『メンタル強め美女白川さん』秋元才加インタビュー！"元AKBの野呂と秋元"ではなく役柄として見せなければ

動画配信サービス「Paravi」で毎話独占先行配信中、テレビ東京系で毎週水曜深夜0：30から放送中のドラマParavi『メンタル強め美女白川さん』。Twitterで大反響を呼んだ獅子による同名コミックを原作とし、プチストレスで溢れかえる現代社会で、他人の言葉に惑わされることなく、笑顔と自己肯定感たっぷりの返しで華麗にかわしていく最強美女・白川さんが、女性たちの心に優しく寄り添う姿を描いた心温まる作品となっている。

今回、白川さんと同じ会社で営業事務として働く梅本カンナ役の秋元才加にインタビューを行い、自身の演じるキャラクーや共演者の印象、お気に入りのセリフなどについて話を聞いた。

――まず、今回の出演が決まった時の気持ちをお聞かせください。

原作を読ませていただいたときに、女性のシスターフッド、優しさ、思い出といったものを押し付けるわけではなく、そっと白川さんが寄り添ってくれるような、そんな優しい作品だなと思いました。読んだ後に背中を押されているような前向きな気分になることができたので、そんな素敵な作品に自分が参加できるということが、すごく楽しみでした。実写になってどんな形になっていくのかというところにも興味があって、自分にとってもすごく有意義な経験になるんだろうな、と期待も膨らみました。

――秋元さんから見て、梅本カンナはどんな女性にみえますか？

私と梅本さんは、33歳で同い年なんですよ。そこそこキャリアも積んできて、仕事場でも中堅になってきたかな？くらいのところで、仕事もバリバリこなしていく。一見カッコよくキャリアを重ねている女性に見えるけれど、男性社会の中でどうサバイブしていくのかとか、結婚や恋愛、出産とか、そういう色々な葛藤の中で悩んでいて。自分も同年代なので、リアルに共感する部分や重なる部分がありましたね。

――最初の方のエピソードでは、少し意地悪な感じも受ける役柄ですよね。

1話なんかは、特にそうですね。（梅本さんと一緒で）私個人も、甘い感じの"ぶりっこ"みたいな女性はどちらかというと苦手な類いです（笑）。ですが、白川さんみたいに、それを武器や生き抜いていくツールとして上手に使っている女性もいますよね。最初は、梅本さんが白川さんに対して「なんだこの女」という感じだったのが、色々と交わっていく中で、少しずつ関係性が変わっていって、次第に良き理解者になっていくところも注目して観ていただきたいなと思います。

――ぶりっこ女子が苦手とのことですが、井桁弘恵さんの演じる白川さんの印象はいかがですか？

井桁さん自身は本当に可愛くて素直な素敵な女性で、白川さんにぴったりだと思っています。演技の具合も色々と考えながらやっているみたいで、とても尊敬します。

――井桁さんにインタビューした際に、「秋元さんがあったかグッズをみんなにプレゼントしてくれた」というお話をしてくれましたが、そういったお気遣いも素敵ですね。

私もそのインタビューを読ませていただいたんですよ！「いげちゃん、すごく良いこと言ってくれてる！」って思って嬉しかったです。井桁さんも、主演を務められていて色々と苦労することもあるだろうから、と思って。私、こういう"お節介おばさん"みたいなことをするのが好きなんです（笑）。

――かつて同じグループで活動されていた野呂佳代さんとの共演が決まったときは、どんなお気持ちでしたか？

佳代ちゃんとは17歳のときから16年間も一緒にいるんですよ。AKB48グループのOG同士が、こういった素敵な作品に、しかもレギュラーとして参加させていただくというのは、今までのAKBの歴史のなかでも初めてのことなんじゃないかなと思うので、今後の後輩たちの為にも、佳代ちゃんと協力して頑張っていこうと思いました。

――実際に野呂さんと一緒に演技をしてみた感じはいかがでしたか？また、反響などはありましたか？

"元AKBの野呂と秋元"としてではなく、ちゃんと『メンタル強め美女白川さん』の中の町田さんと梅本さんとして見えなければならないので、そこは二人とも意識しながらやっていますね。もちろん、見る前から知っていただいて注目して下さるのも嬉しいですし、「この二人、もともと同じグループで活動してたんだ！」と後から知って驚いてもらえても嬉しいなと思いますね。