『優しい音楽 』土屋太鳳「人の絆の温かさを、音楽の力と共に感じて」

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『優しい音楽 』土屋太鳳「人の絆の温かさを、音楽の力と共に感じて」
『優しい音楽 』土屋太鳳「人の絆の温かさを、音楽の力と共に感じて」

2022年1月7日(金)20:00からテレビ東京で放送される『優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ~』。放送に先立ってオンライン記者会見が行われ、出演する土屋太鳳永山絢斗仲村トオル、そして、若松節朗監督が登壇した。

『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞した瀬尾まいこが手掛けた『優しい音楽』(双葉文庫)を脚本・岡田惠和×監督・若松節朗×音楽・稲本響という奇跡のタッグでドラマ化した本作。女子大学生の鈴木千波(土屋太鳳)は、江ノ電のとある駅のホームに偶然居合わせた永居タケル(永山絢斗)の姿を見て激しく引き付けられ、交流を深めていくが、それがきっかけでタケルや千波の家族の封印されていた「記憶の歯車」が再び動き出す――という物語が描かれていく。

昨年末12月26日にクランクアップ、若松監督は1月3日 まで編集作業をしていたという出来立てほやほやの本作。登壇した4人は、それほど間を空けることなく再会できたことに、それぞれ喜びを滲ませていた。

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登場人物たちの演奏シーンも見どころとなる本作だが、演じる上でこだわった点について、土屋は「『優しい音楽』というタイトルなので、音楽の場面は丁寧に撮っていただいた」と話し、楽器を演奏するクライマックスシーンを振り返った。千波という役を演じながらピアノを弾くということに難しさやプレッシャーを感じつつ、「心の中では、すごく大切にこだわった部分」だと語っている。

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幼い頃から家にピアノがあって、鍵盤での演奏に慣れ親しんできたという土屋とは対照的に、「人生でフルートを持つとは思っていなかった」と話す永山は、最初は音を鳴らすことすらままならず、猛練習をしたそう。とはいえ、「フルートの美しさ、音の良さを知れたのが、すごく良いお土産になりましたね」と新たな挑戦を楽しんだ様子だ。

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千波の父親役を演じた仲村は、「15歳くらいの頃、触って数分で才能がないなと思って、それ以来」だというギターを担当。今まで、ミュージシャンに対して「チャラチャラしやがって!」と思うことがあったというが、「これからは全ギタリストの方を尊敬しようと思う」と話し、慣れない楽器習得の苦労を語りつつ笑いを誘った。

こうしたキャストたちの努力に、「苦労した先にこんなに素晴らしい音楽を奏でてくれる俳優さんってすごいなぁと」と頭が上がらない様子の若松監督は、土屋が演奏したピアノについて衝撃の事実を告白。なんと700万から1000万円ほどするという世界三大ピアノの一つをドイツから取り寄せており、搬入のために窓を壊し、350kgもの重さのものを10人がかりで運ぶという大変な作業があったという。これには土屋も、「あのピアノはすごく響いて、タダモノじゃないな感がありました・・・ 」と目を見開いて驚いていた。

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また本作では千波とタケルの胸キュン必至な恋愛模様も注目ポイント。若松監督は、久しぶりのラブストーリーに「すごく燃えました」と語っており、『愛の不時着』や『海街チャチャチャ』といった韓国ドラマを研究して、本作の見どころの一つでもある千波とタケルのキュンとするシーンを作るのに役立てたそうだ。監督からのロマンティックな提案や要求に、演じていた土屋や永山は、思わず恥ずかしい気持ちになったり、ついていけないと感じたりしてしまうこともあったようだが、最終的にはとても良い形に落とし込むことが出来たと振り返っている。

さらに、撮影現場で "優しい"時間が流れていたことが分かるエピソードも明らかに。クランクインの日に、自分で選んだお菓子の詰め合わせに直筆メッセージを添えたものや、仲村が人生で一番美味しかったと舌を巻くキャラメルなど、土屋の気の利いた差し入れに共演者たちは癒されていたという。その中でも永山は、さりげない会話の中で言った「ピーマンの肉詰めが好き」という話を覚えていた土屋が、後日ピーマンの肉詰めが入ったお弁当を現場に差し入れしてくれるという粋な計らいには感動したようだった。

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続いて投げかけられたのは、「『優しい音楽』というタイトルにちなんで、自分にとっての優しい、または癒しの音楽は?」という質問。俳優としてベテランという位置づけになってきて、撮影現場で感じの良い人を演じていると話す仲村は、現場を後にする車の中で斉藤和義の「おつかれさまの国」を聴くとホッとできると明かした。

同じ質問に対して土屋は、「Enya(エンヤ) さんです」と即答。役作りのときにも、メイク中も、取材の撮影中も、様々な瞬間で聴いているという。さらに、本作で音楽を担当している稲本響の作品についても触れ、「音から千波の世界がフワッと開くような感覚になって、それがお芝居する上で助けになって、素敵な音楽に恵まれるというのは本当に幸せなことだなと思いました」と称賛を贈っている。

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最後に、土屋は「今は、日常の中に悲しさや苦しさが隠れている時代だと思います。コロナ禍や災害で、人知れず心に傷を負ったままの方が多くいらっしゃると思うんですね。そういう時代だからこそ、人の絆の温かさを、音楽の力と共に感じていただけたらと思います」と視聴者に向けて『優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ~』の温かい魅力をアピールした。

◆番組情報
『優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ~』
2022年1月7日(金)20:00からテレビ東京で放送。
地上波放送終了後、動画配信サービス「Paravi」で配信される。

(C)テレビ東京

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