毎週土曜23：25からテレビ東京で放送されている竜星涼主演サタドラ ドラマ「家、ついて行ってイイですか」。人気バラエティ番組『家、ついて行ってイイですか？』で実際に放送され、反響の多かったエピソードをドラマ化した本作で、主人公の番組ディレクター・玉岡直人を演じている竜星へのインタビュー後編を公開。"バラエティのドラマ化"という異色作に挑み、実際のディレクターと同じ業務を体験した竜星が、作品や役を通して何を感じたか･･･そして、改めて役のこだわりやドラマの見どころを語ってくれた。
――演じる番組ディレクター・直人に共感した部分はありますか？
どの仕事でも皆さんそうだと思いますが、その仕事が自分に向いているかということを考えることもきっとあると思います。僕自身も、そういうことを思ったりもしますし。演じる直人が、テレビ局にいながらも、「ここにいることが正解なのか」と模索している姿に共感する部分はありました。
――今回の直人の衣装のこだわりは？
衣装合わせの時に、「こういうのがディレクターっぽいよね」という定義として、「ハーフパンツとハイカットのスニーカー、それは譲れない部分だな」という話になったんです（笑）。「現場で1～2人はこの格好だよね」って（笑）。そこはちょっとしたこだわり部分かなと思いますね。
――改めて、直人として番組ディレクター業務を体験してみていかがでしたか？
AD役は演じたことがあったんですが、実際にカメラを持って撮影してインタビューをするディレクターという役は、今回が初めて。本家のディレクターの上野（健）さんと二人三脚で撮影して、ディレクターとして番組を作っているということを体験したからこそ、ものづくりのより深い部分に関わることができたのかなと思います。
――本家のディレクターさんとお話して感じたことは？
僕らがOAで見ている一つのエピソードがOAされるまでの苦労がひしひしと感じられて、すごく身に染みて･･･改めて「大変な仕事をされているんだな」と感じました。
――この経験が、今後の俳優活動にどう生かされると思いますか？
直人を演じているうちに、カメラを回して取材をすることが、僕は好きだなと思えたんです。人とのコミュニケーションでも、例えば先輩を前に「何をしゃべったらいいのか」と考えたりすることがあったりすると思うんですけど、カメラを回して話していると、「昨日は何食べたんですか？」とか、取材っぽく切り込めるので、フレンドリーに会話ができたんですね。そうやって、コミュニケーションが取れたのが楽しかったです。役者が役者に質問をするような場を作れたらなと思いました（笑）。
――本家のバラエティの再現度はいかがですか？
実際にドラマ化された回に登場した一般の方の家をお借りして使わせてもらった方もいますし、登場いただいた方にもエキストラとして出てもらったりしているんです。なので、バラエティの本編を見ている方は楽しめるんじゃないかなと思います。いろいろな見方で楽しんでいただきたいですね。
――ちなみに、もし竜星さんが今、一般人だとして、「家、ついて行ってイイですか？」と言われたらどうしますか？
テレビに出られる喜びというのはあるかもしれないですね。「ちょっとでもテレビに出られる」っていうのは、うれしいと思うので、「いいですよ」とノリで言っちゃうかもしれないですね（笑）。
――改めて、本作の魅力を教えてください。
今回はドラマ化された回は、どれも本当にドラマチックなストーリー。劇中のセリフで、僕自身も「ドラマ以上にドラマチック」と言っているんですが、実話ベースというのが本当に衝撃的ですよね。ある意味、ドラマを超えるというか･･･それをドラマ化するのは、すごいなと思いました。
――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
1話1話、「本当にこんなことがあったのか!?」と思ってしまう内容ばかりで、いろいろな思いを受け取ってもらえると思います。それが少しでも見る方の人生の糧になり、そして、次の日から新たな一歩を踏み出してもらえたらと思います。
――本家のバラエティ『家、ついて行ってイイですか？』にもエールを！
本家のバラエティは、プロ根性や探求心を持ったディレクターさんたちがたくさんがいる番組なので、これからもよりドラマチックな映像を撮っていただき、ドラマもシーズン2、3･･･とシリーズ化できたらうれしいなと思います！
（取材・文＝齊藤恵）
◆番組情報
サタドラ ドラマ「家、ついて行ってイイですか」
テレビ東京系 毎週土曜23：25から放送中
地上波放送後には、動画配信サービス「Paravi」で配信予定。
(C)テレビ東京
