麻酔科医への思いを理解してもらえず、母・村松聖子（池津祥子）との関係が悪化した村松典子（岡崎紗絵）は、家を飛び出し、宮本歩（杉野遥亮）、鮎川玲（宮澤エマ）と、小松真吾（向井康二）の店で飲んでいた。
するとそこへ、真吾の息子・片瀬圭吾（湯田幸希）が突然訪ねてきて、母・凛（冨手麻妙）に、学童で予定している登山に行くことを反対されていると相談する。
実は、圭吾は心臓に疾患を抱えているため、体のことを考えれば凛が反対するのは当然。
しかし、圭吾は自分も友だちと同じように山に登り、大好きなカブトムシを捕まえたいという。
ほかならぬ幼なじみの息子ということもあり、その願いをかなえてあげたい歩は、MMTの山岳外来を受診したらどうかと提案する。
MMTに新たに加わった江森岳人（大森南朋）が、圭吾を診察。
検査の結果、江森はカテーテル手術をすれば運動も可能だと真吾たちに伝え、圭吾本人の意思を尊重した凛は手術を決断。それでも登山への不安がぬぐえない凛に、歩はMMTの自分が帯同すると申し出る。
無事に手術を終えた圭吾は、歩と玲とともに、いざ山へ。
ところが途中、軽装で入山した登山者から負傷したと連絡が入り、医師として見過ごすことができない歩は迷った末、すぐに戻るつもりで負傷者のもとへ急いだ。
その直後、子どもたちが遊んでいた山道にハチが出る。圭吾は、ハチに刺されてアナフィラキシーを発症し──。
