ドラマで初共演した奥野壮さんと豊田裕大さんが、現場で感じたお互いの役者としての魅力やお互いの顔の好きなパーツについて語りました。
奥野壮さんは、2018年にデビュー後、『下剋上球児』(TBS)、『好きやねんけどどうやろか』(読売テレビ)、『約束~16年目の真実~』(読売テレビ・日本テレビ系)、など話題作に出演。11年習っていたというクラシックバレエで培った表現力で硬軟さまざまな役柄を演じ分け注目を集めています。
豊田裕大さんは、2019年にメンズノンノの専属モデルとなり、その後2021年に俳優デビュー。『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(朝日放送テレビ)、映画『銀河鉄道の父』(2023年)などに出演。2024年は『ハムレット』で舞台に初挑戦し、活躍の場を広げています。
現在フジテレビで放送中、FODで配信中のBLドラマ『コスメティック・プレイラバー』で共演している2人にインタビュー。お互いの顔の好きなパーツ、お互いに役者として好きなところ、現場の“好き”、今本気になっていることについて聞きました。
<【インタビュー前編】奥野壮「僕がいてキュンキュンしないはずがない」人気BL漫画の実写化で共演の豊田裕大も思わず「可愛い」と思った瞬間を語る>
奥野壮&豊田裕大 2人の唯一(?)の共通点は…
──『コスメティック・プレイラバー』で初共演のお2人ですが、共通点はありますか?
奥野:結構違うよね。お芝居への向き合い方も、制作発表への向き合い方も違ったし。
豊田:ははは(笑)。そうだったね。
奥野:僕は制作発表とか緊張しないんです。でも裕大くんは「緊張する」って言っていて。そういう一つずつのことがみんな違いました。
いろいろ知るたびに「あ、また違う」って(笑)。一緒なことあるのかな?
豊田:ないかもしれない。だからこそ発見があって楽しいんですけど。
でも、「お芝居を一生懸命やっている」っていうのは共通点じゃない?
奥野:そうだ、好きなもの一緒だね。
奥野壮&豊田裕大が語るお互いの役者としての魅力
──めざましmediaの「“好き”でつながる」というキャッチコピーにかけて、お互いの顔の好きなパーツを教えてください。
豊田:目です。ドラマの撮影中も、今日も取材を受けながら思いましたが、奥野くんの目ってすごく光が集まる目をしているんですよね。
奥野:僕“キュンキュンの塊”だから(笑)。
豊田:光が反射してるのか、すごく光っていて。2次元とか、アニメのキャラクターみたいな光り方をするので、それがうらやましいし、すごく好きです。僕は逆に光がないから(笑)。
奥野:ないですね(笑)。
豊田:だからいいなって思います。
奥野:でも僕は、裕大くんの目はすごく特徴的で好きです。眉毛も含めて、ステキな目をしてるなと思っていて。
あんまりこういう目をしている方っていなくないですか?シャンッ!キラッ!みたいな(笑)。
豊田:え~(笑)。
奥野:うまく言葉にできないんですけど…切れ長でクールなのに、目力があるから、吸い込まれそうな瞳だなと思います。
豊田:うれしい、ありがとう。
──2人はすごくよく目を合わせていますね。近距離で見つめ合うと恥ずかしくて笑ってしまう人も多いですが、そういうことはないのでしょうか?
豊田:「なんか笑っちゃう」ってこと最初からなかったよね。
奥野:全然なかったですね。なんでだろう…。
豊田:仕事をするうえで、すごく信頼できる人だからかな。
奥野:うれしい!
──お互いに役者として“好き”なところは?
奥野:存在です。なんと説明したらいいか…裕大くんはお芝居のテクニックとかでははかり知れないものを持っているんです。人間力というか。
豊田:うれしいなぁ。
奥野:お芝居が上手とかそういうこととは違う、数値化できない魅力があって。裕大くんが何かをするときに「何するの?」となんか分からないけど目で追っちゃう感じ。それって役者としてすごく大事なことですよね。不思議な魅力を感じます。
──これまで、出演作を見たことはありましたか?
奥野:申し訳ないんですけど、見たことがありませんでした。でも、周りに知り合いが何人かいて、「裕大いいよ」と言われていたんです。今回初めてお芝居を近くで見て、その勝手に上げられたハードルも超える“良さ”を感じて。すごく惹かれました。
豊田:うれしいですね。僕は、映画『Gメン』に出ているのを見ていたので、正直、お芝居するのが怖いなと思っていました(笑)。
奥野:あれは、ちょっと嫌な役だったからね(笑)。
豊田:でも、実際にお会いして、話してみたらすごくステキな人で。2人だけの空間で濃密に話す機会もあったので、それがよかったなと思っています。
…奥野くんの魅力はたくさんあるんです。お芝居のことも、それ以外のことも、根拠のない自信みたいなものを常に持っていて、それはすごく魅力的だなと思うし。普段はクールなのに、お芝居になるとちゃんとスイッチが入って可愛くなるし。お芝居に対して誰よりも真剣に向き合っている感じもすごくステキだなと思っています。
奥野:ありがとうございます。
奥野壮 思っていたものとは違う芝居が生まれる瞬間が“好き”
──映画、ドラマ、舞台など現場の“好き”な瞬間やモノ、コトはありますか?
奥野:想定していたものと違うお芝居が、生まれる瞬間は好きです。
台本を読むときに「どんなお芝居になるんだろう」と想定していくんですけど、現場に入るといつも全然違うものになるんですよね。それが面白くて、お芝居をしていて楽しい瞬間です。
あとは、衣装に着替えて、メイクをしてもらって、その役になる瞬間は気持ちがいいですね。違う自分になれた感覚で、「よし、今日も頑張ろう♪」って、スイッチが入ります。
豊田:さっきクールって言いましたけど、今日はお茶目さを出してますね(笑)。
──豊田さんはいかがですか?
豊田:最近自分の「お芝居やるぞ」とスイッチが入る瞬間が分かってきて。「今、スイッチ入ってるな」と気づく瞬間は好きですね。
決まったタイミングは特にないのですが、だいたいテスト(リハーサル)くらいから没入していく感じがあって。何も考えずにいい表現ができたり、相手のことをちゃんと感じることができたときは、すごく楽しいです。
あとは、ケータリングは好きだよね。
奥野:みんな好きですね。
──特に好きなケータリングは?
奥野:冬の味噌汁!しみますね。
豊田:コーヒーショップが来てくれて、カフェラテとか入れてくれるとテンション上がる!
奥野:分かる!
──『コスメティック・プレイラバー』の劇中、「本気」という言葉がキーワードになっています。2人が今、本気になっていることはありますか?
奥野:ゴルフはかなりの頻度で行っていて、ハマっていますね。ただ、この間ゴルフ場に行ったら暑すぎて…夏は一旦行くのやめようと思いました(笑)。42度ってすごくないですか?
豊田:うわ、42度はつらい。
奥野:夏は打ちっぱなしで我慢して、涼しくなったらまたゴルフ場に行こうと思います。裕大くんが本気になってることは?
豊田:僕は食事。美味しいもの食べるのが本当に好きなので。
奥野:言ってましたね。
豊田:だから、美味しいものめぐりは本気です。
──最近一番美味しかったものは?
豊田:紅ショウガがたっぷり入ったお好み焼きですね。
奥野:うわ、いいなぁ!
豊田:あっさりしていて、おつまみにもなるし最高でした。
あと、この前奥野くんが紹介してくれた焼肉にも行ってきたんです。あのお店も美味しかった。今度は一緒に行きたいよね。
奥野:絶対に行こう!
撮影:河井彩美
【奥野壮】
ヘアメイク:牧野裕大
スタイリスト:鍛冶古翔三
【豊田裕大】
ヘアメイク:速水昭仁
スタイリスト:杉浦優