掴め、東京五輪!「柔道グランドスラム」期待のイケメン・美女選手

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掴め、東京五輪!「柔道グランドスラム」期待のイケメン・美女選手
掴め、東京五輪!「柔道グランドスラム」期待のイケメン・美女選手

2018年11月23日(金・祝)より、大阪で「柔道グランドスラム2018」が始まる。今大会は、2020東京五輪の代表選考試合。9月の世界選手権勝者がグランドスラム2018で金メダルに輝けば、来年の世界選手権日本代表に内定する。つまり、五輪を目指す選手にとって"東京五輪への最短ルート"となる大会だ。

東京五輪候補選手には、注目株がズラリ。"柔道界のひふみん"阿部一二三(ひふみ)に、日本人とアメリカ人の血が流れるベイカー茉秋(ましゅう)のイケメンツートップ。女子では、笑顔がたまらなくキュートな18歳の世界女王、阿部詩(うた)。「オヤジを超えたい」小川雄勢の親子鷹と、見どころが揃う。

2017年に改正された攻めの姿勢を重視する柔道新ルールにより、試合展開もさらに面白くなった。各選手が持つ速さやしなやかさ、強さなど、技の応酬ひとつ見ても一流のエンターテインメント。今こそ、五輪に向けて注目選手をチェックする最大のチャンス!柔道グランドスラムを見るべき理由をまとめたい。

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◆五輪代表に直結する日本唯一の国際大会「柔道グランドスラム2018」

1964年東京オリンピックから正式種目となった柔道。以降、2012年ロンドン五輪で史上初めて男子金メダル「ゼロ」に終わる不遇の時代もあったが、リオでは金3個を含む史上最多のメダル12個を獲得。日本は世界の柔道シーンをリードし続け、2020年東京五輪を迎える。日本選手にとっても"柔道は五輪で優勝してこそ真の王者"との意識が根付き、2年後の五輪は最大の目標だ。

決して広くはない柔道日本代表枠を勝ち取るためには、2019年の世界選手権代表入りが前提となる。今年9月に行われた世界選手権で金メダルを獲得した選手は、今回のグランドスラム2018で優勝すると、来年の世界選手権代表に内定する。つまり、"東京五輪代表への直結ルート"に乗ることになり、本大会まで余裕をもってトレーニングを進められるのだ。これは選手にとって、大きなメリットとなる。

その日本代表を目指す選手たちは、実力・ビジュアル・ドラマなど話題性豊富な選手が勢ぞろい。数名の注目選手を中心に紹介していきたい。

◆男子柔道日本代表にはイケメンがいっぱい!

実力もさることながら、まず打ち出したいのは、男子柔道日本代表選手のイケメン具合だ。過去にも古賀稔彦野村忠宏などイケメン選手はいたが、今は宝庫と言える。73kg級の海老沼匡(まさし)もいるが、やっぱり最注目は"柔道界のひふみん"阿部一二三。ディーン・フジオカならぬハーフ選手、ベイカー茉秋のツートップは過去最高レベルと言える。

最大の注目選手と言える66kg級の阿部一二三は、大会1日目に登場。6歳から柔道を始め、中学時代に才能が開花、2017ブダペスト、2018バクーと世界選手権を2連覇するなど、21歳にして貫禄十分の世界王者である。豪快な背負い投げ、相手の懐に飛び込む俊敏な動きは、見ているだけでエンターテインメント性十分。タイミングの計り方がうまく、予想外の投げ技が出るのも彼の試合の面白さだ。東京五輪でも金メダル有望とされるイケメンである。

90kg級ベイカー茉秋は、2016年リオデジャネイロ五輪での金メダルで注目を浴びたが、負傷により手術を受ける形で長期休養。それでも復帰後は2018年グランドスラム・デュッセルドルフで銀メダルに輝き、11月の講道館杯でも優勝。復活の兆しを見せている。登場は、大会3日目。得意の大内刈・大外刈に注目したい。

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◆女子の最注目は"かわい過ぎる18歳の世界女王"阿部詩

女子の最注目選手は阿部一二三の妹、阿部詩。大会1日目に行われる52k級に出場する。見た目は、ナチュラルスマイルがキュートな、どこにでもいそうな18歳女子高生だが、柔道着に着替えれば一変。初出場となった世界選手権では5試合オール一本勝ち。史上初の兄妹優勝という偉業を達成した、無敵の世界女王である。とにかく体のバランスがよく、勝負に出る際の瞬発力は圧倒的。世界最高レベルの立ち技を見せる。彼女もまた、東京五輪のメダル争いに向けた最注目選手だ。

ちなみに女子では、長野県出身のカナダ代表、出口クリスタ(57kg級・大会2日目)も美しさを兼ね備えた選手として世界をリードする存在。そして、今大会では欠場予定だが、身長170cmで48kg級以下のモデル体型、17歳ウクライナ美女ダリア・ビロディドが史上最年少で世界選手権優勝を達成。五輪に向けて覚えておきたい。

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日本女子にも大きな期待がかかる。22歳の朝比奈沙羅(78kg級・大会3日目)は、グランドスラム東京を2016・2017と2連覇。今年の世界選手権でも初優勝を飾り、勢いがある。恵まれた身体能力と豪快な一本、それでも技は繊細と様々な魅力が共存する選手だ。ロンドン五輪金メダリストでドラゴンボール好き松本薫の後を継ぐのは、女子57kg級の世界女王・芳田司。左組みからの内股や、寝技を武器に今大会では4連覇に挑む。試合は、大会2日目に行われる。

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◆父が柔道界に電撃復帰、親子の絆で戦う小川雄勢・・・展開される人間ドラマ

大会3日目で注目されるのは、バルセロナ五輪銀メダリストでプロレス界では「暴走王」と呼ばれた小川直也の息子、小川雄勢である。去年のグランドスラムでは、100kg超級でリオの金メダリスト相手に14分の死闘を演じて勝利。大会初優勝を飾った。男子重量級は日本人選手が世界で活躍できていなかった階級だけに、大きな期待がかかる。

スタミナがあり、身体の柔らかさもある小川だが、今年からはそれ以上に大きなバックアッパーがついた。父の小川直也が6月、プロレス・格闘技からの引退を表明。息子の指導につくために、柔道界への電撃復帰を果たしたのだ。「オヤジを超えたい」と語る雄勢との親子鷹は、東京五輪で羽ばたけるのか・・・今大会の内容は、その重要な指標となる。

他にも、リオ銀ダリスト100kg超級(大会3日目)の原沢久喜は、今年4月に所属していたJRAを退社。「どこか甘えがあったから」と退路を断ち、世界の頂点だけを目指す。世界選手権2連覇中の高藤直寿(60kg級・大会1日目)は、オリジナルの投げ技「高藤スペシャル」を武器に変幻自在の柔道で、リオでの銅メダル以上の結果を東京五輪にかける。

それぞれの選手が、現在いるステージは違えども、東京を目指して同じ道を歩んでいる。夢への近道"東京五輪への最短ルート"には、誰が踏み入れるのか。

「柔道グランドスラム2018」は、11月23日(金)から11月25日(日)まで、テレビ東京系列6局ネット、BSテレ東で放送される。さらに、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では、全試合を独占ライブ配信。実況解説付きの試合に加え、一回戦から決勝まで全4マットを同時配信する。

※高藤直寿選手の「高」は「はしごだか」が正式表記