Awich ライヴでは、自身の楽曲である『Queendom』と『GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR』を披露

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Awich ライヴでは、自身の楽曲である『Queendom』と『GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR』を披露
Awich ライヴでは、自身の楽曲である『Queendom』と『GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR』を披露

トークでは、ラッパーになるまでの道のりから夫との死別、歌う
ことへの葛藤を経て、再びマイクを持つに至った経緯、
14歳の愛娘との親子関係まで幅広く語ります
Awich
ライヴでは、自身の楽曲である『Queendom』と
『GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR』を披露

毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けるアーティストにまつわるトークを交えつつ、ライヴ映像で紐解く新感覚の音楽番組「MUSIC BLOOD」。ゲストはAwich(エイウィッチ)さんでした。
トークでは、ラッパーになるまでの道のりから旦那さんとの死別、歌うことへの葛藤を経て、再びマイクを持つに至った経緯など幅広く語ってもらいました。ライヴでは自身の楽曲である『Queendom』と『GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR』を披露。ここではオンエアに入りきらなかったシーンも含めて、収録の裏側の一部をリポートします。

ゲストはAwich。強烈なリリックと唯一無二のラップスキルを持つ、HIP HOP界のクイーン。現在35歳、14歳の娘を持つ母でもある彼女の言葉が、世の女性に刺さりまくっている。いま注目を集める”女性が憧れる女性アーティスト”なのだ。

「本日のゲストはヒップホップ界のクイーンですよ!その昔、オシャレキングとして名を馳せた雄大的にはどうよ?」と、なんとも荒削りな質問をする田中さん。だが千葉さんはAwichさんに会える嬉しさからか、そんなことは意に介さず「めちゃくちゃ好きで毎日のように聴かせていただいています!」と興奮気味。「すでに聴き込んじゃっているわけね!さすが!」と田中さんがおだてると「あざーっす!」と雑に返す千葉さん。この勢いのままスタートです!

お互いにあいさつを済ませると、Awichさんの大ファンであるという番組スタッフがスタジオに訪れ「Awichさんが女性の強さや賢さを世間に代弁してくれている、というか女性に生まれて良かったと思わせてくれるんです!」と、その魅力を熱弁。「(世の女性)をそこまで思わせてくれるってすごい」と田中さん。さらにこの日スタジオにはAwichさんの14歳の愛娘、トヨミさんも駆けつけてくれました。普段のAwichさんについて訊くと「子どもみたい」と一言。これに対しAwichさんは「逆に私にとってトヨミは親みたいなんです。私が子どもみたいに振る舞うと『ちゃんとしなさい!』って怒られる(笑)」とこぼします。ライヴでの親子共演を見ていた千葉さんは「二人のバランスがいいですね。あとステージがめちゃくちゃかっこよかった」。「トヨミはスケジュールの都合で最後までリハーサルができなくてスタッフさんも心配していましたが、本番ではそんな不安も吹き飛ぶくらいしっかりやってくれて。本当に頼りになります」とAwichさん。

まずはAwichさんのルーツについての話題に。「小学生時代は沖縄アクターズスクールに憧れていましたが、親に反対をされて入れませんでした。ただその代わりというわけではないですが、米軍基地内にある英語教室に通っていました。中学生になるとアクターズスクールと並行して、沖縄出身の先輩アーティストであるCoccoさんに憧れを抱くようになりました」と当時を振り返ります。

その後、14歳でアメリカが誇る伝説のヒップホップアーティスト・2PAC(ツーパック)の作品と出会いラップの魅力に目覚めます。「この出会いが”私にもラップができるかも”と思わせてくれました。9歳から自分の気持ちを詞に書いていたので、14歳くらいになるとラップで表現できそうだなって思ったんです。当時書いていた詞は大人に対する不満や子供はこうあるべき、女性はこうあるべきというルールみたいなものに対する思いを書いていました」

また沖縄という土地ならではの風土も、Awichさんの曲作りに大きな影響を与えたと言います。「戦争や平和に対する思いは常にありましたし、戦争があったという事実は変わらないと子どもながらに思っていました。今の環境に生まれたことを悲しんだりせず、この状況を利用して、どんなドアを開けられるだろうということを考えていました。」

そして高校卒業後の話に。Awichさんの身に、人生が一変する出来事が起こります。Awichさんはヒップホップと企業学を学ぶためにアメリカへ留学し、現地でアメリカ人男性と学生結婚をしトヨミさんを出産。しかし結婚から3年後に最愛の夫が事件に巻き込まれ銃弾に倒れたのです。「とにかくショックで、精神的にも追い込まれて日々不安定な状態が続きました。娘には嘘はつきたくなかったので、真正面から向き合いました。良い方向に進むと信じて「お父さんは亡くなったんだよ」って伝えました。「痛いの?」って訊かれても私にはわからないから、ちゃんと「わからない」と答えたり。ただ、当時も今も一つだけ言えることは、心の中にある(夫に対する)思いだけは変わらないということ。何日もかけて話したことで、少しずつ理解してくれました」

そんなどん底から抜け出すきっかけになったのが、歌への想いだったそう。
「書き溜めた詞がたくさんあったので、それを歌いたい、人に伝えたいと思ったんです。死にたいと思っていましたが、死んでもいいって思うなら歌を死ぬ気でやってみようって。あと夫はいつも、喧嘩をした時ですら「歌うことを続けて」って言ってくれていたので、その言葉も背中を押してくれたのだと思います。さらにもう一つきっかけになったのは父の言葉です。2年間くらい塞ぎ込んでいたんですが、その時に「沖縄の人はみんな大切な仲間や家族を失っているけど、前を向いて生きてきたんだぞ」って。それで目が覚めました」

Awichさんの一連の告白に、MC二人はただただ聞き込むばかり。「Awichさんの言葉は本当に胸に染みる。だから僕はAwichさんが好きなんだな」と千葉さんがこぼします。

そんなAwichさんにとってのBLOOD SONGは『Queendom』。
「私のこれまでのストーリー、そしてこれからを表現している曲です」

そしてもう一曲は『GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR』。
「JP THE WAVYとYZERRの二人は滅多にテレビに出ないので、私は革命だと思っています。この曲を3人でテレビで披露するということは、私の中ではめちゃくちゃ大きな瞬間です。この曲を通じて、ヒップホップのカッコ良さが伝わると嬉しいです」

そしてお待ちかね、千葉さんの曲振りタイム。今回はAwichさんから「英語でお願いします」というリクエストが。一度目でバシッと決まったかと思いきや、Awichさんの指摘で『ギラギラ』の発音がLでなくRであったことからやり直すことに。2回目で見事成功させたのでした(笑)!

スタンドインすると、マイクの前で一人ごとのように静かに歌詞を口ずさむ姿が印象的です。故郷である沖縄のことなど、自身のこれまでの半生を綴った楽曲『Queendom』では、ドキュメンタリーチックな歌詞が聴く者の胸に刺さります。歌唱中に流れるありし日の家族の幸せそうな映像も、歌詞にさらなる重みを与えています。また『GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR』では、JP THE WAVYとYZERRというラッパー二人を従えてアクト。歌唱する直前まで目をつむり精神を整えると、何かを爆発させるかのようにパワフルなパフォーマンスを披露。自然と体が動くような心地よくも力強いナンバーは、聴く者にパワーを与えます。UNCUTの撮影では、Awichさんならではの挑みかかってくるようなアクションと独特の鋭い眼差しが、よりリアルに映し出されています。さらに『GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR』では、3台のカメラを使って映し出される3人が楽しそうに歌う姿は、まさにライヴそのもの。「本当にクラブやライヴ会場にいるような感覚を味わえるので、ぜひチェックしてください。久しぶりに多くのカメラに接近して撮ってもらって、早く本格的なライヴがやりたくなりました(笑)」とAwichさん。この模様はぜひsmash.でご覧になっていただきたい!

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