K-PRO代表・児島気奈が厳選!『キングオブコント』"神ネタ"5本

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K-PRO代表・児島気奈が厳選!『キングオブコント』"神ネタ"5本
K-PRO代表・児島気奈が厳選!『キングオブコント』"神ネタ"5本

エントリー総数2413組の中から"コント芸日本一"を決める『キングオブコント2019』の決勝の模様が、9月21日(土)にTBSで生放送される。

『キングオブコント』は毎年予選からチェックしていますが、年間を通してライブシーンでの勢いが如実に表れる大会だと思います。知名度があってもネタを満足に降ろせていない芸人さんは容赦なく予選で切られるシビアさ。また、ネタ時間も5分と普段の舞台での尺とほぼ同じ。その上での決勝なので、ライブとテレビの距離感が一番近い大会という点で、真の最強決定戦としてお笑いライブファンの注目度がすごく高い大会です。ファイナリストに選ばれた芸人さんのライブはもれなく面白いです。

動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では、そんな『キングオブコント』の過去大会が配信されています。今回は、私、児島気奈が配信中の過去大会の中から"神ネタ"だと思う5本をご紹介いたします。

コントの概念を根本から覆した、想像の二歩上をいく異色ネタ!

■2700「キリンスマッシュ」(2011年大会)

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毎年準決勝を見に行かせていただいておりますが、歴代準決勝で、おそらく一番大爆笑を取っていたコントだと思います。楽屋まで地鳴りのような笑い声が届いてきていました。袖で見ていた芸人さんが「今年は2700の年だ」とため息をつきながら話していたぐらい、発想、印象、わかりやすさなど全てにおいて当時群を抜いていたと思います。あえて最小限の説明だけでスタートして、ネタを見て行くうちにどんどん内容が理解できていき「ああ、そういうことか」の繰り返し。常に観客をリードしているからこそのラストの展開は何度も見ていただきたいです。楽屋で真似をする芸人さんが多発したのも印象的なできごとでした。

「キリンスマッシュ」のネタはこちら(01:45:00あたり~)

これぞさらば的発想力!思いつきそうで思いつかない緻密に計算しつくされたコント

さらば青春の光「ぼったくりバー」(2012年大会)

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インパクトのあるネタを次から次に排出してきたキングオブコントの申し子、さらば青春の光さんの初期の名作です。この年はもう一つのコント「イタトン」が有名になりましたが、こちらのコントの方が発想力と裏切り方がさらばさんっぽくて大好きです。東ブクロさん独特のトーンの言い回しでセリフを繰り返すだけで笑いを取っていくのはさすがです。振り回される森田(哲矢)さんに注目しがちですが、実は各コントのキーパーソン的な役割は東ブクロさんが握っていることが多いんですよね。ネタ時間が限られている中、たっぷりとフリに時間を使う大胆さも是非注目して欲しいです。テレビでは驚く森田さんの顔もアップで映り注目です。

「ぼったくりバー」のネタはこちら(00:15:00あたり~)

東京コント界を引っ張ってきたベテランの演技力を見て欲しい!

犬の心「手品」(2014年大会)

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犬の心さんの演技力にぐいぐい引き込まれました。設定も発想も面白いですが、コントには演技力が最大の武器なんだとあらためて思わされるコントです。短いネタ時間なのに、始まって数分でこの二人の関係性やどういう性格なのかまで見えてきて、まるで連続ドラマを見ていたのかという気持ちになれると思います。もちろん節々に出てくるワードセンスも抜群で、会話が進んでいくコントの途中で放つ、予想だにしなかった一言に度肝を抜かれていただきたいです。ちなみに長尺のコントが魅力の方々なので、このネタを見て気になった方は是非単独ライブも見てください。

「手品」のネタはこちら(01:10:00あたり~)

一度聞いたら頭に残りまくる最強リズム系コント!

ラブレターズ「野球拳」(2016年大会)

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この年のライブシーンでは、毎回どのライブでもトップの盛り上がり、客席を巻き込んで負けなしのコントでした。制限時間内に複数のストーリーを織り込んでいて随所に拍手笑いが起こるように計算されているのがすごくて、リズム系のネタはどうしても馬鹿馬鹿しさだけと思われがちですが、このネタは非常に完成度が高いコントだと思います。普段は持ち前の演技力を存分に活かしたストーリーコントが主流の二人ですが、2011年に決勝で披露した「西岡中学校」といい、思わず口ずさんじゃう印象的なネタも多数持っているコンビなので、この機会に是非たくさんの方に見ていただき、再評価してもらいたいです。

「野球拳」のネタはこちら(00:20:00あたり~)

第7世代躍進のきっかけになった革命的コント

ハナコ「つかまえて」(2018年大会)

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今お笑い界を席巻する勢いを見せている、いわゆる第7世代の躍進はここから始まったんじゃないかと思います。三人の良さが全て出ているコント。展開、音楽、菊田(竜大)くんの使い方(笑)、ハナコじゃないとできないコントでした。同年の別の賞レースやバトルライブでもこのネタで優勝しているまさにキングオブなコントです。どこまでやるのというしつこさ系コントに展開を加えて一段階上のネタに仕上げた構成力に初めて見た時ゾクゾクしました。ちなみにですが、このコントのオペレーターとして参加させていただいていたので、優勝に関わらせていただいたのは本当に嬉しかったです。音の流れるタイミングも見ていただけると嬉しいです(笑)。

「つかまえて」のネタはこちら(01:49:00あたり~)

なお、現在パラビでは『K-PROお笑いライブ』を配信中。9月12日から配信されている8月末に下北沢・北沢タウンホールで開催された『K-PROカーニバルin東京~夏の最後の特大ネタ祭り~』を皮切りに、K-PROおススメのお笑いライブを毎月定期配信していく。

(C)TBS