中日ドラゴンズと「土ドラ」がタッグを組んだドラマ『バントマン』のキャストとして、倉科カナさん、坂東彌十郎さん、平原テツさん、阿久津仁愛さん、石川瑠華さん、朝加真由美さん、モロ師岡さん、熊谷真実さん、和田雅成さん、生田俊平さんの出演が発表されました。
鈴木伸之さん主演、土ドラ『バントマン』(10月12日スタート!東海テレビ・フジテレビ系)。
ドラマは、野球哲学を交えて描くオリジナルストーリー。誰かの夢や願いを叶えるため、 バントマンたちはそれぞれが置かれた状況を野球のシチュエーションに例え、作戦を立てていきます。
鈴木さんが演じるのは、ドラゴンズのホームランバッターとして活躍するも、やがて戦力外通告を受ける元プロ野球選手・柳澤大翔。
<鈴木伸之主演『バントマン』放送!中日ドラゴンズ×土ドラが初タッグ!!犠牲を払って周囲をサポートする陰のヒーロー誕生>
「人生最高の日なんて、もう来ることはない…」 人が気づかないことに気づき、誰もが嫌がる業務をひっそりと行う、まるで犠牲心の塊のような会社員・根鈴華(倉科カナ)。
「社員の悩みは自分の悩み」をモットーに、困っている社員に手を差し伸べたいと究極の福利厚生を 考える企業の代表取締役・櫻田誠一郎(坂東彌十郎)。
ドラマは、野球哲学を交えて描くオリジナルストーリー。3人をつなぐキーワードは、“バントマン”――。
送りバント。自らが犠牲になって得点圏へランナーを進める野球の作戦のひとつ。 チームの勝利のために自身はひっそりとアウトになる、一見すると地味な役回りともいえます。
それは、学校や職場、家庭でも同じこと。夢の実現やゴール達成の裏に、たくさんの支えてくれた人たちの存在があります。野球でいえば、送りバントのような役回りをする人たちのおかげで、周りは幸せに導かれていき…。
櫻田は、「犠牲バントのように、誰かのためにチャンスを提供する“バントマン”になってほしい」と、大翔と華に声をかけます。
土ドラ『バントマン』は、10月12日(土)スタート!毎週土曜23時40分より、東海テレビ・フジテレビ系で放送されます。
<役どころ 紹介>
根鈴華(ねれい・はな/38)…倉科カナ
イニングナイングループ社 総務部の社員。子どものころに両親が離婚。女手ひとつで育てられ、大学まで卒業する。
自分より他人を優先させてしまう性格のため、「華のためになると思うの」と、何かと世話を焼く母親に言われるがままの人生を送ってきた。
新卒で大企業のイニングナイングループに入社。社会人として明るい未来を夢見て懸命に働くも、優秀な同期たちとの競争になじめず、次第に目立たないポジションに落ち着いてしまう。
「人生最高の日なんて、来ない」とあきらめの日々を送っていたが、ある日突然、社長の櫻田から辞令が下り…。
<倉科カナ コメント>
台本を読んだとき、ヒューマンドラマでありつつ野球の面白さもあって、今までにないドラマだなと思いました。
私が演じる根鈴華は、誰かを支えることに幸せを感じるという、他者の気持ちを汲(く)むことに長けた女性です。
また、登場人物全員がとても個性的で撮影がとても楽しかったです。それぞれいろんな悩みを抱えているのですが、悩みにも個性があり、きっとみなさんも共感できるところがあると思います。
野球のドラマに出演するのは初めてです。この作品がきっかけで、プライベートでも野球を見たりしています。バントは好きですね。いろんなことを考えたうえで、相手を送り出すために犠牲になる…すごく魅力的だと思います。
守備も好きです。守備の仕方とかを見ていると 一人ひとり違って、そんなところも面白いなと思います。
ドラマでは、登場人物のいろんな悩みを陰ながらサポートしていきます。その悩みを野球に例えて解決していくところが、今までにないですし、新しいジャンルのドラマです。
そのハチャメチャさがすごく面白くて、それでいてすごく泣けて…このドラマをご覧いただいて「明日も頑張ろう!」と思っていただけたら、うれしいです。
櫻田誠一郎(さくらだ・せいいちろう/65)…坂東彌十郎
イニングナイングループ社代表取締役。インターネット関連サービスからアパレル、エンターテインメントなど 多岐にわたって事業を手がけ、3万人の社員を抱える。
「社員の悩みは社長の悩み」がモットー。一人でも多くの社員の悩みを和らげたいと考え出したのが、社内でもほとんど知られていない究極の福利厚生組織だった…。
野球の知識、哲学、名言、などすべてにおいて精通している野球オタク。野球の哲学は、人生にもそのまま通じると考えている。トライアウトには、毎年、必ず顔を出している。
<坂東彌十郎 コメント>
『バントマン』というタイトルを聞いたときに、頭の中にポンポンってクエスチョンマークが浮かびました。監督に話をうかがって、珍しい作品だなと思いました。
櫻田誠一郎は、ただただ「野球少年」です。子どものころから野球が好きで、会社も持って自分の人生もあるのに、すべてを野球に置き換えて考えている。人のため社員のため頑張ろうという気持ちの底に、野球少年がいることに共感を持ちました。
好きな野球チームは、我々の年代は、読売ジャイアンツです。『バントマン』に出演していて申し訳ないのですが、父の代からファンでした。王さんと長嶋さんはもちろんですが、僕はセカンドを守っていた土井正三さんが好きで。
それが今回の『バントマン』にも何かつながるような気がして、演じていてうれしかったですね。
僕自身も野球少年で、小学生のときに友だちとチームを作ったら、父が全員分のユニホームを作ってくれました。歌舞伎俳優の中にも野球が好きな方が多くて、僕はいくつものチームをかけ持ちしていました。
ポジションはファースト、たまにピッチャーもしました。 中日ドラゴンズでは、僕らの世代でいうと星野仙一さんが好きですね。今年は、中田翔選手が入団したのが、すごく興味があります。
櫻田が作ったチームがいい活躍をするんですね。とてもいいヒューマンドラマです。 プロ野球に限らず、もっと野球を楽しんで、応援していきましょう。
僕もスーツを着てですけれども、バントをしているシーンがあるので、ぜひそこもご覧ください。
藤堂俊介(とうどう・しゅんすけ/45)…平原テツ
イニングナイングループ社 社長室所属。
ムードメーカー。最年長ということもあり、吉岡や梶間に対し上から目線で指示を出すが、よく失敗する。が、許されてしまう性格の持ち主。どうやらバツイチらしい。
吉岡葉留樹(よしおか・はるき/25)…阿久津仁愛
イニングナイングループ社 社長室所属。
一番冷静。さわやかで女性ウケがいい。よくミスをする藤堂をさりげなくサポートするなど、チームの縁の下の力持ち的存在。大翔に対して、尊敬の念を抱いて いる。
梶間響子(かじま・きょうこ/23)…石川瑠華
イニングナイングループ社 社長室所属。
最年少。データ収集に長け、スコアラーとして活躍。誰に対しても物怖じせず、 歯に衣を着せない発言で周りをヒヤヒヤさせることもある。野球知識は他の追随を許さない。スワローズファン。
柳澤絵里子(やなぎさわ・えりこ/66)…朝加真由美
大翔の母。
大翔の一番のファン。 経営している喫茶店の店内は、大翔の記事やグッズであふれている。大翔の妻・千尋が亡くなったあとは、直斗の面倒も見ている。 店では、さまざまな名古屋めしを出すが、一番人気は鉄板ナポリタン。
柳澤大喜(やなぎさわ・だいき/66)…モロ師岡
大翔の父。
無口で頑固な性格で、元高校球児。高校時代の大翔のプレーをめぐって衝突した過去があり、以来、大翔とは少し気まずい関係が続いている。今は直斗の野球の練習に付き合うのがひそかな楽しみ。
柳澤直斗(やなぎさわ・なおと/9)…小山蒼海
大翔の一人息子。
名古屋の少年野球チームに所属している。プロ野球選手として活躍していた父・大翔のことを誇りに思っている。幼いながらも、大翔と違ってしっかりした性格。
根鈴霞(ねれい・かすみ/64)…熊谷真実
華の母。
長年、定食屋さんを営んでいたが、コロナ禍により閉店した。華との関係は、うまくいっていると思っている。
真鍋義信(まなべ・よしのぶ/27)…和田雅成
元中日ドラゴンズ選手で大翔の後輩。
育成契約だったため、背番号は219。大翔が一番かわいがっており、なんでも相談できるよき後輩。大翔と同じタイミングで戦力外通告を受ける。ヒーローだった大翔に憧れると同時に、少し嫉妬もしている。
七海真矢(ななみ・しんや/20)…生田俊平
中日ドラゴンズ選手。
新人王を獲得した、中日ドラゴンズの期待のルーキー。背番号は0。彼の活躍もあり、ドラゴンズは若返りを決断、大翔は戦力外となった。
末松透子(すえまつ・とうこ/40)…福田ユミ
イニングナイングループ社 社長秘書。
優秀で常識人。野球好きで、型破りな櫻田に振り回されながらも、しっかり支えている。
相関図
<ストーリー>
「本日のヒーローインタビューは、 決勝打がプロ初打席、初ホームランとなりました、柳澤大翔選手です!」。
「ありがとうございます。俺は、中日ドラゴンズが大好きです!」。
鮮烈デビューから14年、ドラゴンズのホームランバッターとして活躍するも、ケガやスランプで鳴かず飛ばずの日々を送っていた柳澤大翔(鈴木伸之)。その年のオフに待っていたのは、まさかの戦力外通告だった。
妻が他界して以来、シングルファザーとして育ててきた、息子・直斗(小山蒼海)には、戦力外になったことを伝えていなかった。
「いつ言うの?諦めない気持ちも大事、でも諦めることも大事」。 母・絵里子(朝加真由美)は、大翔の世界一のファンだった。大翔は、「次の球団が決まったら話すよ」と、真鍋(和田雅成)とともにトライアウトを受けることを決める。
イニングナイングループ社・総務部に勤める根鈴華(倉科カナ)は、ゴミ箱を片づけたり、冷蔵庫を整理したり…人が気づかないことに気づき、人の嫌がる仕事をするのが自分の役目だと信じ、地道にコツコツと働いていた。
人生最高の日が訪れることなんてない――。 そう思っていた華のもとに届いたのは、社長・櫻田誠一郎(坂東彌十郎)からの、社長秘書室への異動辞令だった。
トライアウト後、オファーを待つ大翔のもとに、一本の電話がかかる。電話の主は、イニングナイングループ社の櫻田誠一郎だった。
「ぜひ、柳澤選手と契約を交わしたい」。球団からのオファーではなく、半信半疑の大翔だったが、野球ができるならと契約交渉の場に臨む。その場には、なぜか華の姿もあり…。
しかし、櫻田からの提案は「困っている社員にバントのように手を差し伸べ、次のステップへ送り出す“バントマン”になってほしい」というものだった。
センター藤堂(平原テツ)、セカンド吉岡(阿久津仁愛)、ライト梶間(石川瑠華)。
櫻田の思いに賛同したメンバーが、すでにバントマンとして人知れず3万人の社員たちに寄り添っていて…。
<番組概要>
『バントマン』(全11回 予定)
放送日時: 10月12日(土)スタート!毎週土曜23時40分~
出演:
鈴木伸之 倉科カナ 平原テツ 阿久津仁愛 石川瑠華 和田雅成 熊谷真実/朝加真由美 モロ師岡/坂東彌十郎
音楽:斎木達彦
『#コールドゲーム』(2021年/東海テレビ・フジテレビ系) 、『金田一少年の事件簿』(2022年/日本テレビ)、『VIVANT』(2023年/TBS)、 映画『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2023年) ほか
脚本:矢島弘一
『毒島ゆり子のせきらら日記』(2016年/TBS ※向田邦子賞)、『八月の夜はバッティングセンターで。』(2021年/テレビ東京)、『風よ あらしよ』(2022年/NHK)、『やさしい猫』(2023年/NHK) 、映画『六人の嘘つきな大学生』(11月22日公開予定)
演出:
千葉行利
『ミヤコが京都にやって来た!』(2021年/朝日放送 ※東京ドラマアワード 2021 ローカル・ドラマ賞)、『隕石家族』(2020年/東海テレビ・フジテレビ系)、『#コールドゲーム』(2021年/東海テレビ・フジテレビ系)
丸谷俊平
『俺の話は長い』(2019年/日本テレビ)『コタツがない家』(2023年/日本テレビ)『ハコヅメ〜たたかう交番女子!〜』(2021年/日本テレビ)
企画:市野直親(東海テレビ)
プロデューサー:遠山圭介(東海テレビ)、 馬場三輝 (ケイファクトリー)
(敬称略)
制作協力:ケイファクトリー
制作:東海テレビ