『夫婦円満レシピ～交換しない？一晩だけ～』佐津川愛美インタビュー！「こっそりのぞいて」

2022年10月5日（水）よりテレビ東京系にて放送スタートとなるドラマParavi 『夫婦円満レシピ～交換しない？一晩だけ～』（毎週水曜深夜0：30～※初回深夜1：00～）。セックスレスに悩む1組の夫婦が、「夫婦交換」という衝撃的で危険な冒険に踏み出したことをきっかけに起こる様々な人間ドラマが描かれる。そんな本作で、主人公の仁科志保役を演じる佐津川愛美にインタビューを行い、作品への思いや共演者の印象について話を聞いた。

――連ドラでの主演は初とのことで、決まった時のお気持ちはいかがでしたか？

お声がけいただけたことが本当にありがたいなと思いました。

――かなり大胆なテーマを扱う作品ですが、原作や台本を読んでの感想はいかがでしたか？

とても切実な悩みを抱えている夫婦ですが、話し合わずに心が離れていってしまうのではなく、それを解消する手段を見つけるため、お互いにすごく向き合っている良い夫婦だなという印象を受けました。私の中では、衝撃的とか大胆というより、そういった印象の方が強かったです。

――演じる志保について、共感できる部分はありますか？

志保は家族や旦那さんへの思いがしっかりとある人です。「女性として見られていないのかな？」と思ってしまう切なさはとても共感できます。

――もしもご自身が志保の立場だったら、夫からのスワッピングの提案は受け入れられますか？

う～ん･･･（笑）。本当に誠実だと思います。相談されずに別のところで別の人と関係を持ったら、それは浮気になってしまいますし。それで2人の関係が崩れていってしまう可能性を考えたときに、そうはせずに、ちゃんと奥さんに相談する誠実さに感動しました。夫婦のことを思ってのことだから、気持ちは嬉しい。でも、現実となるとちょっと･･･二つ返事ではなかなか難しいですね。

――志保はライターという職業についていて、妻であり母でもありますが、役作りのために何か準備されていることなどはありますか？

周りには結婚して幼稚園に通っている子どもを持つお友達も多いので、日頃から「2人目が欲しい」とかリアルに聞いていたこともあり、私にとってはとても身近でした。ママ友との関係性とか、すごく想像ができた部分が多くあって。

ライターとしての志保は、「仕事のためになるかも！」とスワッピングの現場に行ったりもしますが、私も「どんな体験も芝居に活かせるかも！」って思っているので、そこは共感できました。

――台本を拝見するとセクシーなシーンが多くなってくるのかなと思うのですが、そういったシーンに挑むとき、見せ方のこだわりなどはありますか？

自分でイメージしているのと、見え方が違っているときがあって。女性っぽい体の線が見えた方がいいんだろうなというときは、衣装さんやメイクさんなど女性スタッフさんに見ておいてもらって、アドバイスをもらうことがあります。

――夫役の千賀健永さんのご印象はいかがですか？

すっごく穏やかで、優しい方だなと思います。台本の読み合わせのときに初めてお会いしたのですが、本当にゆっくり喋る方なんです！こんなにゆっくり喋る人がいるんだと思って、「わざとゆっくり喋っているんですか？」って聞いちゃいました（笑）。そしたら、そんなつもりはなかったらしく、緊張されていて考えながら喋っていたみたいで。でもそんな穏やかオーラが、私からするととても羨ましいです。

――どんな夫婦を演じられるのか想像がつかなくて、すごく楽しみです。

友達のように仲良しな夫婦なので、そこの見え方はちゃんと説得力があるようにしたいなと思います。なので、クランクインまでに、たくさんコミュニケーションをとるようにしています。

――このドラマのテーマである"スワッピング"にかけて、もし1日だけ、誰か別の人と入れ替わることができるとしたら、誰になって何をしてみたいですか？

子どもになって、ずっと遊び続けたいです！子どもってすごいんです。何もなくても遊びを見つけられたり、想像力も豊かだったり。いつでも楽しいことを探しているっていう感じが私には難しい部分だったので、怒られるのを気にせずに、公園や帰り道で遊びたいです。

――朝ドラ、連ドラでの主役とご活躍中の佐津川さんですが、今後挑戦してみたいことがあれば教えてください。

お芝居をずっとやらせてもらっていて、今年20周年なんです。本当に色々な役をやらせてもらってきたなと思います。逆に、普通の役の方が少ないんです。クセのある役が多くて、そういう意味で言うと今回の志保は普通の感覚を持っている方ですかね･･･夫婦交換しちゃうから、そうでもないのかな（笑）。

今まではいただいた役をとにかく一生懸命やってきたのですが、現場を楽しくすることにもフォーカスを向けるようになりました。皆さんと楽しい現場を沢山作っていきたいです。

――最後に、番組を楽しみにしている視聴者に向けてメッセージをお願いします。

原作のテイストより、ポップな作品になると思います。内容的にはあまり聞いたことのない題材かもしれませんが、人間ドラマ、夫婦のラブストーリーとして楽しんでもらえると思います。千賀さんが「こっそりのぞいて欲しい感じ」って言っていて、その言葉すごくいいなって。「こういう夫婦もいるのね」「こういう案もあるのね」という一つの形として、気負わずに、ちょっとのぞいていただけたらと思います！