは、前回の『80年代ポップスを語る。』に続き『70年代歌謡曲』について特集!久しぶりの登場となったスージー鈴木さんを加え、語っていきました。
70年代前半の煌びやかさが大好きなスージーさん。「72年の"レコード大賞"が一番音楽のレベルがすさまじく、ちあきなおみさん、小柳ルミ子さん、和田アキ子さん、沢田研二さんなど音楽の水準が凄かったイメージが強い」とのこと。
その中でも、ちあきなおみさんの「喝采」は別格だったらしく、70年代後半ではアリス、さだまさしさん、松山千春さんなどのニューミュージックと歌謡曲がぶつかる年だったそうですが、スージーさんはニューミュージック派だったそうです。
また、70年代は洋楽の影響が大きく、80年代よりも洋楽グレイテストな時代だったそうで、75年にゴダイゴが洋楽的なブランドを一身にまとい出てきたとのこと。「70年代は裏表がなくどこから見てもカッコよかった、今考えたら洋楽の影響を受けているディスコサウンドだったかも」と振り返りました。
そして、それぞれの「好きな70年代ベストソング」を挙げて頂きました。
スージーさん
・岩崎宏美「思秋期」
宇野さん
・沢田研二「勝手にしやがれ」(沢田研二全般)
続いては、アーカイブの重要さについて触れていきました。「過去の映像や音源を断絶されると文化の継承が出来なくなってしまう。再放送もなくなってきて、指南本もあまり出版されていないので、歴史の継承がされないままでいると日本の音楽文化は貧困になっていくかもしれない」とのこと。
そのため、Paravi(パラビ)のように過去の映像が見られるのは本当に重要で意味があり、アメリカの図書館では80~90年代のポップカルチャーの映像や音源などの資料がものすごく充実しているらしく、「文化施設がポップカルチャーを保護して多くの人に見たり聴いたりしてもらえるような仕組みを作っている」と宇野さん。
今回は松任谷由実さんや中島みゆきさんなど女性シンガーをあまり語れなかったので、また機会があればシリーズ化して引き続き話していきたいと語られました。
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