「スタートアップ」が未来を創る――。番組がオフィスに足を運び、話題のスタートアップや、イノベーティブな起業家をいち早く取り上げる「ビジネスにスグ効く」経済トークショー『日経STARTUP X』。PlusParaviでもテキストコンテンツとしてお届けする。
ダイバーシティの進展が大きな課題となっている日本の企業社会。なかでも性的少数者であるLGBTへの対応や意識の変革はまだ過渡期にある。JobRainbowはLGBTの就職支援や企業へのコンサルティングに取り組み、海外からも注目されるスタートアップだ。当事者である弟を姉が支え、起業に踏み切った経緯を聞きながら、知られざる巨大市場の実態を紹介する。
瀧口:今回2回目の『STARTUP X』です。よろしくお願いします。
奥平:場所がまた前回と変わりましたね。
瀧口:こちらは三井不動産のコワーキングスペースです。
奥平:日本橋の近くですね。後ろで仕事していらっしゃいますけど。
賢人:なんかこう見ると面白いですよね。
奥平:微妙に見られている感じで、不思議なシチュエーションですよね(笑)。瀧口さん、このビルに見覚えありませんでしたか?
瀧口:実は私来る時に裏から入ろうとしてしまって。(以前、別の番組に登場された)アクセルスペースさんのオフィスがありましたね。
奥平:(アクセルスペースは)小型人工衛星の会社ですね。人工衛星の会社の1階で星さんご姉弟をお迎えするという(笑)。
瀧口:宇宙つながりですね。
奥平:よろしくお願いします。
賢人・真梨子:よろしくお願いします。
瀧口:お二人はご姉弟でいらっしゃるということで、一緒に起業されたんですか?
賢人:はい。株式会社JobRainbowを共同創業しております。
瀧口:姉弟で起業される方って珍しいですよね。
奥平:最近(日本でも)アメリカのように共同創業者がいらっしゃるスタートアップも増えていますが、姉弟で起業しているという人は意外と思いつきませんね。良い面と悪い面、両方ありそうな気がしますが。
賢人:そうですね。でも姉弟なのでこの20年で信頼関係がすでに出来上がっているという部分についてはビジネスパートナーとしては非常に信頼感のある関係でやらせていただいています。
真梨子:安定感はあると思います。
瀧口:血のつながった姉弟なので。
賢人:そうですね(笑)。
瀧口:姉弟だと遠慮せずに喧嘩してしまいそうですが、そういうのは無いですか?
真梨子:もともとそんなに喧嘩もしないですし、ビジネスのことでバチバチに喧嘩してしまったら家族も失ってしまいますので(笑)、やはりそこは続けていきたいという気持ちがベースにあります。
奥平:お二人はおいくつ違うんですか?
真梨子:4歳違いです。
奥平:4つ。結構近いですね。
瀧口:(真梨子さんが)お姉さまでいらっしゃると。
真梨子:そうです。
瀧口:事業の内容を聞かせていただいてもいいですか?
賢人:JobRainbowでは全てのLGBTが自分らしく働ける社会の創造を目指して3つの事業を行っています。1つはLGBT向けの就職情報を発信する求人情報メディアの運営。2つ目は研修コンサルティングという形でLGBTフレンドリーになりたい、ダイバーシティを推進したいという企業様向けにコンサルティングや研修を行っております。
賢人: 3つ目に実際にイベントを開催しておりまして、大手企業様にも出ていただいて、LGBTで就職活動している方とのマッチングをしていくイベントをやらせていただいております。
奥平:今、賢人さんは25歳ですか?
賢人:今は24歳です。もう少しで25歳。
真梨子:放送の時には25歳になっていると思います。
奥平:微妙なところですね。