10月期月9ドラマ枠で、鈴鹿央士さんと松本穂香さんがW主演を務める『嘘解(うそと)きレトリック』を放送することが決定。
本作は“やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵”と“ウソを聞き分ける奇妙な能力者”の異色コンビが「ウソ」と「マコト」が入り交じる綾糸のごとき難事件を解決していくレトロモダン路地裏探偵活劇。
鈴鹿さんは、今作でGP帯連ドラ初主演および月9ドラマ初出演にして初主演。松本さんは、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年)以来、8年ぶりの月9ドラマ出演で、『JOKER×FACE』(2019年)以来のフジテレビ連続ドラマ主演および、初の月9主演を務めます。鈴鹿さんと松本さんは、今作で初共演となります。
『嘘解きレトリック』は、『別冊花とゆめ』(白泉社)で、2012年から2018年まで連載されていた都戸利津(みやこ・りつ)さんの同名コミックが原作。
全10巻で完結している同コミックは、累計発行部数100万部の人気作品で、原作ファンの間では、実写化を望む声も多くありました。
このたび、『ガリレオ』シリーズ(2007年~2022年)の演出・西谷弘監督と鈴木吉弘プロデューサーがタッグを組み、月9ドラマ枠で実写化することが決定。
貧乏探偵&奇妙な能力者という異色コンビによるレトロ・ミステリーが誕生します。
物語の舞台は、昭和初期の九十九夜町(つくもやちょう)。生まれ育った故郷の村を出た浦部鹿乃子(うらべ・かのこ/松本穂香)は、空腹で行き倒れたところを貧乏探偵の祝左右馬(いわい・そうま/鈴鹿央士)に助けられます。
鹿乃子は“人のウソが聞き分けられる能力”をもち、そのために人々から疎まれてきましたが、左右馬はその能力を「探偵として素晴らしく便利」と言い、行くあてのない彼女を探偵助手として受け入れて…。
<役どころ紹介>
鈴鹿さんが演じるのは、借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬。
「祝探偵事務所」を営むも、家賃も払えず、日々、行きつけの小料理屋さんでタダ飯を食べさせてもらうほどの貧乏暮らしながら、推理とハッタリの能力に長けた人物。
左右馬が偶然出会った鹿乃子は「ウソが聞き分けられる」能力をもち、そのことで周囲から気味悪がられていました。しかし、左右馬はそれを「便利」だと言い「たくさんの人の力になれる!そしてたくさんのお金が稼げる!」と、鹿乃子を探偵助手として誘います。
左右馬は、鹿乃子の能力だけでは分からない、人がウソをつく理由まで考慮して推理。二人は、互いの足りない部分を補い合いながら難事件を解決していきます。
その浦部鹿乃子を松本穂香さんが演じます。
物心ついたころからある、その能力のせいで故郷の村人から気味悪がられ、追われるように村を出ます。孤独な思いを抱えてきた鹿乃子がやってきたのは、九十九夜町。鹿乃子が空腹で行き倒れていると、そこに現れたのは祝左右馬(鈴鹿)。
自分のことを誰も知らない場所で、力を隠して生きようと決めた鹿乃子でしたが、助けてくれた左右馬の言葉にはウソがなく、そして心地よさも感じ、誰かのために力を生かすことができるのかもしれない…と左右馬の探偵助手になり、自分の居場所を探していきます。
初回放送日は、ミステリー小説の先駆者である小説家・エドガー・アラン・ポーが亡くなった日で、「ミステリー記念日」に制定されている、10月7日(月)に決定!
人のいるところには“ウソ”がある――。何がウソで何が真実か、貧乏だが卓越した推理力を持つ左右馬と、人のウソがわかる能力に翻弄(ほんろう)されてきた鹿乃子が、ともに数々の難事件に立ち向かう、令和に描かれるレトロモダン路地裏探偵活劇。
『嘘解きレトリック』は、10月7日(月)スタート!毎週月曜21時より、フジテレビで放送されます(初回15分拡大)。
<原作者・都戸利津 コメント>
和洋の文化が混ざり合ったレトロモダンな舞台、着物に眼鏡、探偵とご飯…自分の好きなもの見たいものをたくさん描いた作品なので、映像としてそれらが見られるのを楽しみにしています。重要な要素でありながら、漫画でははっきり表現できなかった“音”も。
今こちらに伝わっているドラマ制作陣の熱意が実を結び、ご覧いただくみなさんに楽しんでもらえますように。
<鈴鹿央士 コメント>
――オファーを受けたときは、どう思いましたか?
月9にいつか出られる日が来るといいなと思っていたのですが、まさかこんなに早く、しかも主演で出させていただけるとは思っていませんでした。
そして、原作がとても面白いです。僕が演じる祝左右馬というキャラクターが魅力的な人間で、いまから撮影が楽しみです。この機会に感謝して全力で臨みたいです。
――原作、台本を読んだ印象は?
人のウソがわかる鹿乃子と、推理とハッタリに長けた左右馬や登場人物たちに個性があって面白いです。そして、物語の伏線や構成にも惹(ひ)きつけられました。
推理して事件を解決していく面白さもありますが、「信用」や「信頼」など、人と向き合うなかで大切なことが描かれています。僕自身考えさせられることもたくさんあり、いい作品だなぁと思います。
――月9初主演となります。意気込みを聞かせてください。
前クールで、『海のはじまり』という本当にすてきな作品を作られていますし、今でも語り継がれる名作を残してきた枠なので、背筋が伸びる思いです。心強いスタッフ・キャストのみなさまと一緒に楽しみながら、いい雰囲気で作品作りをしていきたいです。
――今作で初共演となる松本穂香さんの印象は?
先日は舞台を観させていただきました。テレビや映画でもたくさん拝見していて、多彩な方だなという印象があります。リハーサルや取材でお話しをしていくなかで、とても落ち着いていて、やさしい言葉がたくさん出てくる方だなと思いました。
作中では、僕が引っ張っていく役だと思うので、いろいろお話しながら楽しんで撮影できたらいいなと思っています。よろしくお願いします。
――演じるうえで心がけようとしていることはありますか?
普段の過ごしている姿や推理のときの姿、左右馬の軽快さが作品のテイストに大きく関わってくると思うので、そこを大切に演じていきたいなと思っています。
そして、左右馬のセリフには考えさせられ、心が動く瞬間が僕自身読んでいてあるので、丁寧に演じていきたいです。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
時代設定も昭和初期だったりと、今までの月9にはないようなものになっています。和と洋の文化が混ざり合う、昭和初期特有の服装を再現するため、採寸をしてスーツを一から作っていただいたり、細かいところにもこだわりが詰まっています。
皆みなさまの月曜日に楽しみになるような作品を届けられるよう、チーム一丸となって頑張ります。お楽しみに~!!
<松本穂香 コメント>
――オファーを受けたときは、どう思いましたか?
びっくりしました。「あの月9にわたしが!?」というような感じで、思いもよらないお話だったので、正直ソワソワが止まりませんでした。と、同時に純粋にすごくうれしかったです。
――原作、台本を読んだ印象は?
人の繊細な部分がとても丁寧に描かれている作品だなと思いました。葛藤や苦しみもしっかりと伝わってくるんだけど、最後にはほっと笑顔になれる。根本的な人と人のつながりの温かさを感じられる物語だなという印象です。
――月9初主演となります。意気込みを聞かせてください。
月9初主演という響きに、正直ドキドキが止まりませんが、みなさんに楽しんでもらえるように精一杯頑張るのみです!現場のみなさんたちと穏やかに楽しく!それを心がけて、最後まで走りきりたいです。
――今作で初共演となる鈴鹿央士さんの印象は?
爽やかでふんわりとした、やさしい雰囲気をまとっていらっしゃる方だなという印象です。今回演じられる役とは対象的なイメージなので、鈴鹿さんが演じられる左右馬さんが、今から楽しみです!
――演じるうえで心がけようとしていることはありますか?
自分の個性を受け入れられなかった鹿乃子が、先生たちとの出会いによって少しずつ自分自身と向き合い、自分の道を見つけていく姿を丁寧に演じていけたらなと思っています。
原作に忠実に、漫画の鹿乃子たちを参考にさせていただきながら、ドラマでも、あのほんわかとした空気感を大切にしていきたいです。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
癒やしあり、笑いあり、ときどきキュン。そんなドラマにしていけたらいいなと思っています。みなさまに純粋に楽しんでいただける作品をお届けできるよう、精一杯頑張ります!
<鈴木吉弘(プロデュース)コメント>
都戸利津先生の原作漫画にはじめて出会ったとき、あまりの面白さに全10巻を一気に読みきってしまいました。
大正ロマンと昭和モダンの端境期という魅惑の時代設定のなかで、最高級のミステリーが展開する。まさにレトロとトリックが絶妙のバランスで溶け合う、華麗にして説得力のある物語(レトリック)なのです。
今回、この原作を鈴鹿央士さん、松本穂香さんという若々しい俳優たちと映像化できることになり、西谷弘監督の手によって、そこにどんな新しい世界が生まれていくのか、とてもワクワクしています。
繊細でやさしい役柄が似合うイメージがある鈴鹿央士さんですが、僕は彼がふと見せる芯の強い表情がとても好きです。本作の主人公の探偵も、ひょうひょうとしながらも、ときに人としての器の大きさや、強さを見せる“頼れる男前”なので、鈴鹿さんに演じてもらえることが非常にうれしいです。
松本穂香さんの映像作品や舞台作品をこれまでも数多く見てきて、非常に幅広い表現力を持つすてきな俳優さんだと思っていました。原作のイメージにぴったりで、松本さんの演じる鹿乃子のイキイキとした様子が、もう目の前に浮かんでいます。
昭和初期を舞台とする本格ミステリードラマであり、極上のラブストーリーでもある『嘘解きレトリック』。長い月9の歴史の中で一度も見たことのない、未知の世界観のドラマがはじまります。
『ガリレオ』シリーズを一緒に作ってきた信頼する監督やスタッフたちと、唯一無二の新鮮な魅力にあふれるドラマを作っていきたいと思います。どうぞご期待ください!
<番組概要>
『嘘解きレトリック』
放送日時:
10月7日(月)スタート!毎週月曜21時~
※初回15分拡大
出演:鈴鹿央士、松本穂香 ほか
原作:都戸利津『嘘解きレトリック』(白泉社・花とゆめコミックス)
脚本:武石栞、村田こけし、大口幸子
演出:
西谷弘(『ガリレオ』シリーズ、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』、『あなたがしてくれなくても』、『シャーロック』ほか)
永山耕三(『シャーロック』、『モンテ・クリスト伯−華麗なる復讐−』、『人は見た目が100パーセント』ほか)
鈴木雅之(『マスカレードホテル』シリーズ、『HERO』シリーズほか)
プロデュース:
鈴木吉弘(『ガリレオ』シリーズ、『この素晴らしき世界』、『電車男』ほか)
狩野雄太(『366日』、『知ってるワイフ』、『スタンドUPスタート』ほか)
(敬称略)
制作協力:AOI Pro.
制作・著作:フジテレビ
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/usotoki/
公式X:https://x.com/usotoki_fujitv
公式Instagram:https://www.instagram.com/usotoki_fujitv/