11月5日(日)放送の日本テレビ「所さんの目がテン!」は「かがくの里2023収穫祭」。今年で9回目となるかがくの里の収穫祭を行う様子を紹介しました。
米は今年も豊作
所ジョージを出迎えてくれたのはかがくの里専任プレゼンターの阿部健一さん・五島麻依子さん。里の達人・西野茂さんと宇都宮大学 農学部の高橋行継教授も登場。今年のお米の出来について聞くと「今年は類い稀なく高温の時期だったけど、いい出来だと思います」と高橋教授。
今年は連日続いた記録的な猛暑の影響でカメムシが大量発生し、連日ニュースを騒がせましたが、里では阿部さんや地域の皆さんがこまめにチェック。結果、里の生態系のバランスが働き、この里ではカメムシが大量発生することがありませんでした。
9月には稲刈りを行い、昔ながらのはざかけにして天日で乾燥。結果、今年も豊作に。はざかけにして三週間、収穫祭の日がまさに食べごろです。
続いてエゴマの畑に移動。エゴマは6月下旬に油をとるために植えていました。 エゴマ油は必須脂肪酸が豊富でナッツのような香ばしさがあります。葉ももちろん食べられます。
紫色のトウモロコシ その品種とは?
トウモロコシは収穫祭に合わせて今年は8月に植え、順調に成長し食べごろに。所がトウモロコシをもいで皮を剥くと、紫色のトウモロコシが。これは「大和ルージュ」という甘みの強い品種だそうです。
続いてはショウガの収穫へ。阿部さんと所が一緒に根を引っ張るとたくさんのショウガが。
果樹も収穫。今年初挑戦した果樹栽培、今年5月にレモンとミカンの苗木を購入。苗木には果実がついていたのですが、茨城大学 農学部 井上栄一教授から「(果実を)取っちゃった方が枝の伸びが良くて」とアドバイスが。1年目は木を成長させるのに栄養が必要なため果実を取ってしまった方が良いそうで、成長している実以外を間引いて栽培。
色づいたミカンを所が収穫し食べてみると、その味を大絶賛。そして収穫したミカンで作ったジュースも飲んだ所は「うまい!」とこちらも絶賛しました。
最後に今が旬のサツマイモも収穫して、収穫した作物たちで朝定食を作っていきます。調理は東洋大学 食環境科学部の露久保美夏准教授が行います。
収穫した作物で朝定食作り
まずはトウモロコシを七輪で焼いていきます。トウモロコシは日中呼吸が活発になり、実に含まれる糖分が使われます。なので糖分が失われていない朝に収穫したものが一番甘いそう。
焼きトウモロコシにかけるしょうゆは阿部さん手作りのもの。実は、今年2月から、去年取れたこの里の大豆でしょうゆ作りに挑戦していたのです。露久保准教授と共に大豆・小麦・種麹を使って作っていきました。 鍋で大豆を茹で、圧力鍋で大豆の中に水分を浸透させ、大豆に小麦と種麹を混ぜ合わせていき、30℃の状態で約48時間発酵。
2日間発酵させて豆麹となったものに1.1倍の水と全体の重さの18%の量の塩を加え、1年間発酵。阿部さんが自宅で豆麹を混ぜ合わせるなどの過程を経て、しょうゆが完成。
このしょうゆを塗り焼きトウモロコシが出来上がり!「本当においしい!嬉しくなる」と所。
続いては味噌おにぎりと自然薯の磯辺揚げを調理。 おにぎりには里で作った5年目の味噌と1年目の味噌をそれぞれ塗り、食べ比べ。そこに、里で育てた自然薯を皮ごとすりおろし海苔で巻いた磯辺揚げも添えました。
まず5年目の味噌のおにぎりから食べた所は「味わいがある。味噌っていうより佃煮かな」とその深みのある味を絶賛。1年目の味噌は「これはこれで美味しい。さっぱりしてるね」とコメント。味噌は発酵と熟成が進むと色が変化し、たんぱく質や糖分が分解され複雑な香りが生まれるのだそうです。今年の里のお米に「美味しかった」と大満足。かがくの里 大収穫祭の模様は次回に続きます!