新宿DASH ~“妖怪ヨーコちゃん"後編~

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新宿DASH ~“妖怪ヨーコちゃん"後編~
新宿DASH ~“妖怪ヨーコちゃん"後編~

かつて大都会に生息していた“妖怪ヨーコちゃん"が、30年ぶりに進撃しているとのウワサを聞きつけ、前回に引き続き、多摩川の河川敷を捜索。
国内におけるヨーコちゃん研究の第一人者・麻布大学教授の塚田先生によると、「ちゃんとそこに子孫を残すということになっていれば、本当に復活したことになる」

だが、「ヨーコちゃん、やっぱりなかなか出会えないですね」
今回は多摩川河口がある羽田空港まで範囲を広げ、全長約17kmを大捜索。
夜行性のヨーコちゃんは「(活動するのは)大体日没前後です」「じゃあこれからですね」

このまま進めば、河口がある大田区・羽田空港だが、塚田先生「神奈川県側の河川敷の方が広いので、ヨーコちゃんの居場所としてはいいかもしれない」
そこは沢山の電車や人が行き交い発展し続ける街、川崎市中原区武蔵小杉。
神奈川側も、30年間ヨーコちゃんの姿は確認されていない。

そこで、ヨーコちゃんの痕跡探し。「獣道ですね」それを辿っていくと川が。
塚田先生「こういうところに足跡がある」
すると、足跡より先に「お魚を食べた跡が…」と塚田先生。
肉食のヨーコちゃん、魚や甲殻類も大好物。高層ビル群の目の前に広がる多摩川だが、豊かな環境としても知られ、綺麗な水にしか棲めないアユ・エビ・カニも豊富。

と、松島「白いフンがある!」
これに、反応したのは、塚田先生率いる研究室の冷静沈着な学生リーダー・山本さん。
山本「骨を食べるとカルシウムで白くなる」
とはいえこの落とし物、数ヶ月かけ分析しなければ、ヨーコちゃんのものかは見極められないため、持って帰ることに。

その後も足跡は見つかるものの「この肉球は?」
「この(歩き方の)パターンはタヌキっぽい」「(ヨーコちゃんは)もっと一直線」
「モデルウォークですね」
日没の午後6時。「ヨーコちゃんゴールデンタイム」獣道を辿ること30分。
「競馬場だ」武蔵小杉から約4km。
川崎駅にも近い、川崎競馬場のトレーニングセンター。

すると、ここに新たな痕跡が!
松島「これ何か掘ってます?」
塚田「(ヨーコちゃんの)掘り跡だと思います」「ネズミか何かを探して掘った穴かと」
ネズミの餌となる牧草も多い競馬場。その横の斜面はネズミが巣穴を掘りやすく、ヨーコちゃんにとっても、いい狩り場になっている可能性が高い。

さらに、松島「白い毛っぽいものが!」
毛の色がまばらなヨーコちゃん。一部白い毛も生えているというが、それは他の動物にも。この毛では専門家2人も見極められず。
と!そのそばに、塚田「(落とし物)きましたね」「同じようなところにするんですよ」「(ヨーコちゃんの)可能性が高い」
「サインポスト(目印)にしている重要な場所なのかも」

となれば、この先にヨーコちゃんの隠れ家があるかもしれない。
獣道を辿っていくと、藪の中に「ちょっと待って!いいぞここ、寝床じゃない?」
カメラを入れてみると、ヨーコちゃんに繋がる決定的な手がかりが!
塚田先生「おお!穴ですね」
「今ちょうど子育てをしている時期で、かなり土が出てるということは掘っている証拠」

お母さんとなったメスのヨーコちゃん。
子どもが安全に暮らしていくための巣穴を掘り、セクセク通って、子育てをする習性があるという。
塚田「もし巣穴だとすると、外敵が入りづらい。非常にいいところに作ってますね」
つまり、塚田「ここにカメラ仕込めば、ヨーコちゃんに出会えるしれない」

そして、5月下旬。カメラを仕掛けて41日目。
太一「こんなに生い茂っちゃって」
果たして、ヨーコちゃんの姿は写っているのか!?
設置1日目、午後9時18分。
太一「ネズミだ」その2時間後。「タヌキですね」
「2匹いるよ」「(ヨーコちゃんと)同じ穴を使ったりする」

穴掘りが苦手な、タヌキのカップル。親戚関係にあるヨーコちゃんの巣穴を一部借りて、子育てをすることがあるという。「獣道もみんな同じの使うんだね」
すると、設置3日目、午前1時13分。
その獣道から、ついに!
太一「えっ!映ってる!」学生「うわー!ガチじゃん」
太一「タヌキでも犬でもない、先生これは…」塚田「キツネです」

「ヨーコちゃんってキツネ!?」
妖怪の「妖」の字に「狐(キツネ)」と書いて、“妖狐(ヨーコ)"。
その正体は、ホンドキツネ。タヌキと同じ犬の仲間。
豊かな環境にしか棲めず、東京・神奈川の都市部では、一度は絶滅したコイツが、30年ぶりに大都会・多摩川に進撃!

塚田先生の夢は、大都会でのキツネの完全復活。
巣穴にやってきたことから、メスだと思われるコイツが、子どもを産み、育てているか、確かめたい。
だが41日間でカメラが作動した11回にうち、お目当てのヨーコちゃんが写ったのは、たった1度…24秒間。

塚田先生によれば、穴の規模、そして中を気にしている素振りから、ヨーコちゃんの巣穴であることは間違いないが、「たぶん、今年の巣穴じゃない」
「今はどっかの巣穴に子どもがいるはず」
というのもキツネのヨーコちゃん。洪水や外敵などに備え、半径約1kmの縄張りにいくつも巣穴を構え、転々と引越しする習性が。
つまり、ヨーコちゃんの完全復活を見届けるには、まだまだ険しい道のりが待っていた…

【新宿DASH 特設サイト】