毎週土曜日 午前10時30分から日本テレビにて放送(関東ローカル/TVerにて最新話を無料配信)ヒロミ、小泉孝太郎がMCを務める「オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます」。
街頭インタビューで名前が挙がった、その人にとっての“神様”の中から、特に気になる神にスタジオにお越しいただく当番組。
8月24日(土)の放送では、元F1レーサー・鈴木亜久里さんが7年ぶりにテレビ出演し自身の別荘をテレビ初公開。
神奈川・三崎口でのロケで出会った74歳のカフェ顧問・山口三郎さんに自身にとっての“神様”を聞くと「もちろん(鈴木)亜久里さん」という答えが。亜久里さんは1990年の日本グランプリで、クラッシュの危険が高いインコースを果敢に攻め続け見事3位でフィニッシュ。アジア人初となる表彰台となり、14万人の観客が熱狂。
一躍時の人になった亜久里さんは絶大な人気を獲得し、ファッション誌の表紙や多くのCMにも起用されることに。バラエティ番組ではその負けず嫌いな性格がウケ、テレビでも引っ張りだこ。さらに1992年には自身の名前のついたゲーム「鈴木亜久里のF-1スーパードライビング」まで発売されるなど社会現象を巻き起こし、当時の最高年収は番組推定 約10億円!そんな亜久里さんの横須賀市佐島にある別荘を訪問した。
現在は、SUPER GTに参戦している「ARTA」の総監督としてチームの運営・ドライバーの育成をしている亜久里さん。この別荘がある横須賀市佐島は、南葉山と呼ばれる地域で透き通る海が魅力。都心から1時間でアクセスできる近さも人気の別荘地。
別荘は鉄筋2階建ての3LDK、設計したのは一級建築士・石原祥行さん。1年間で最も優れた住宅を決める「モダンリビングアワード」で、2006年銀賞を受賞。数々の別荘を作るリゾート建築の“神”だ。
スタッフがこの別荘の外観について「せり出してるように見えた」と言うと、「すごい大変だった。1年半くらい土台作るのにかかって」と亜久里さん。実はこの場所、家を建てるのが難しい崖の土地。石原さんは、家の重心を左寄りにし、建物の素材を軽くて薄い構造にすることでこのデザインを実現した。
2階の約70㎡のリビングからは湘南の海が一望でき、天気のいい日は富士山が見える。スタッフが「亜久里さんが一番好きな場所ってあるんですか?」と聞くと、「僕はいつもここ」「景色見る時はこういう感じ」とソファーの一箇所を示す亜久里さん。
このように部屋の中からも景色を一望できるように石原さんが施した神業が、柵をワイヤで細くすること。
このリビングには、「全部真っ白にしたのは家具とか物で色を変えられるから」という亜久里さんのこだわりもたっぷり。
目を引く壁の絵はFRANCK MULLERのもの。「チームのスポンサーがこの会社で、この家のために作ってくれた」とのこと。
大きな時計は「僕の知り合いが還暦の時に作ってくれた。僕の誕生日の9月8日(の数字のところ)で色が変わっている」と亜久里さん。
他にもクッションからカーペット、ブランケットなど、部屋中FRANCK MULLERだらけ!「家具も全部オーダーして作ってもらった」(亜久里さん)とのことで、レザーソファーで有名なドイツの高級家具メーカー・KOINOR FRANCISのオーダーメイドソファも。番組調べではお値段は約175万円。
さらにこのリビングは、ブラインドに投影することで130インチの巨大シアターにも変身する。
そしてリビングでいちばんのお宝がバイク。「家で飾っておく用に、全部レストアして、オブジェで置いてある」と亜久里さん。1967年に作られたこちらの「1967 YAMAHA RD05A」は、番組調べで約300万円。
全く生活感のないリビングだが、実はここにも石原さんの神業が。キッチンは隠せる収納で生活感を出さないようにしており、コンセントも床下収納といった徹底ぶり。
隣の寝室からも海が見えるが「この家、海の見えない部屋が一個もない」と亜久里さん。
そもそも、なぜ亜久里さんは南葉山に別荘を建てたのか?その理由を聞くと「船を買って、歩いてこられるところに家が欲しいなと」「(別荘の)真下に船が置いてあるから、歩いて何十秒かで船まで行って帰ってこられる」とのこと。そこで今回はクルーザーも見せてもらい、亜久里さんと相模湾を海上ドライブ!
そして亜久里さんにも、自身にとっての“神様”を聞いた。すると、レストラン「AzzurrA Mare SAJIMA」を挙げた亜久里さん。車で案内してもらえることになりガレージへ向かうと、ここにも、1970~80年代のバイクブームの火付け役「HONDA CB750FOUR」(中古車価格約700万円)や、「フィアット 500」(中古車価格約720万円)といったお宝が。
「AzzurrA Mare SAJIMA」は、湘南エリアで水揚げされた旬の魚や、自然豊かな三浦半島の食材のみで作る本格イタリアンが楽しめる人気店。
亜久里さんがいつも頼むおすすめメニュー・一品目は「湘南しらすのペペロンチーノ 自家製クレーシャ添え」(2,600円)。相模湾で採れた新鮮な生シラスをペペロンチーノ仕立てに。お店で一から手作りしているイタリア郷土パン・クレーシャにのせていただく。
さらにはメニューにはない亜久里さんのためのスペシャルメニュー「目灯イカとからすみのスパゲッティーニ」も。こちらは、ニンニクと唐辛子で香り付けしたオリーブオイルに、アサリでとった特製出汁、刻んだセロリとキャベツ、ズッキーニとイカを加える。パスタを投入し、具材としっかり和え、最後に本場イタリアのカラスミをたっぷりかければ完成という一品だ。