【ネタバレ】『妻、小学生になる。』中年と少女の不思議な関係と再生への第一歩

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【ネタバレ】『妻、小学生になる。』中年と少女の不思議な関係と再生への第一歩
【ネタバレ】『妻、小学生になる。』中年と少女の不思議な関係と再生への第一歩

村田椰融による同名コミックを原作に据え、堤真一が主演を務めるホームドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)の第2話が1月28日に放送された。妻・新島貴恵(石田ゆり子)を10年前に亡くして以来、生きる意味を失った主人公・圭介(堤)とその娘・麻衣(蒔田彩珠)のもとに、貴恵の生まれ変わりだと名乗る小学生・万理華(毎田暖乃)が登場。最初は拒否した二人が貴恵の生まれ変わりを信じ、受け入れた第1話ラスト。

続く第2話では、万理華(貴恵)の手作り弁当を食べる圭介のもとに、年下の課長・守屋好美(森田望智)が弁当を持って現れる。弁当を褒められ、自作のはずなのに「どのおかずも愛情がこもっていて」と妙なことを口走ったり、何か良いことがあったのかと尋ねられると、余生だと思っていたところに思いがけないことが起こった、誰かに話してしまったらシャボン玉のように消えてしまいそうという謎の話をしたりする圭介。しかし、たまに一緒にお弁当を食べる「お弁当友達」になる約束をしたところまではよかった。

スマホを落とし、待ち受けの万理華の写真を守屋に見られると、「娘さんですか」「もしかして孫・・・」と聞かれ、しどろもどろに否定する。その様子が気になった守屋は、それを友人・菊池詩織(水谷果穂)に話すと、菊池は圭介の怪しい趣味を疑うのだった。

一方、妻・貴恵は小学生になってもモテていて、クラスメートに告白されていた。かつて店に来るお客さんにも魚屋さんにも、パパ友にもモテていた貴恵。圭介はそれを思い出し、相手が小学生なのに、嫉妬してしまう。毎田暖乃の堂々たる態度に対して、終始そわそわしたり、しどろもどろになったりする堤真一の様子は、姿かたちは中年男性×小学生女子のはずなのに、普通に夫婦に見えるのがすごい。

一方、麻衣は無事就職先を見つける。そして、母(万理華)に勧められ、オシャレを手伝ってもらい、友人の誘いのボーリングに参加する。それは、仲良しの両親を見て育った麻衣が、自分にもそういった相手が見つかるチャンスを逃してしまわないためだったが・・・。

麻衣が出かけてから、久しぶりのデートを楽しむ圭介と貴恵。ネクタイやストールを見繕ってもらい、万理華の身長に合わせて屈む圭介の姿は、忠犬のようだ。しかし、そんな不思議な光景を、休日ショッピングをしていた守屋と菊池が見てしまったから、ややこしい。守屋は菊池に急かされ、「圭介と小学生女子」を追いかけ、声をかける。しかも、圭介が何か言おうとしたところ、小学生女子はとっさに「圭介おじちゃんの親戚」と名乗り、「お世話になっております」と世慣れた挨拶をした後、映画に行くと言いながら、映画館と反対方向に向かうのだ。

そして、守屋たちに怪しまれないよう、アニメ映画を観ることにした二人。しかし、二人が並ぶ姿は、どう見ても親子であることにショックを受ける貴恵に、圭介は嘘をつけない理由を明かす。それは、一度貴恵が自分の目の前から消えてしまったから、一緒にいる時間は1分1秒も「嘘をつきたくない」という思いだった。

一方、麻衣は、男女グループのノリになじめず、言い寄る男性に肩に手をまわされると、一人逃げ出してしまう。これは麻衣がしっかりした子に育った証拠だが、モテる母の期待に応えられないもどかしさもあるのだろう。

だが、モテる貴恵もまた、モヤモヤした思いを抱えていた。

「お弁当友達とか・・・変わってないわね」

「優しくて天然でポンコツ」な夫は、母性本能をくすぐることから、実は意外とモテていたが、本人は気づきもしないのだった。

ちなみに、今回大いに盛り上がったのは、貴恵の実弟役で、神木隆之介が登場したこと。第一話では明かされていなかったが、電話の声やほくろの位置だけで一部、予想していたファンもいたことに驚かされる。そして、「天才子役」毎田と、「元天才子役の名優」神木の絡みの豪華さときたら。

ただし、気になるのは、万理華本人のここまでの10年間。実は母(吉田羊)にネグレクトされているようで・・・。

10歳になり、前世を不意に思い出した貴恵が、今は「万理華」の体を借りて好きに動きまわっているわけだが、その間本当の万理華の魂はどういう状況にあるのか。万理華と貴恵が一つの体に居続けるわけにはいかないだろうことを思うと、すでに切なさがこみあげる。

(文・田幸和歌子/イラスト・まつもとりえこ)

【第3話(2月4日[金]放送)あらすじ】

圭介(堤真一)はスマホのメッセージに反応がない万理華(毎田暖乃)のことが気になり、仕事が手につかない。昼休み、圭介の様子を心配した守屋(森田望智)が声をかけるが、心ここにあらずだ。お弁当も持っていない圭介に、守屋は自分の玉子焼きを分けてあげる。

ホームページ制作会社に就職した麻衣(蒔田彩珠)は、先輩社員について初めて取引先の元へ。小さな工務店を営む社長の息子・蓮司(杉野遥亮)にパソコン操作を説明することになるも、緊張のあまりうまくできない。しかし、一生懸命な麻衣に蓮司は好感を持つ。

圭介はようやく万理華と連絡がついて安心したものの、彼女にも家庭の事情がある様子。万理華の両親のことを思い、圭介と麻衣は複雑な心境に・・・。

一方、万理華は友利(神木隆之介)のことが気になっていた。友利のアパートを訪ねると、10年前と変わらない怠惰な生活ぶり。万理華は"姉"として友利の尻を叩く。

そんな中、圭介は家族3人での日帰り旅行を提案。貴恵(石田ゆり子)と麻衣との思い出の水族館へ行くことになり・・・。

◆番組情報
『妻、小学生になる。』
毎週金曜日22:00からTBS系で放送中。
地上波放送後、動画配信サービス「Paravi」でも配信中。