画家ポール・セザンヌの地 エクス・アン・プロヴァンスへ【“日本ラグビー界の鉄人”大野均さんと巡る現地取材記】

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画家ポール・セザンヌの地 エクス・アン・プロヴァンスへ【“日本ラグビー界の鉄人”大野均さんと巡る現地取材記】
画家ポール・セザンヌの地 エクス・アン・プロヴァンスへ【“日本ラグビー界の鉄人”大野均さんと巡る現地取材記】

ラグビーワールドカップ2023フランスが9月8日(現地時間)に開幕しました。開幕を前に、開催地フランスを旅したのは“日本ラグビー界の鉄人”元日本代表の大野均さん(現在は東芝ブレイブルーパス東京・普及担当)です。

大野さんとともにフランスを巡り取材を共にしてきたスタッフが、現地での模様をお届けします。4日目の様子をご紹介。

■4日目

エクス・アン・プロヴァンスといえば、画家ポール・セザンヌの地として有名だ。
ツアーや観光ガイドなどを見ても、“セザンヌゆかりの地”として色々な場所が紹介されている。
前日に行ったブドウ畑から見えたサント・ヴィクトワールの山は、セザンヌが最も愛したモチーフと言われ、80回以上書かれたといわれている。

この日は、セザンヌが晩年の4年間を過ごし、亡くなる直前まで制作を続けたアトリエを見に向かった。
アトリエは、町の中心部(旧市街)の北に位置するレ・ローヴの丘にある。
街を抜け緩やかな坂道をのぼること約20分、木々に囲まれるようにアトリエはあった。

中に入り、2階へ向かうとアトリエがある。
大きな窓が特徴的なこのアトリエは、セザンヌの生前のままに保存されているという。
部屋には、デッサンに使った画材かばんなどの道具、静物画に使用した物も置かれている。

セザンヌについて詳しく知らなくても、日本語オーディオガイド(有料)があるので、セザンヌの生涯、作品についてなどを知ることができる。

エクス・アン・プロヴァンスを堪能し、タクシーで次なる場所へ。

到着したのはフランスの田舎風景が残るゴルド。
フランスの最も美しい村に指定される場所の1つだ。

美しい村は、現在174の村が登録されていている。
指定されるには村の人口が2000人未満、保護建造物が2か所以上あるなどの条件を満たさなければならない。

ゴルドで人気のフォトスポットへ向かう。
行って驚いたのは、崖にも関わらず、柵がないこと。
大野さんは、崖のきわにたち恐る恐る下をのぞく。

「落ちたら危ない場所ですが・・・」といいつつ、「このくらいなら近づけないほどではない」と言い、壮観な景色を堪能し、足早ではあるが、ニームの街へ移動した。

2時間ほど車で移動し、ニームの街に到着したのは午後6時頃。
ホテルにチェックインすると出迎えてくれたのは、ニーム市のグザヴィエ・ラボーヌ観光局局長とガール県観光局のPR担当者ルク・スバンさん。

長きにわたり日本のラグビーをけん引し、フランス観光親善大使になった(今年5月に任命式)大野さんをもてなそうと、忙しい中時間をつくって来てくれたのだ。

ワインで乾杯を済ませると、大野さんは日本とフランスの文化の話、ラグビーW杯の話など情報交換をかねて色々な話をしていた。
思い返せば、行く場所全てに現地の観光局の人が同行してくれていて、その人たちが話す情報を誰よりも深掘りしていたのは大野さんだった。フランス語のわかる観光局の人に通訳を頼んで話すこともあれば、自ら英語で質問することもあった。
ここニームでもしっかり観光親善大使の役割を果たす大野さんに、その情報はどこかで出すのか聞いてみると、SNS(X/旧Twitter)で写真と一緒に発信しています、与えられた役割をしっかり果たさないといけない、と言っていた。

そんな姿を見て、残りのフランスツアーもしっかり取材しなければ、と気を引き締め直すのであった。

<協力>
・フランス観光開発機構
・プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方観光局
・オクシタニー地方観光局
・エクス・アン・プロヴァンス観光局
・リュブロン観光局
・ニーム観光局
・東芝ブレイブルーパス東京

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