3月23日(土)・24日(日)に都内にて「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」のキャンプが一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)にて実施されました。23日(土)に開催された「お披露目会」から、セ・リーグ6球団の選手たちの紹介に続いて、今回はパ・リーグ6球団の選手たちの模様をレポートします!
パ・リーグのトップバッターは東北楽天ゴールデンイーグルスのチーム「-閃華裂光-」。球団マスコットのスイッチから激励のダンスを受けながらのインタビューに臨みました。地元が東北のろんつ選手は「イーグルスに入団させて頂いて感激です。地元の小中高の友達からメールやLINEでおめでとうのお祝いがきました。試合になったら応援に来てくれるということなので、応援してくれる方々の期待に応えられるように頑張ります」と意気込みを語っていました。
「第4回スプラトゥーン甲子園」の優勝候補でしたが、決勝大会1回戦でタイガースのチーム「ぽぽじろう学園高等部3年A組」に敗れて悔しい思いをした「-閃華裂光-」。その悔しさをバネに、ひいらぎ選手は「リベンジの機会をもらえたということで、パ・リーグのメンバーは強いですけど、優勝をしたいです」と熱い思いを披露していました。バズ選手も「4人とも本当に強くて絶対に勝てるチームだと思うので、本番で緊張しすぎないように勝っていきたいです」とコメント。まぎえーす選手は「パ・リーグには有名どころの強いチームが固まっているんですけど、逆にそれが僕にとってはラッキーだなと思っていて、全部倒していきたいと思います」と力強く宣言していました。(左から、まぎえーす選手、ろんつ選手、バズ選手、ひいらぎ選手)
福岡ソフトバンクホークスのチームは、『スプラトゥーン2』の世界大会"Splatoon 2 World Championship"で優勝し、スプラトゥーン甲子園2連覇の実力を持ち、プロチームでもある「GGBOYZ」。球団マスコットのマッチくんから手渡されたユニフォームに袖を通した4人。ドラフト会議でも最多の3球団から指名を受けたことについて、たいじ選手は「まず一番にNPBで選ばれることを目標にしていたので、数に限らず、選ばれた時点でうれしく思いました。3球団に指名されたので本当にうれしかったです」と振り返っていました。(左から、たいじ選手、ダイナモン選手、えとな選手、やまみっちー選手)
チームのプレイの見どころについて、えとな選手は「僕たちは日本一、世界一なので、連携力はどこにも負けないと思います。我々の連携力をぜひご覧下さい」と自身をのぞかせていました。ダイナモン選手は「チームとして練った戦略を必ずできるのは初動の序盤なので、序盤にどういう風なことを考えてやっているのか、序盤の動き方でチームの特色を捉えてもらうのも面白いかなと思います」とコメント。やまみっちー選手は「自分は終盤が一番見どころだと思います。終盤の撃ち合いは緊張感があって、目つきとかも全然違うので」とアピールしていました。
北海道日本ハムファイターズのチームは、北海道出身の道産子が3名揃う「ばぼにゃんず†」。ユニフォームに袖を通しての感想として、ばぼ選手は「世界に一つしかない自分だけのファイターズを頂けたことをうれしく思います。そして、ファイターズのユニフォームに袖を通すということで、あらためてファイターズの一員になれたことを実感しています」と明かしていました。チームで唯一の道外出身であるわらびずむ†選手は「私だけ東北出身なのですが、ファイターズの活躍はテレビで今まで見てきました。メディアの方々にもたくさん来て頂いて、非常に大きな舞台に立てたというこを実感しました」と感無量の様子。(左から、ばぼ選手、あきうー選手、みすと選手、わらびずむ†選手)
ドラフト後の周りの反響について、みすと選手は「今まで「あいつ、ゲームをやってるよ...」という感じだったんですけど、このNPBからは頑張れみたいな傾向になって、周りの応援も増えてきました」と語っていました。あきうー選手は「私自身が女の子でやっぱり女性の方が周りに多いんですけど、ゲームだけではすごさが分からなくても、ファイターズの一員になったことで、すごいねと言ってくれる人が増えました」と反響のすごさを実感している様子でした。
オリックス・バファローズのチームは、プロチームの「Libalent Calamari」。ユニフォームに袖を通したぴょん選手は「人生の中でユニフォームに自分の名前が入っていたことなんてほとんど記憶にないので、すごくうれしいです」と喜びを露わにしていました。あとばる選手も「こうやってカメラとかマイクを向けられてインタビューしている間も肩にユニフォームがズッシリときているので、この重さをバネにしてしっかり実力を出し切って跳ね返せるように頑張っていきたいです」と意気込んでいました。(左から、くろすっω・)つ選手、あとばる選手、ぴょん選手、2438学園選手)
よしもとクリエイティブエージェンシーに所属するお笑い芸人でもあり、今大会中で最年長の2438学園選手は「30歳になるんですけど、若い方が多いということで、年を取ったぶん、ネットリとしたプレイで若い子たちを苦しめたいです」と余裕のコメント。
背番号を選んだ理由を質問されたくろすっω・)つ選手は「2438学園さんの名前を借りて、4人で"2438"としています」と全員の背番号を披露。続けて「こういう場に来られたのも、2438学園さんが押してくれたおかげもあるので、そういう意味も込めて背中に背負っていこうと思って決めました」と理由を説明していました。それを聞いた2438学園選手は「若い子たちって、だまされやすいんだなと思ってラッキーでした(笑)」とニヤリ。会場の笑いを誘っていました。
「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」でも日本一に輝いた埼玉西武ライオンズ。そのライオンズが本大会で選んだチームは「Cool&Cool」。ユニフォームについて、ばぐちゃん選手は「めちゃくちゃカッコイイ。実際に着用して、ユニフォームが重たいんですけど、この重さは期待の重さだと思って、大会に向けて頑張っていきたいと思います」と意気込んでいました。(左から、ばぐちゃん選手、のりすけ選手、反射神経選手、うどん店長選手)
ドラフトで指名された時のことを尋ねられたのりすけ選手は「ドラフト前日はとても不安で、全然眠れなかったです。最後から2番目の指名だったので、ずっと選ばれなくて不安でとても怖かったんですけど、一巡目で選んで頂けてとてもうれしかったです」と振り返っていました。
彼らチームの魅力は攻撃力ということで、実際のライオンズも攻撃力に長けているところから相性抜群と球団関係者が語る「Cool&Cool」。自分たちの強みについて、反射神経選手は「マニューバー2枚という攻撃的な編成と、うどん店長のチャージャーという相手を倒すことに特化した編成で、相手を倒すシーンが多く見られるチームです」と分析。うどん店長選手は「自分たちは長い間一緒に練習してきて、チームワークもすごく高いと思うので、その力を活かして優勝を目指したいです」とアピールしていました。
千葉ロッテマリーンズのチームは、今大会最年少11歳の女の子が2人所属するフレッシュな「5年☆組~あしんとらず学級~」。ドラフト会議ではベイスターズとの2球団競合の結果、マリーンズOBである里崎智也氏が当たりくじを引き当てました。そのことについて、raz選手は「ドラフトの時に里崎さんに引いて頂いて、すごいガッツポーズで喜んで下さって、あの時の姿がすごく忘れられない思い出になりました」と振り返っていました。(左から、raz選手、ほのか選手、ハル選手、あしん選手)
背番号を選んだ理由について、15番のほのか選手は「イチゴが好きだから」、8番のハル選手は「ニックネームが"ハル"なので、"ハ"から」と11歳らしいコメントを披露。一方で、チームとしてはベイスターズを逆指名していたこともあり、ほのか選手は「正直、横浜DeNAベイスターズさんが良かった」と明かすと、会場は爆笑。そう言いながらも、続けて「ですけど、里崎さんがすごく優しくて、千葉ロッテマリーンズさんで良かったと思います」と大人な対応も見せていました。
チームの強みについて、ハル選手は「あしんさんが攻める役割をしていて、私たち3人がそれをサポートする形がいいなと思っています」と説明。そのあしん選手も「僕が攻めるタイプの立ち回りをするんですけど、自由に動き回るのを、3人がしっかりついてきてくれて、1回の練習でダメでも、その次には必ず修正してきてくれるので、そこがチームの強みです」とチームワークもバッチリとアピールしていました。
セ・リーグ、パ・リーグともに個性豊かでイカした選手が勢ぞろいし、4月14日(日)のオープン戦、そして5月18日(土)・19日(日)の本大会に向けて全チームとも気合い十分。どんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみと期待させる「お披露目会」でした。
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