DASH ご当地PR課 ~伊香保温泉 流しそうめん~

公開: 更新: 日テレTOPICS
DASH ご当地PR課 ~伊香保温泉 流しそうめん~
DASH ご当地PR課 ~伊香保温泉 流しそうめん~

今回、城島、松岡、リチャードがやってきたのは、群馬県渋川市。その一大観光地といえば、「これが有名な365段の石段」榛名山の中腹に伸びる石段が魅力の伊香保温泉。
1576年長篠の戦いで織田信長に敗れた武田軍の負傷兵を癒すため整備されたのが始まり。与謝野晶子など数多くの文豪たちが定宿とするなど、古くから人々に親しまれてきた。

バブル期宿泊客は年間170万人にも。だがバブル崩壊後、客足は激減。現在はピーク時の半分以下に。そんな伊香保温泉の素晴らしさを伝えるには「石段の傾斜を利用したいね」
「DASHといえば“流しそうめん"」20代の頃から、流しそうめんを自作してきたTOKIO。今回は歴史ある石段の温泉街・伊香保温泉の魅力をそうめんを流して伝えたい!

その距離全長およそ1km!スタート地点に選んだのは、創建は紀元前、365段ある石段の頂上に鎮座する伊香保神社。
竹は、渋川市内の広がりすぎてしまった竹林から譲って頂き、その数400本以上。まずは竹を縦に割り、「(節取り)ちゃんとやんないとそうめん引っかかっちゃうからね」

自然の傾斜を利用する流しそうめん。正しく勾配がとれていないと流れない。設置は地元建設会社のみなさんにもご協力頂き、緻密な勾配チェックも。
流しそうめん歴20年のTOKIOもその経験を生かし、微調整。カーブ部分は、曲がりきれず麺が飛び出してしまわないよう、穴を開けて落す仕様。

そして、神社を下ること350m地点。戦国時代創業「金太夫」。およそ500年の歴史を誇り、石段が作られる前からこの地に立つ数少ない湯宿。
その一番の自慢が、伊香保の温泉街を上から見下ろし、上州の山々を一望できる絶景露天風呂。「この景色伝えたいなあ。でもどう流す?」「DASH島のロープウエーみたいに」

去年DASH島の開拓で作ったロープウエーのノウハウを生かせば、そうめんを地上まで運びながら、絶景をPRできるはず。
7階の露天風呂からホテル前の駐車エリアまでそうめんを流したいが、問題は「(ロープを張るための)重りをどうするか」

そこで、城島が用意したのが、地元建設会社さんからお借りした、重量7.2tの油圧ショベル。これで、そうめんをスムーズに地上に下ろすための絶妙なロープの張り具合を調整。
その先の石段エリア。松岡がいたのは射的屋さん「大坂屋」。こちらで松岡が思いついたカラクリ仕掛け。設置するのは、石段に向かうコースに立ちはだかる階段。

そうめんを階段の上に運び上げる必要があるが、「射的で物を撃って、ストッパーが外れて大きなものが落ちる。その反動を使ってそうめんを上に上げる」
イメージは、DASH島の舟屋で作ったエレベーター。滑車を中心に重りが下がれば、そうめんを上に持ち上げられる算段。

重りに使うのは“だるま"。お隣り高崎市はだるまの生産日本一。設営には地元の方々の力もお借りし、射的がきっかけで動く、伊香保らしいカラクリ仕掛けが。
流れてきたそうめんを竹筒がキャッチ。射的で景品を落とす事で、ストッパーが外れ、重りのだるまが落下。その重さでそうめんが入った竹筒が浮上し、階段の上へ。

さらに550m地点。石段のメインストリートには「伊香保まつり」の面々が。伊香保まつりは石段を舞台に神輿を担ぐ、歴史ある伊香保の一大イベント。
その激しさは、神輿が石段を転げ落ちることもあるほど。そんな石段を知り尽くした皆さんにお手伝い頂き、「ここを第二のダンダダンにしようと思って」

それは8年前、徳島・落合集落の絶景をPRした際、急勾配の坂に作った段々コース。今回は「この段差を使わせてもらってそうめん通したい」段差の下を流れるのは、源泉。
この湯の道、できたのは448年前。長篠の戦いの後、伊香保を療養所にする際、源泉を効率よく各宿に分配するため、石段を建設し、その下に湯の通り道を作った。

そして、石段を下ること850m地点には「“石段ダダン"ね」と、その傍らに「隊長どんだけいんのよ」石段81段目、大量のアヒルがところ狭しと祀られた、通称アヒル神社。
その正体はゴミの収集場所なのだが、射的の景品を置いて帰った事から始まり、数を増やし、いつしか伊香保の名物に。

そしてその先、広々とした石段エリアを存分に使って、クライマックスに相応しいコースを。松岡が考えたのは、8年前、徳島県三好市で作った巨大ジャンプ。
あの時の感動をもう一度味わいたいと、この石段に巨大ジャンプ台を。請負ってくれたのは、地元建設会社「瑞穂建設」の職人さんたち。

74年もの間、渋川市の宿泊施設や大型公共施設などを担ってきたプロ集団。過去最大規模の竹の巨大建造物を匠の技術で組み上げていく。
全長40m、石段50段分。上空を流れたそうめんを待ち受けるのは、落差6mの特大ジャンプ。命名は「ここ“Aぇ!ジャンプ"ね」

本番に備え、「アヒル隊長流してみよう」そうめんの代わりに伊香保のアヒル隊長でテスト。「すげえ、上手くいった!」幅10cmの竹に完璧な着地。
さらに今回、車が入れない石段に大量の竹を運び入れるため協力を仰いだのが、角界からの強力助っ人。高田川部屋から湘南乃海と輝。共に190cm超えの巨漢コンビ。

総動員で設置されたそうめんコース全長1kmがついに完成!とはいえ今回、難所多数。350m地点「金太夫」の露天風呂を経て、40mのロープウエー装置。
その先500m地点には射的を使った、カラクリ仕掛け。石段のメインストリートに待ち受けるのは石ダンダダン。クライマックスは落差6mの特大ジャンプ。

数々の難所を越え、麓のゴールへ、およそ1km。そうめんは流れきることができるのか!?スタートを目前に湧き立つ伊香保神社には、水卜アナも生放送直後に伊香保入り。
到着して真っ先に石段街の飲食店に挨拶回りを決行。そう、伊香保は温泉だけでなく、石段を登りながらの食べ歩きも魅力の一つ。

つまり、今回伊香保温泉の情緒ある風景と共に、絶品グルメも盛りだくさんのそうめんコースに。流すそうめんは伊香保の芸妓さん・かおりさんの手で。「梅が練り込んであります」
榛名山系の豊富な水で、いざ!「順調、順調、速いねえ」最初の鋭角のカーブを無事曲がり、神様の御前をありがたく通過し鳥居へ。

そして、急勾配の石段を下り、PRポイントへ。「お饅頭!美味しい」伊香保神社のお膝元「勝月堂」は創業114年。「湯の花まんじゅう」は温泉饅頭の発祥と言われる。
と、饅頭に目を奪われている隙に、道路を横断するためのコーナーで「あ…!(そうめん)落ちた」大量の水に押し出されてしまったか。

とはいえ、まだここは全コースの1/10程度。このままでは終われないので、水量を調整し、新しいそうめんでリスタート。
生まれ変わったそうめんは、石段を横切り脇道へ。そこはスタートから200m地点。この先は温泉街の中でも特に老舗旅館が立ち並ぶエリア。

創業300年を超える老舗旅館「横手館」は、総檜造りの本館が大正9年に建てられ、国の登録有形文化財にも指定されている。
この先はさらなる老舗旅館が。創業およそ500年、「金太夫」で待ち受けるのは、そうめんを空に飛ばすロープウエー装置。

だが、そのスタート地点は露天風呂がある7階。そこで、玄関から入ってきたそうめんを7階に運ぶため、エレベーターにカラクリ仕掛けを。
請負ってくれたのは、伊香保の街で庭木の伐採作業などを手がける鈴木さん。その仕組みは、「砂時計の仕掛け」重さおよそ6kgずつ入った砂のバケツを2つ取り付ければセット完了。

エレベーター内に設置するこの装置。そうめんを竹筒がキャッチするとストッパーが外れ、1つ目の砂バケツの底が解放。
シーソーが傾きエレベーター内に収まると、2つ目の砂バケツの底が解放され、同時にエレベーターが上昇。7階の扉が開くと、そうめんが入った竹筒が飛び出す仕組み。

そして、ホテル内に入ったそうめんは、真っ直ぐエレベーターへ。一方、城島はロープウエーの到着地点に先回り。リチャードは装置と一緒にエレベーターに乗り込む。
「砂が出てる!」ストッパーが外れ、砂バケツの底が解放。砂が出て軽くなれば、シーソーが傾き、そうめんが入った竹筒がエレベーター内へ。

無事二つ目の砂バケツの底が解放。7階に到着したら、シーソーが元に戻りそうめんが飛び出す仕組み。「いった!いけ、いけ」
そうめんをキャッチしたのは、投石機型カラクリ。そうめんを露天風呂へ送り込む。金太夫のみなさんが見守る中、そうめんが無事露天風呂へ。

その先には、そうめんを空に飛ばすロープウエー装置。目指すは40m先、城島の油圧ショベル。ロープは絶妙な張り具合をキープ。
「いったー!」40m急降下してきたそうめんは、宙を舞って竹の壁に着地。だがコースはまだ前半戦。すぐさま、次の難所が。

伊香保温泉の名物、射的を使ったカラクリ装置。ここは水卜アナが射的にチャレンジ。だが、的には当たっているものの、だるま落下せず。
気を取り直し、重い景品を狙って「そうめん、すっごい飛んだ!」射的カラクリをクリアし、そうめんがついに前進。

その先には、伊香保限定スイーツ「ジェラートどら焼き」もちもち生地とジェラートの組み合わせが絶妙な一品「アイスが美味しい、もちもち!」
そして、550m地点。そうめんは石段のメインストリートに到達。この先、石段の下を流れる源泉のPRポイント「黄金の湯」源泉。

さらに、448年前この地に伊香保温泉の石段街ができたことを記念する石碑前。源泉の周りを渦巻き状に。「おいさ、おいさ」いつしか声援は、伊香保祭りの神輿の掛け声に。
次にそうめんが駆け込んだのは、射的や手裏剣が楽しめる「なつかし横丁」。昭和の駄菓子屋をイメージしたという店内を一周。

「こけしのカステラかわいい」実は群馬、明治の終わり頃生まれた、自由な形や色彩が特徴の「創作こけし」発祥の地。その工房が去年伊香保にカフェをOPEN。
こけし型ベビーカステラはその可愛いフォルムで大人気。一方、そうめんは石段を駆け降り700m地点に到達。

ここで地元の「光るいちごサイダー」を頂いたら、石段を駆け降り750m地点で脇道へ、この先は住宅エリア。真夏でも涼しい地元の方の散歩道をそうめんは足早に。
小道を抜け開けたスペースには、高台から雄大な山々が望めるテラスが。「群馬と言えば玉こんにゃく」「出汁が染みてて美味しい」

850m地点。そうめんは勢いのまま石段のメインストリートへ。クライマックスを飾るのは、40mの助走を経て、落差6m巨大ジャンプ!果たして?
「きたー、おー!すごいっ!」伊香保の空へ、そうめんが舞う!そして、ついに「ゴール!」情緒ある石段の温泉街、伊香保温泉へ皆様も是非!