江戸時代には商業の中心地として栄えた東京・日本橋。橋は国の重要文化財にも指定されていますが、1964年の東京オリンピックを前に、川の上に首都高速道路が建設され、環境は変わってしまいました。
青空が見えないために、薄暗く、圧迫感のある橋になってしまったのです。憂う声が上がる中、2018年、日本橋を含む首都高速道路1.2キロの区間が地下へ移されることが決まりました。着工は2020年の五輪以降。完成には10~20年かかる見込みです。
高速道路の地下化と連動した再開発を計画しているのが、三井不動産です。これまでも日本橋の街づくりをリードしてきましたが、次に目指すのは"水の都"です。
地下化が実現すれば、青空を取り戻した日本橋の川沿いは明るい街になり、その水辺に商業施設や広場、オフィスなどを建設する計画です。
さらに日本橋を、東京のさまざまな街を船で結ぶ「舟運(しゅううん)」の拠点にする計画もあります。代表的な観光地である浅草や、日本の玄関口・羽田空港方面へとつなげ、「水の都」として新たな起点とする狙いです。
「グローバル化した今は、日本橋で生まれた新しいものが世界に向かって飛び立っていく。そういう街にしたい」と、三井不動産の菰田正信社長は力強く語ります。
この映像と記事はテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2019年8月29日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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