今回のテーマは『1977年の高倉健を語る。』
サンキュータツオさん、春日太一さん、森郁月さんでお送りしました!
1977 年の高倉健についてたっぷり語っていただきました。
《森郁月さんが思う、高倉健に対してのイメージ》
日本人の俳優さんですが、ハリウッドの俳優さんみたいな存在。常に映画俳優・高倉健で、同じ時代同じ日本にいらっしゃったとは思えない。
《春日太一さんが思う、1977 年の高倉健》
1956年「電光空手打ち」映画主演デビュー。芸歴としては約20年、年齢は46歳。高倉健が国民的大スター、手の届かない所にいる方というイメージを作った原点が、1977年。
《春日太一さんが思う、高倉健とは》
高倉健さんは、見落とされがちですが受けの芝居の名手。高倉健の映画は、脇役がすごく輝く。主役だから、目立とうとしない。黙って座って、相手が何かやっている時に1番輝く人であり、高倉健ご自身がそこを意識していた。
高倉健本人曰く、主役で必要なのは、機関車。他の役者を引っ張っていく。周りのみんなが気持ち良く出来るように演技では気を使わなくてはいかない。人が早く動く時は、自分はゆっくりと動く。早く動かなくてはいけない人をより早く見せるのが役割ではないか。
例えば、時代劇の殺陣で早く動いている人がいると、それに対抗して自分まで早く動いたら、それは芝居ではなくなって、ただの競技になってしまう。
《Paraviで観れる「高倉健」作品》
・「あにき」
・「網走番外地シリーズ」
・「日本侠客伝 刃」
・「日本女侠伝シリーズ」
・「鉄道員(ぽっぽや)」
・「ホタル」
・「あなたへ」
・「冬の華」
他にも1977 年の高倉健について語っていただきました!