8月24日のWOWOWぷらすと配信復習!今回のパラビの金曜日テーマは『役者、沢田研二を語る』。西寺郷太さん、松崎健夫さん、大伴理奈さんでお送りしました。この日のぷらすとが、初対面だった郷太さんと大伴さん。お互いに自己紹介しつつのスタートとなりました。
動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で現在配信されている沢田研二さん主演ドラマ『悪魔のようなあいつ』。
この作品は"3億円事件"が元になっており、ドラマが放送されているタイミングでは、時効まであと半年。そんななか実際にあった事件をリアルタイムで犯人がそのような人物なのか分からないのに、犯人として沢田研二さんが演じ、いかにして時効を潜り抜けるかという物語になっています。また、ドラマのなかの犯人は体が弱く時効まで持たないかもしれない状況下で、残された人生どのように過ごすかも重要になっているのだそう。
まずは沢田研二さんのキャリアを振り返っていきました。
1948年生まれの沢田さんは今年で70歳。鳥取で生まれ、京都で育ち。1967年に「ザ・タイガース」としてデビューし、68年には映画に出演しています。当時は映画の中で歌を歌うというのがあったためレコード会社と結びついて、映画も売るが歌のプロモーションにもなっていたのだとか。その後、1971年に「ザ・タイガース」を解散、「PYG」とソロ活動をスタートさせました。
そして、1973年にはTBSドラマ『同棲時代』で主演を務め、翌年映画『炎の肖像』で映画初主演。『炎の肖像』は最初のシーンから濡れ場となっており、当時ファンは「こんなジュリー見たくない!お金を払って観に行ってるのになぜこんな汚れ役のジュリーを見なければならないの」と荒れた様子。
「汚れ役をやることによってイメージを変えることを考えてこの役を引き受けたのではないか。また映画の中でも大スター役をやっているが関西弁でしゃべっている。地方色を出すのも今後の作品選びに重要になる」と健夫さん。
さらにトークは『悪魔のようなあいつ』『太陽を盗んだ男』『MISHIMA : LIFE IN FOUR CHAPTERS』と続きます。『太陽を盗んだ男』は未だに評価されており、キネマ旬報で1970年代に公開した映画ランキングではトップ!ちなみに健夫さんの好きな邦画ランキングでは2位、3位と上位になるとのこと。
『MISHIMA : LIFE IN FOUR CHAPTERS』はオール日本人出演の作品ですが日本公開されておりません。監督は海外のポール・シュレイダーで、全編日本語。色んな人の人生が変わる作品になっていると語られました。
最後に健夫さんに「これだけは観ておけ!」という沢田研二作品3本挙げてもらいました。
『ときめきに死す』
『MISHIMA : LIFE IN FOUR CHAPTERS』
『太陽を盗んだ男』
ぜひチェックしてみてください!
今回は語ることが多く80年代までしかいかなかったので、続編をやりたいと期待を寄せました。
パラビでは、沢田研二さんご出演の『悪魔のようなあいつ』『魔界転生(1981)』を配信しています。