『吉祥寺ルーザーズ』記者会見に増田貴久ら主要キャスト6名が登壇!

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『吉祥寺ルーザーズ』記者会見に増田貴久ら主要キャスト6名が登壇!
『吉祥寺ルーザーズ』記者会見に増田貴久ら主要キャスト6名が登壇!

2022年4月11日(月)23:06からテレビ東京で放送される『吉祥寺ルーザーズ』。本作は、人生の負け組6人がひとつ屋根の下シェアハウスで一緒に暮らす日々を描いたシットコムとなっている。その放送に先立ってオンライン記者会見が行われ、主要キャストの増田貴久田中みな実片桐仁田島芽瑠濱田マリ國村隼が登壇。現在、第4話の撮影中とのことで、6名の間には和気あいあいとした楽しい雰囲気が流れていた。

本作はシットコム作品ということで、驚くべきはなんといってもそのセリフの量。増田は台本を受け取ったときのことを、「ワンシーンだけで10ページ以上あって、マジか・・・と思いました」と振り返る。田中も、コピーした台本や共演者たちの写真を家中に貼って、練習に励んでいることを明かした。そんな本作の脚本を担当しているのは、役者業のかたわら舞台の作・演出など幅広い活動で注目の池田テツヒロ。片桐は、そのことに触れつつ、「普通のドラマよりもテンポの早い会話劇になっていると思う。舞台のようなライブ感を出せればいいな」と語った。

HKT卒業後初のドラマ出演となる田島は、「カギかっこ多いな~と思いつつも頑張ろう!という気持ちで挑もうと思っていた」とフレッシュな回答。しかし、クランクイン前に発表された共演者たちの"セリフが多くて不安"といったコメントを見て、自分に務まるのか心配になってしまったようだ。それに対して、俳優としての長いキャリアを持つ濱田は、「イケテツ(池田テツヒロ)さんの台本なので、体にスって入っていきました」と貫禄を見せた。同じくベテラン俳優の國村は、「これはもう舞台だな、と。この台本を(映像作品として)撮るのは大変だろうな」と話し、セリフを覚える不安よりもドラマとしての完成形を考える余裕を覗かせた。

次に、それぞれの演じる役柄について問われた6人。ある出来事がきっかけで心が折れてしまった女子高の教師・安彦聡を演じる増田は、クセの強いキャラクターたちの中で一番普通でフラットな存在でいることを意識しているとのこと。そんな増田に、田中が「人の良さが滲み出ている感じがぴったり合っている」と話すと、片桐や濱田も大きく頷いていた。

夫と離婚調停中の元女性ファッション誌の編集長・大庭桜を「自分のルールとか正義感があって、それに反することがあると食って掛かるような人」と分析し、自身も理解できる部分がかなりあると話す田中。そこに、片桐がすかさず「世間のイメージ上の田中みな実さん、そのままの役です!」と割って入る。増田も「実際話してみたら違うんだけど、思っていたのはこれです」と同意。田中本人としては、これは意外だったようだ。一人でバーっと喋ることも多い役柄のようだが、そこは元局アナウンサー。共演者たちも認める抜群の滑舌で見事にこなしているという。

片桐は、全く売れていないが芸人を自称している実演販売員・秦幡多を演じる。田中と違って滑舌に自信がないため、実演販売のシーンには不安を感じていると明かし、「とにかく、なんて言ってるかは分かるように」と控えめに意気込んだ。そんな幡多との掛け合いも多い、博多から上京してきた生意気なキャバ嬢・望月舞を演じる田島は、自分のバックグラウンドや性格と役柄が重なる部分も多いと話す。HKT48の初代センターとして活躍していた彼女の少し口の悪い博多弁にも注目だ。6人の中で最年少ながら現場には一番馴染んでいるそうで、スタッフを巻き込んでラジオ体操をしているという裏話も飛び出だしていた。

普段は真面目なのにギャンブルに溺れ借金まみれの公務員・胡桃沢翠役の濱田は、キャラクターが抱えるダークな部分が出てくるのが本作の面白いところだが、それを出していく配分を模索しながら演じているとのこと。國村が扮する、元広告代理店勤務のエリートながらリストラされた天涯孤独の男・池上隆二は、「シェアハウスというものに住む人としては、歳がいき過ぎている」人物。だからこそ國村は、"この人だったらシェアハウスに住もうとするかもね"と視聴者に思ってもらえるようなリアリティを出せるよう意識しているとこだわりを語った。

続いての質問は、ドラマの設定にちなんでシェアハウスをしてみたいか。憧れがあると話す増田だったが、共演者たち全員から「潔癖症、キレイ好きなのに無理ではないか」と総攻撃を受けることに。そして田中は予想通り「無理です」とキッパリ。家族と暮らしている片桐も、「住人の数だけあるルールを諦めたり認めたりしつつ共同生活を送っていくのには興味がある」としつつも、"長く住んでいる人が偉い"というようなシェアハウスにありがちな独特のヒエラルキーには難色を示した。

苦手だという家事をやってくれる人がいればシェアハウスしても良いという田島には、片桐が「それはお母さんか召使いだね」とツッコミ。意外にも「是非、入居してみたい」という濱田は、「昔から群れで行動するのが大嫌いなので、友だちは絶対に作りません」と続ける。女優という職業柄もあり人間観察をして楽しみたいのだとか。そんな濱田のように、基本群れるのは苦手だが気の向いたときに集まってくる"ネコ体質"の人ばかりのシェアハウスなら住んでみたいと話すのは國村。どうやら濱田と國村なら一緒にシェアハウスをすることができそうだ。

最後の質問は、「自分がこれだけは負けないというものは何?」。濱田は「自分の心惹かれたものに没頭する才能」があるとのこと。田島は「食欲!」と元気に答え、撮影中も濱田や片桐らと一緒に、美味しい差し入れを堪能していると話した。片桐は、人に影響を受けながら流されてきたが、なんだかんだ上手くいっているという自身の人生を振り返り「運がいいところ」と回答。過去にエンジニアを目指していたという國村は「車が好きな度合いは誰にも負けない」とのことで、エンジンの話だけでゆうに1時間喋り続けてしまうそう。美容の面で多くの女性の憧れの存在でもある田中が負けないのは「冬にイチゴを食べる量」。一日2、3パック食べるそうで、撮影現場にも大量のイチゴを持ち込んでいるという。大トリの増田は、あまりこれといった答えが思いつかず、最終的には「なんでもそこそこできてしまう」との回答に行きついていた。

誰にでもルーザーなところがあって、それに思い悩んでしまうことはあるもの。けれども、人との関わりを通して、自分自身を好きになれたり、他人を認めることができるようになったりする。『吉祥寺ルーザーズ』は、そんな優しい気持ちをに持つきっかけになるドラマだと話した増田。「個性豊かなキャストがそれぞれのキャラクターを演じているので、自分を色々な目線に当てはめながら観てほしいなと思います。毎週月曜11時6分は、テレビ東京でシェアハウスにGO!」とのメッセージで、会見は幕を閉じた。

◆番組情報
ドラマプレミア23『吉祥寺ルーザーズ』
2022年4月11日(月)スタート
毎週月曜23:06~23:55放送
地上波放送終了後、動画配信サービス「Paravi」にて配信。

(C)「吉祥寺ルーザーズ」製作委員会