かっぴーの人気WEB漫画を実写化し、2020年7月期に放送されていたシーズン1の続編となる矢作穂香主演ドラマ『おしゃ家ソムリエおしゃ子!2』が毎週金曜深夜0:52からテレビ東京ほかにて放送中。本作は、自分が認める「おしゃ家」に住む理想の男性を見つけるため、奮闘するおしゃ子(矢作)の姿が描かれる。今回は主演の矢作にインタビューを。後編では、シーズン2の見どころや作品にちなみインテリアのこだわりについて聞いた。
――前作から変わった部分は?
変わったのは・・・前髪かな(笑)。前髪がパッツンになりました(笑)。シーズン1より話数が増えて、より個性豊かな方が見られるので、それは毎回楽しみにしてほしいなと思います。それとおしゃ子のスリッパ! スリッパが変わるので、そこもぜひ注目してほしいです。あと今回は、1話1話の終わり方が、今までと違う部分があるので、楽しみにしていただきたいです。
――他の現場とは違う役作りをされているんでしょうか?
シーズン1の時は、家具をあまり知らなかったので、そういう勉強はすごくしました。今回も、台本を見て知らない家具やデザイナーさんの名前があったので勉強しています。
――矢作さんの家を選ぶポイントは?
まずは清潔感。清潔感があって、生活感もある部屋がいいです。生活感って、その人が生きているという証だと思うので、そういう生活感は大事かも。それとソファが気持ちいいかどうかとか・・・落ち着ける空間をいかに作れるかがポイント。私の実家では、母がインテリアをかわいい感じにしたいみたいなので、色も統一されています。犬と一緒に住んでいるので、犬に優しい家にもなっています。
――今、欲しいインテリアアイテムは?
棚が欲しいです。鍵を置く場所がいつもなくて、いつも鞄の中に入れちゃうんですけど、鞄だとファッションによって変えたりするので、「あれ、鍵、どこいったっけ?」ってなってしまうんです。それがすごく嫌で。棚とか、台とかキャビネットが欲しいなって思います。
――演じる際に「おしゃ子が降りてくる」という話をされていましたが、その時のテンションはどのようなものですか?
おしゃ子ってすごい大声なので、演じているうちに声が枯れてくるんです(苦笑)。なので、本番以外は抑えめでやっています。でも、"おしゃ子"の撮影では、動きを決めたりはするんですけど、テストリハーサルがないんですよ。本番が何回も続くという感じなので、その時に自分に降りてきたものを出しています。本番で思いついたことをやることもありますね。普通の撮り方だと困る撮り方をしているかもしれません(苦笑)。なかなかない撮影方法なので、みんな気を引き締めてやっています。
全て本番で挑んでいるので、その時のテンションを一発で出さなきゃいけないのは、ある意味、鍛えられているんじゃないかなと思います。他の現場でも、本番じゃないところでも、本番のようなテンションでいると演技のアイデアが浮かんできたりすると思うんです。この現場でやっていることが、他の現場でも許されるなら、活かせるんじゃないかなと思っています。
――ちなみに、矢作さんがおしゃ子に家に来られたら、どう思われますか?
いつも、おしゃ子はいろいろ指摘するんですが、正直「ほっとけ!」って思う部分もあるんです(笑)。絶対、嫌ですね。私の部屋はそこまでこだわっていないので。
――(笑)。そのなかでも「このこだわりだったら、おしゃ子も気に入ってくれるかな」と思う、自分の部屋のお気に入りや宝物はありますか?
何だろう、う~ん(熟考)・・・宝物はバレエ用品です。もともとクラシックバレエをやっていたので、バレエの写真やDVDをとっておいたり、トゥシューズも飾っているんです。おしゃ子から見たら、「まだ過去を引きずってるのか~!」って言われるかもしれないですけど(笑)、私の中ではすごく大切な思い出のものなんです。それと、写真とかプリクラとか学生の時の思い出の品は壁に飾ったりしています。
――思い出の品が宝物なんですね。ちなみに、お部屋の雰囲気はどんな感じなんですか?
暗い色が苦手なので、ベージュとか白とか明るい色を選んでいます。ベッドも白だし、棚も含めて、基本的には白です。それとピンクも好きなので、差し色に使っています。もともと私の部屋が暗かったので、壁の色も明るくしたりして、気に入っています。私の母にも、リビングの壁の色は白にしてほしいって言ったぐらい、明るいほうが好き。何でなのかな(笑)・・・でもそっちのほうが気分が上がる気がしていいなと思うんです。
――おしゃ子を演じてから、ご自身で何か変化はありましたか?
作品に出てくるようなブランドの家具が置いてある店は、「見てみよう」と思って入ったりしてます。前はそうではなかったんですけど、今は「どんな家具が売っているんだろう」と、ちょくちょく家具やインテリア雑貨店に足を踏み入れるようになりました。プライベートでもお店を見たりしていたことで知ってる家具も増えたので、ドラマでも「これ、知ってる!」ということもありました。
――"おしゃ子"の現場に帰ってきたなと思うことは?
やっぱり、テストなしの本番は、「"おしゃ子"の現場だなぁ」と思います(笑)。あと、長ゼリフ。ただただ読んでるだけなんですけど、どうやって覚えてるのか、自分でも分からないです(笑)。その長ゼリフでドラマを盛り上げていきます!
――改めてシーズン2の見どころを教えてください。
毎話、すごい方々が出てくるので、その方たちの個性豊かなお芝居とそれを受けての私のお芝居を楽しみに見ていただきたいです。全部、楽しいです。台本を見ているだけでも楽しいので、ぜひ注目して見ていただきたいです。くすき(富田望生)は多少変わった部分があるので、そこはドラマで見ていただけたら。おしゃ子とくすきと、めう江さん(MEGUMI)も相変わらずで、おしゃ子との3人のおしゃべりも、お楽しみに! 隠戸(市原隼人)は・・・見てください! 私からは言えない!(笑) 私も台本を読んで「あ゛~!」ってなったので、ぜひ本編を見て「あ゛~!」ってなってください(笑)。
(撮影:高橋将志)
◆放送情報
ドラマ25『おしゃ家ソムリエおしゃ子!2』
毎週金曜深夜0:52よりテレビ東京ほかで放送中。
動画配信サービス『Paravi』では、放送終了直後から次話を先行配信!