【ネタバレ】『クロサギ』平野紫耀が見せた黒崎の葛藤・・・ついに宿敵との戦いに終止符!?

PlusParavi
【ネタバレ】『クロサギ』平野紫耀が見せた黒崎の葛藤・・・ついに宿敵との戦いに終止符!?
【ネタバレ】『クロサギ』平野紫耀が見せた黒崎の葛藤・・・ついに宿敵との戦いに終止符!?

舞台を上海に移し"クロサギ "こと黒崎(平野紫耀/King & Prince)と宿敵・御木本(坂東彌十郎)との壮絶な決着が描かれた『クロサギ 』(TBS系)第5話。

仕込んでいたM&A詐欺を黒崎に握り潰された御木本は上海でその仕込みに使った借金の返済に追われていた。現地のマフィアであるレッド・ドラゴンからの借金の利子は50億にも上り、詐欺界のフィクサー・桂木(三浦友和)の名前を利用して現地の有権者から20億を騙し取っていた。

レッド・ドラゴンへの借金返済のためにさらに30億をせしめようとした御木本の詐欺を黒崎が阻止するも、その代償として御木本に唯一忠誠を誓い最後まで彼の元を去らなかった部下・垣根(金井勇太)がレッド・ドラゴンによって始末されてしまう。"人殺しはしない"という絶対的ポリシーの下、これまでも必ず詐欺師を追い込んだ後に逃げ道を提示してきた黒崎だが、自身が仕掛けた詐欺によって垣根を巻き込み間接的にではあれ彼の命を奪ってしまったのだ。

追い込まれた御木本はレッド・ドラゴンと敵対するマフィアのキング・タイガーに協力を求める。しかし、それもこれも全ては桂木が描いたシナリオ通り。桂木が疎遠になっていたキング・タイガーに御木本を近づかせ、その落とし前を自分がつけることで交友再開に利用しようとしてのことだったのだ。

同時通訳イヤホンをつけマフィア相手に雄弁をふるう黒崎演じる平野のよりワイルドな姿が見られたが、同時に御木本を追い詰めれば追い詰めるほど、その分彼自身も"本当にこれでいいのか""自分がやり遂げたかった復讐とは本当にこの形なのか"と自問自答し、揺れ動く姿に胸を掴まれた。

普段詐欺のために何者にでも変身してしまう黒崎の普段着は決まって全身黒。何者にも染まるまいと、自分の殻に固く閉じこもり、楽しいことや幸せなことに少しでも触れてしまわぬように距離を取ろうと心のバリアを張っている。自身は復讐に人生を捧げている身であり、"詐欺師を喰う詐欺師"という流儀はあれ、結局やっていることは憎き桂木や御木本と変わらぬことを彼本人が最もよくわかっており、弁えているからだろう。

そんな黒崎にとって日本から追いかけてきた執念の警察・神志名(井之脇海)の一言は鋭く深く突き刺さっただろう。

「マフィア使って殺し屋の真似事か。死ねば満足か?それがお前の復讐なのかよ」

マフィアと渡り合いながらこの詐欺を完遂すれば御木本が死ぬか、自分が消されるかのどちらかしかない。それでも自分の命よりも、御木本を生かしておきながら彼の詐欺を止める方法はないのか、自分たち家族のような新たな詐欺被害者を生まないことはできないのか、何度も何度も考え逡巡したのだろう黒崎の胸の内を思うと苦しい。本来であれば復讐なんかとは無縁のところにいて、氷柱(黒島結菜)のように大学生をしていてもおかしくない年頃の黒崎が一人あまりに重すぎる十字架を背負わされてしまっている。

御木本はそんな黒崎の揺らぎを見透かすかのように「お前がこんな手段で俺を破滅させたのは父親の無念を晴らすためじゃない、桂木のためだ。父親を失ったお前を桂木が拾って教えて育てた。桂木は今のお前の父親だよ」と言い黒崎を揺さぶる。宿敵と対峙しながら、黒崎と御木本の境界線がどんどんどんどん曖昧になっていく様が見事だ。元々は"詐欺師"と"詐欺被害者家族"で対岸にいた2人が、今では"詐欺師"同士で同じ穴の狢なのだということを嫌というほど突きつけられた瞬間だっただろう。

「いい人生だった」と言い残し葉巻の煙をたゆたわせる御木本の最期の凄みにも圧倒された。御木本がこの世からいなくなろうと黒崎の中で止まってしまった時間が再び動き出すことはなく、これまで御木本への復讐だけを原動力に生きてきた中、それを果たしても尚埋まらぬ底なしの虚無に雨の中泣き叫ぶ黒崎役の平野の壮絶な姿に打ちのめされた。

「お前の復讐は終わりじゃないけどな。お前の仇は俺で終わりじゃない。あとは自分で探せ」とは御木本の言葉だが、第1章が終わる直前に突如現れ、窮地の御木本を切り捨てた銀行の執行役員・宝条(佐々木蔵之介)もどうも匂う存在だ。桂木ともよく知った仲のようで、さらには氷柱に好意を寄せる大学の助教・鷹宮(時任勇気)の伯父だという宝条がどう黒崎に関わってくるのか、新章の幕開けを見届けたい。

(文:佳香(かこ)/イラスト:月野くみ)

【第6話(11月25日[金]放送)あらすじ】

上海から帰国した黒崎(平野紫耀)は、氷柱(黒島結菜)と愛猫のクロと久々に再会する。無事に帰ってきた黒崎の姿を見て安堵する氷柱だが、黒崎は御木本(坂東彌十郎)が最後に遺した「お前の仇は俺で終わりじゃない」という言葉がずっと心に引っ掛かっていた。

また、黒崎と同じく御木本の死に直面した神志名(井之脇海)も、黒崎に対して何も出来なかった後悔が募っていた。

黒崎はやり場の無い気持ちを抱えながら桂木(三浦友和)の元へ御木本から手に入れた金を渡しに行くが、そこでスーツ姿の見知らぬ男が「かつら」に入っていくのを目撃する。

そして黒崎は桂木から新たにシロサギの情報を買う。そのシロサギは、マンション投資詐欺を働く一方で大学生を違法なバイトに誘い詐欺の片棒を担がせている。そんなシロサギのターゲットにされたのは、氷柱の大学の同級生だった。氷柱は同級生を助けるために法律で詐欺師と闘おうと奮闘するが、その途中で"仕事中"の黒崎と遭遇してしまう。

クロサギの騙し返しに、氷柱が巻き込まれることに----?
そして、黒崎の真の宿敵探しの旅が始まる!

◆放送情報
『クロサギ』
毎週金曜深22:00よりTBS系で放送。
地上波放送後に動画配信サービス「Paravi」で配信中。

PICK UP